1. 企業情報
- 事業内容
ソースネクストは、IoT製品やソフトウェアの企画・開発・販売を主力とする企業です。主な製品は、AI自動通訳機「POCKETALK(ポケトーク)」、ウイルス対策ソフト「ZERO」、PDF編集ソフト「IKINARI PDF」など。PC用ソフトやIoT機器、スマートフォンアプリ、クラウドサービスなど幅広いラインナップを展開し、個人・法人向けに提供しています。販売チャネルは家電量販店、キャリアショップ、アプリストア、自社ECサイトなど多岐にわたります。
2. 業界のポジションと市場シェア
- 競争優位性
セキュリティソフト分野で一定のシェアを持ち、低価格帯・使いやすさを強みとしています。特に「ポケトーク」は自動通訳機市場で国内トップクラスの認知度を有し、インバウンド需要や法人需要を背景に拡大を目指しています。
– 課題
市場全体の競争激化(特に海外大手ベンダーや無料アプリとの競合)、IoT・AI分野の技術進化への対応、収益性の改善が課題となっています。
3. 経営戦略と重点分野
- ビジョン・戦略
「世界一のソフトウェアメーカー」を掲げ、IoT/AI領域への積極投資を継続。主力の「ポケトーク」シリーズの拡販、法人向け「ポケトーク ライブ通訳」サービスの展開、新規IoT製品の開発、既存ソフトウェア製品の販売強化を重点施策としています。
– 中期経営計画
具体的な数値目標や進捗状況は開示されていませんが、インバウンド需要や米国市場での成長を重要視しています。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル
ハードウェア(ポケトーク等)とソフトウェア(セキュリティ、PDF等)の販売が中心。サブスクリプションやクラウドサービス、法人向けサービス拡充も模索しています。
– 市場ニーズへの適応
インバウンド需要や多言語化ニーズ、リモートワーク拡大などの社会的変化に対応した製品開発を進めていますが、収益面での持続性には課題が残る状況です。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向
AI翻訳技術、IoT連携、クラウドサービスの強化に注力。独自のAI翻訳エンジンや音声認識技術を活用し、「ポケトーク」シリーズの機能拡充を図っています。
– 主力製品
– 「POCKETALK(ポケトーク)」:AI自動通訳機。インバウンド需要や法人の多言語対応に強み。
– 「ZERO」:低価格帯のウイルス対策ソフト。
– 「IKINARI PDF」:PDF編集・変換ソフト。
これらが売上の大部分を占めています。
6. 株価の評価
- PBR(実績):3.21倍(業界平均2.3倍より高い)
- PER(会社予想):未開示(赤字のため算出不可)
- BPS(実績):53.97円
- 株価/BPS:173.0円 ÷ 53.97円 ≒ 3.2倍
- EPS(実績):-28.65円(赤字)
- 評価
業績が赤字のためPERによる評価は不可。PBRは業界平均より高い水準です。
7. テクニカル分析
- 直近の株価推移
年初来高値:252円、年初来安値:153円
現在値(7/8):173円
– 移動平均線
50日移動平均:180.24円
200日移動平均:198.18円
– 位置づけ
株価は年初来安値圏に近く、移動平均線を下回る水準で推移。直近10日間も170円台前半での揉み合いが続いています。
8. 財務諸表分析
- 売上高
2025年3月期:11,455百万円(前期比1.1%増)
– 営業利益
2025年3月期:△3,480百万円(赤字幅拡大)
– 純利益
2025年3月期:△3,896百万円(赤字幅拡大)
– 営業キャッシュフロー
2025年3月期:△1,857百万円(マイナス幅拡大)
– ROE
-50.14%(大幅なマイナス)
-
ROA
-12.79%(マイナス)
– 自己資本比率
43.4%(前期48.0%から低下)
– 傾向
売上は横ばい~微増ですが、利益面は赤字幅が拡大し、財務の健全性もやや悪化傾向です。
9. 株主還元と配当方針
- 配当実績
2024年・2025年ともに無配(0円)、配当利回りも0%。
– 自社株買い
特に目立った実施なし。
– 配当性向
赤字のため配当性向は算出不可。
– 方針
収益改善を優先し、株主還元は当面抑制されている状況です。
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価変動傾向
直近1年で年初来高値252円から下落、年初来安値153円付近まで下落後、現在は170円台で推移。出来高は直近で増加傾向。
– 信用取引動向
信用買残はやや減少、信用倍率4.95倍と買いが優勢な状況。
– 影響要因
業績赤字の継続、成長戦略の進捗、インバウンド需要や米国市場での展開、為替や原材料コストなどが株価に影響。
11. 総評
- ソースネクストはAI通訳機「ポケトーク」等のIoT・ソフトウェア製品を主力とし、インバウンドや法人向け需要を取り込む戦略を展開しています。
- 直近の業績は売上横ばいながら赤字幅が拡大し、財務面・収益性の改善が課題となっています。
- 株価は年初来安値圏にあり、テクニカル的には下落基調。配当もなく、株主還元策は限定的です。
- 事業の成長性や収益性回復の進捗、海外展開や新規事業の成果が今後の注目ポイントとなります。
企業情報
銘柄コード | 4344 |
企業名 | ソースネクスト |
URL | http://www.sourcenext.com/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
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