現在の株価の評価
- 株価: 650.0円
- EPS（会社予想）: 27.57円
- PER（会社予想）: 23.58倍
- 現在の株価に基づくPERは、業界平均の23.2倍とほぼ同水準であり、過大評価または過小評価されているとは言えない。
- BPS（実績）: 149.77円
- PBR（実績）: 4.34倍
- PBRは業界平均の2.3倍を大きく上回っており、株価が帳簿価値に対して高く評価されていることを示唆。
テクニカル分析
- 年初来高値: 819.0円
- 年初来安値: 505.0円
- 現在の株価650.0円は、年初来高値に対して約20.6%の下落を示しており、過去数ヶ月間のトレンドは下落傾向にある。
- 50日移動平均 (656.62円) に近い水準で推移しており、短期的にはサポートラインとして機能する可能性がある。
財務諸表分析
- 売上高: 5,192百万円（過去12か月）
- 営業利益: 1,651百万円
- 純利益: 1,144百万円
- 自己資本比率: 88.8%（非常に高い）
- ROE: 17.31%（良好な収益性を示す）
- 売上高は前年同期比で増加しており、収益性も安定している。
業界のポジションと市場シェア
- eBASEは、食品業界向けの商品情報管理ソフトを中心に、日用品や化学物質業界にも展開している。
- 業界内での競争力は高く、特に食品業界において強みを持つ。
経営戦略と重点分野
- 経営戦略として、パッケージソフトウェアの開発・販売とIT開発アウトソーシングビジネスを強化している。
- 特にeBASE事業に注力し、業界特化型のソリューション提供を進めている。
事業モデルの持続可能性
- 高い自己資本比率と安定した収益性から、事業モデルは持続可能であると考えられる。
- 競争が激しい市場環境においても、ニッチな市場に特化することで持続的な成長が期待できる。
技術革新と主力製品
- 主力製品である「eBASE」は、データ管理ソフトウェアとして業界特化型の機能を持ち、顧客ニーズに応じたソリューションを提供。
- 技術革新に対する取り組みも行われており、顧客の要求に応じた新機能の追加が期待される。
株主還元と配当方針
- 配当利回り（会社予想）: 2.12%
- 1株配当（会社予想）: 13.80円
- 配当政策は安定しており、利益の一部を株主に還元する姿勢が見られる。
株価モメンタムと投資家関心
- 信用倍率が107.97倍と高く、投資家の関心が高いことを示唆。
- 株価の動きはボラティリティがあり、特に最近の下落が投資家の心理に影響を与えている可能性がある。
総評
eBASE株式会社は、安定した財務基盤と高い自己資本比率を持つ企業であり、特に食品業界において強みを発揮しています。現在の株価は業界平均と比較して過大評価されている可能性がありますが、持続可能な事業モデルと安定した収益性から、長期的な成長が期待されます。株主還元に対する姿勢も評価されるべきポイントです。
企業情報
| 銘柄コード | 3835 |
| 企業名 | eBASE |
| URL | http://www.ebase.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
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