1. 企業情報
企業名: システム ディ (System D Inc.)
概要:
システム ディは日本のソフトウェア開発会社で、業種に特化したパッケージソフトウェア製品を開発・販売しています。主な事業分野は学校、ウェルネス、公教育、公共会計ソリューションです。また、ソフトエンジニアリングサービスやクラウドサービスも提供しています。旧社名は現代工房社でした。
事業内容:
ソフトウェアの開発・販売。学校法人向けとスポーツクラブ向けが得意。自治体向けも開拓中。
設立年月日: 1982年4月28日
代表者名: 堂山 遼
従業員数: 283人
平均年齢: 37.6歳
平均年収: 5,880千円
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内での競争優位性や課題:
システム ディは特定業種に特化したソフトウェアを提供しており、特に教育分野でトップシェアを誇る「キャンパスプラン」シリーズが強みです。一方で、クラウドサービスの拡大に注力するなど、市場ニーズの変化への対応が課題となっています。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣が掲げるビジョンや戦略:
経営陣は、学園ソリューション、公教育ソリューション、公共団体向け公会計ソリューション、ウェルネスソリューション、ソフトエンジニアリング、保険薬局向け事業において、フロービジネスの拡大とストックビジネスの安定化を目指しています。
中期経営計画の具体的な施策や重点分野:
クラウドサービスの拡大と、業界トップシェアの「キャンパスプラン」シリーズの強化が重点分野です。
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデルや市場ニーズの変化への適応力:
システム ディの収益モデルは主にソフトウェアの販売とサービス提供に基づいています。市場ニーズの変化に対応するため、クラウドサービスの拡大に注力しています。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向や独自性:
技術革新は主にクラウドサービスの拡大に集中しており、業界内での競争力を維持するための重要な戦略となっています。
収益を牽引している製品やサービス:
主力製品は「キャンパスプラン」シリーズで、教育分野でトップシェアを誇っています。
6. 株価の評価
EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較:
Diluted EPSは86.78円で、株価2145円に対してP/E比率は24.67倍です。
7. テクニカル分析
株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か:
52週高値は2180円、52週安値は1257円。現在の株価は高値圏に近い。
8. 財務諸表分析
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価:
- 売上高: 過去12か月で47.1億円、前年比8.90%増。
- 利益: 営業利益9.14億円、経常利益9.14億円、親会社株主に帰属する中間純利益4.46億円。
- ROE: 過去12か月で13.79%。
- ROA: 過去12か月で8.73%。
過去数年分の傾向がわかる場合、比較する:
売上高、利益ともに増加傾向が続いています。
9. 株主還元と配当方針
配当利回りや配当性向の分析:
前年年間配当24.00円、予想年間配当54.00円。配当利回りは1.17%、配当性向は27.66%。
自社株買いなどの株主還元策:
自己株買いを実施しています。
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向（上昇・下降の勢い）:
直近10日間で株価は上昇傾向にあり、特に6月16日以降上昇が顕著です。
株価への影響を与える要因:
業績の好調さと、クラウドサービスの拡大への注力が主な要因となっています。
11. 総評
各分析結果を簡潔にまとめ、全体的な見解を整理:
システム ディは特定業種に特化したソフトウェアで業界トップシェアを誇る「キャンパスプラン」シリーズが強みです。経営陣はクラウドサービスの拡大とフロービジネスの拡大に注力しており、持続可能な成長が見込めます。財務面でも健全な状態を維持しており、株価も高値圏に近い。投資家からの関心も高く、将来性は高いと評価できます。
企業情報
| 銘柄コード | 3804 |
| 企業名 | システム ディ |
| URL | http://www.systemd.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
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