1. 企業情報
企業名: 株式会社ブイキューブ
事業内容:
ブイキューブは、企業向けにビジュアルコミュニケーションサービスを提供するテクノロジー企業です。主力製品は、クラウド型Web会議サービス「V-CUBE Meeting」、オンラインセミナー配信「V-CUBE Seminar」、学習管理システム「V-CUBE Learning」など。さらに、Zoomの販売代理や、遠隔医療・教育・イベントDX(デジタルトランスフォーメーション)、防音型個室ブース「Telecube」なども展開しています。
設立: 2000年2月18日
本社: 東京都港区白金1-17-3
従業員数: 372名
平均年収: 614万円
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界内ポジション: 国内Web会議・コミュニケーションツール市場のパイオニア的存在。コロナ禍以降、リモートワークやオンライン会議需要の高まりを背景に事業拡大。
- 競争優位性・課題: 独自サービスのほか、Zoom等の外部サービスも取り扱うことで幅広い顧客層に対応可能。一方で、Microsoft TeamsやGoogle Meetなど大手IT企業との競争が激化。イベントDX事業では製薬業界の講演会市場縮小の影響を受けている。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営ビジョン: 「あらゆるコミュニケーションをDXで変革する」ことを掲げ、企業・教育・医療・イベントの各分野でDXを推進。
- 中期経営計画・重点分野: 直近の決算短信では中期経営計画の進捗に関する詳細な記載はなし。現状、エンタープライズDX・イベントDX・サードプレイスDXの3事業セグメントを軸に収益拡大を目指している。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: サブスクリプション型(クラウドサービス)、ライセンス販売、イベント運営、個室ブース販売等の多様な収益源を持つ。
- 市場ニーズへの適応力: リモートワーク定着で一定の需要は維持されるが、イベントDX事業は市場縮小、サードプレイスDX事業は需要一巡の兆しあり。今後は新たな市場開拓やサービス拡充がカギ。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発動向: 自社開発のV-CUBEシリーズを中心に、外部サービス(Zoom等)との連携、SDK提供(Agora)、スマートグラス(Realwear)など新技術導入も進行。
- 主力製品・サービス:
- V-CUBE Meeting/Seminar/Learning
- Telecube(防音型個室ブース)
- イベントDX関連プラットフォーム(EventInなど)
6. 株価の評価
- PER(会社予想): 41.73倍(業界平均23.2倍より高い)
- PBR(実績): 6.50倍(業界平均2.3倍より高い)
- EPS(会社予想): 3.93円
- BPS(実績): 25.25円
- 株価: 164円
バリュエーション
- 業界平均と比較するとPER・PBRともに割高な水準。
- 直近は赤字が続いており、利益成長の回復が課題。
7. テクニカル分析
- 株価推移: 直近10日間で高値(185円)から下落傾向。直近終値は164円。
年初来高値254円、安値133円。
– 移動平均: 50日移動平均:174.18円
200日移動平均:206.90円
現在株価は両移動平均を下回っており、安値圏に位置。
8. 財務諸表分析
- 売上高: 2024年12月期(予想)10,000百万円(前年比+4.4%)
- 利益: 2023年、2024年ともに営業損失・純損失が継続。2025年1Qも赤字。
- キャッシュフロー: 直近四半期現金残高709百万円。総負債7,520百万円と財務レバレッジが高い。
- ROE/ROA: ROE(実績):-243.83%、ROA(過去12か月):-5.68%と収益性は大きく低下。
- 自己資本比率: 1Q時点で5.9%と低水準。財務安全性に課題。
- 傾向: 2021年以降、売上高が減少傾向。利益面は赤字転落が続く。
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り: 0.00%(配当実績・予想なし)
- 配当性向: 0.00%
- 自社株買い: 自己株式保有あり(1.77%)だが、積極的な株主還元策は見られない。
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価モメンタム: 直近1年で高値254円→安値133円と下落基調。直近10日も下落トレンド。
- 信用取引動向: 信用買残が増加傾向(信用倍率6.63倍)。売り残は減少。
- 投資家関心: 主要株主は創業者・信託銀行等。機関投資家保有比率は10.98%。
11. 総評
ブイキューブは、Web会議・イベントDX・サードプレイスDXの3事業を柱とする企業で、コロナ禍以降のリモートワーク需要を背景に成長したものの、近年は市場環境の変化や競争激化、イベント市場縮小の影響で収益性が低下しています。直近決算でも赤字が継続し、自己資本比率の低下や財務レバレッジの上昇が見られ、財務面の健全性に課題があります。株価は下落基調で、配当も実施していません。今後は、収益性の回復と新たな成長分野の開拓が重要な課題となります。
本レポートは情報提供を目的とし、投資判断を推奨するものではありません。
企業情報
銘柄コード | 3681 |
企業名 | ブイキューブ |
URL | http://jp.vcube.com/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
関連情報
証券会社
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (2.0.0)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。
投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。
なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。