1. 企業情報
企業名: 日建工学株式会社
概要: 日建工学は日本の企業で、波浪吸収ブロックの製造販売を主要事業としています。防波ブロック、海岸護岸ブロック、河川防災・環境保護ブロックを提供しています。また、自然石や土木シート製品も提供しています。インフラ、交通、観光、土木工事、政府および建設コンサルタントにサービスを提供しています。
事業内容:
- 連結事業: 型枠貸与32、製品販売68
設立年月日: 1964年3月25日
代表者名: 皆川 曜児
従業員数: 139人
平均年齢: 52.7歳
平均年収: 5,120千円
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内での競争優位性: 技術開発型で多数の特許を保有しており、景観・環境事業、消波ブロック、土木シートが3本柱となっています。
課題: 官公庁依存が高い。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣が掲げるビジョンや戦略: 防災・減災に適応する製品・工法を提供し、持続可能な社会の実現に貢献できる企業を目指す。
中期経営計画の具体的な施策や重点分野: 既存事業の成長モデル再生を進めていく。
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデルや市場ニーズの変化への適応力: 公共投資が底堅く推移すると予想されており、防災・減災対策事業は持続的に必要とされる。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向や独自性: 技術開発型で多数の特許を保有。
収益を牽引している製品やサービス: 景観・環境事業、消波ブロック、土木シート。
6. 株価の評価
EPSやBPSに基づく計算:
- EPS（会社予想）: 131.71
- BPS（実績）: 2,520.69
現在の株価との比較: 株価は1,389円で、EPSを考慮するとPERは約10.55倍となっています。
7. テクニカル分析
株価推移: 直近10日間の株価は1,374円から1,400円の間で推移しています。50日移動平均は1,394.26円、200日移動平均は1,356.12円です。
現在の株価の高値圏か安値圏か: 52週高値は1,588円、52週安値は1,274円です。現在の株価は52週高値から9.09%下落しています。
8. 財務諸表分析
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価:
- 売上高（過去12か月）: 5.51B円
- 利益率: 5.13%
- 営業利益率: 6.2%
- ROE（実績）: 6.30%
- ROA（実績）: 3.15%
- キャッシュフロー（過去12か月）: 94M円
過去数年分の傾向がわかる場合、比較する:
売上高は前期比10.9%減、営業利益は17.1%増、経常利益は3.3%増、親会社株主に帰属する当期純利益は0.4%減。
9. 株主還元と配当方針
配当利回りや配当性向の分析:
- 配当利回り（会社予想）: 2.16%
- 配当性向: 21.11%
自社株買いなどの株主還元策: 自社株買いは行われていない。
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向（上昇・下降の勢い）: 直近10日間の株価は1,374円から1,400円の間で推移しており、上昇・下降の勢いは緩やかです。
株価への影響を与える要因: 物価上昇、アメリカの政策動向、金融資本市場の変動等の影響。
11. 総評
各分析結果を簡潔にまとめ、全体的な見解を整理:
日建工学は技術開発型で多数の特許を保有し、防災・減災対策事業に強みを持つ企業です。中期経営計画では既存事業の成長モデル再生を掲げています。財務面ではROEとROAが健全で、株価は52週高値から9%下落しており、投資家関心は比較的低調です。配当性向は21%と適度で、株主還元は積極的です。市場動向は公共投資の底堅さを予想しており、防災・減災対策事業の需要は持続的と予想されます。
企業情報
| 銘柄コード | 9767 |
| 企業名 | 日建工学 |
| URL | http://www.nikken-kogaku.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
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