決算説明：イーエムシステムズ（4820）

決算説明資料 2025年12月期 第1四半期

基本情報

• 企業概要:
  • 企業名: 株式会社EMシステムズ
  • 主要事業分野: 医療・介護
• 説明会情報:
  • 開催日時: 2025年5月15日
  • 参加対象: 個人投資家向け
• 報告期間: 2025年12月期 第1四半期
• セグメント:
  • 調剤システム事業
  • 医科システム事業
  • 介護/福祉システム事業

業績サマリー

• 主要指標:
  • 売上高: 6,714百万円 (前年同期比+20.5%)
  • EBITDA: 2,032百万円 (前年同期比+65.2%)
  • 営業利益: 1,533百万円 (前年同期比+112.8%)
  • 経常利益: 1,701百万円 (前年同期比+94.8%)
  • 純利益: 1,139百万円 (前年同期比+99.3%)
• 進捗状況:
  • 中間期業績予想を上方修正
• セグメント別状況:
  • 調剤システム事業: 売上高5,490百万円（前年同期比+20.2%）
  • 医科システム事業: 売上高831百万円（前年同期比+39.5%）
  • 介護/福祉システム事業: 売上高127百万円（前年同期比-8.1%）

業績の背景分析

• 業績概要:
  • スマレキwithReceptyの新規拡販とMAPsシリーズへのリプレイスにより、初期システム売上高が増加
  • 厚生行政(電子処方箋及びオンライン資格確認オプションソフト)の導入設置が当初想定よりも前倒し
  • 調剤セグメントの特定のシステムにおいて障害対応費用の引当金を計上したものの、厚生行政の売上高が増加したこと及び、前期に実施した減損により減価償却費が減少したことにより、前期比で増加
• 増減要因:
  • 売上高増加要因: スマレキwithReceptyの新規拡販、MAPsシリーズへのリプレイス、厚生行政関連の導入前倒し
  • 営業利益増加要因: 厚生行政関連の売上高増加、減価償却費の減少
  • 営業損失要因: 介護/福祉セグメントにおける費用先行
• リスク要因:
  • 特定のシステムにおける障害発生
  • Windows10のサポート終了
  • 自治体・医療機関等をつなぐ情報連携システム(Public Medical Hub:PMH)への対応

戦略と施策

• 現在の戦略:
  • シェア拡大によるオーガニックの成長を志向
  • 「医療DX令和ビジョン2030」に沿って研究開発を継続
• 進行中の施策:
  • 電子処方箋・オンライン資格確認関連のオプションの導入
  • MAPsシリーズへのリプレイス
  • 自社製品のリプレイス
• セグメント別施策:
  • 調剤システム事業: 「スマレキwithRecepty」の新規拡販、自社製品リプレイス、オンライン資格確認システム、電子処方箋、電子処方箋・オンライン資格確認オプションソフトの導入
  • 医科システム事業: 電子処方箋、オンライン資格確認システム、電子処方箋・オンライン資格確認オプションソフトの導入
  • 介護/福祉システム事業: 既存製品の戦略的リプレイス

将来予測と見通し

• 業績予想:
  • Q2業績見通し(修正後): 売上高11,927百万円、営業利益1,790百万円、経常利益2,140百万円、純利益1,445百万円
  • 業績予想上方修正の理由: 厚生行政関連の需要の早期集中
• 中長期計画:
  • 中期経営計画(FY2025~FY2027)
    • 2027年12月期目標: 売上高23,511百万円、営業利益4,031百万円
    • セグメント戦略: ウォレットシェア拡大、市場シェア拡大、黒字化の達成
    • 事業基盤の強化: 持続可能なシステム構築、人的資本経営の更なる推進、資本効率の改善
  • ROE目標: 中期経営計画終了時17%

配当と株主還元

• 配当方針: 中間配当・期末配当ともに、前回発表の予想から変更せず据え置き
• 配当実績:
  • 2023年12月期: 35円

製品やサービス

• 製品:
  • 調剤システム
  • 医科システム
  • 介護/福祉システム
• サービス:
  • 電子処方箋サービス
  • オンライン資格確認サービス
  • MAPsシリーズ

重要な注記

• リスク要因:
  • 調剤セグメントの特定システムにおける障害発生
  • 電子処方箋やオンライン資格確認関連オプションの導入
  • Windows10のサポート終了
  • 自治体・医療機関等をつなぐ情報連携システム(Public Medical Hub:PMH)への対応
• その他:
  • 2024年12月16日に自己株式の消却を実施
  • M&Aを積極的に実施
  • 2025年1月より事業組織体系を変更
  • 2025年3月31日現在、当社シェアは調剤43.9%、医科3.6%、介護/福祉4.8%

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