決算短信：MORESCO（5018）

2025年２月期決算短信〔日本基準〕(連結)

基本情報

• 企業概要:
  • 企業名: 株式会社MORESCO
  • 主要事業分野: 特殊潤滑油、ホットメルト接着剤、素材などの化学品の製造・販売
  • 代表者名: 代表取締役社長 両角 元寿
• 報告概要:
  • 提出日: 2025年4月11日
  • 対象会計期間: 2024年3月1日～2025年2月28日（2025年2月期）
• セグメント:
  • 日本: 特殊潤滑油、ホットメルト接着剤、素材、その他（大型水処理装置など）の製造・販売
  • 中国: 特殊潤滑油、ホットメルト接着剤の製造・販売
  • 東南/南アジア: 特殊潤滑油、ホットメルト接着剤の製造・販売
  • 北米: 特殊潤滑油の製造・販売
• 発行済株式:
  • 発行済株式数: 9,696,500株（期末発行済株式数、自己株式を含む）
• 今後の予定:
  • 決算発表: 2025年4月11日（済み）
  • 株主総会: 2025年5月29日
  • IRイベント: 機関投資家・証券アナリスト向け説明会を2025年4月21日に開催予定

財務指標

• 財務諸表:
  • 貸借対照表: 総資産は38,297百万円（前連結会計年度比1,244百万円増加）。棚卸資産、有形固定資産、無形固定資産、投資その他の資産が増加した。負債は13,288百万円（同643百万円減少）。長期借入金の減少が主な要因。純資産は25,009百万円（同1,887百万円増加）。利益剰余金、為替換算調整勘定、非支配株主持分の増加が要因。
  • 損益計算書: 売上高34,374百万円（前期比7.8%増）。営業利益1,391百万円（同13.6%増）。経常利益1,821百万円（同0.3%減）。親会社株主に帰属する当期純利益1,013百万円（同21.1%減）。
  • キャッシュフロー計算書: 営業活動によるキャッシュ・フローは2,751百万円の収入。投資活動によるキャッシュ・フローは1,214百万円の支出。財務活動によるキャッシュ・フローは1,677百万円の支出。現金及び現金同等物の期末残高は5,508百万円（前期比58百万円減少）。
• 収益性:
  • 売上高: 34,374百万円（前期比7.8%増）
  • 営業利益: 1,391百万円（前期比13.6%増）
  • 経常利益: 1,821百万円（前期比0.3%減）
  • 純利益（親会社株主に帰属する当期純利益）: 1,013百万円（前期比21.1%減）
  • 1株当たり利益: 110円47銭 (2025年2月期) / 139円01銭 (2024年2月期)
• 財務安全性:
  • 自己資本比率: 56.6% (2025年2月期) / 54.3% (2024年2月期)
• 効率性:
  • 売上高営業利益率: 4.0% (2025年2月期) / 3.8% (2024年2月期)
• セグメント別:
  • 各セグメントの利益貢献度は後述の「セグメント別情報」を参照。
• 財務の解説:
  • 国内外での販売数量増加と販売価格是正により売上高・営業利益は増加したが、為替差益および持分法による投資利益の減少により、経常利益・純利益は減少した。総資産は棚卸資産、有形固定資産、無形固定資産、投資その他資産の増加により増加。負債は長期借入金の減少により減少。純資産は利益剰余金、為替換算調整勘定などの増加により増加。キャッシュ・フローは、営業活動による収入、投資活動による支出、財務活動による支出があり、現金及び現金同等物は減少した。

配当

• 配当実績と予想:
  • 2024年2月期 年間配当金: 45円00銭（中間20.00円、期末25.00円）
  • 2025年2月期 年間配当金: 45円00銭（中間20.00円、期末25.00円）
  • 2026年2月期（予想）年間配当金: 45円00銭（中間20.00円、期末25.00円）
• 特別配当の有無:
  • 2024年2月期期末配当金には記念配当5円00銭が含まれる。

セグメント別情報

• セグメント別状況:
  • 日本
  • 売上高: 21,640百万円（前期比7.0%増）
  • 利益: 871百万円（前期比48.6%増）
  • 概要: 特殊潤滑油部門は鍛造用油剤、難燃性作動液、ダイカスト用油剤等で売上高が減少したが、冷熱媒体等の堅調な販売や、ハードディスク表面潤滑剤の大幅増加により、部門全体の売上高は増加。ホットメルト接着剤部門は衛生材料用途の販売減少により減収。素材部門はポリスチレン可塑剤用途向けの需要回復により流動パラフィンが増収。その他部門は子会社の大型水処理装置の販売により増収。
  • 中国
  • 売上高: 3,758百万円（前期比6.3%増）
  • 利益: 214百万円（前期比81.9%増）
  • 概要: 日系自動車メーカーの稼働率低下の影響はあるものの、中国全体での自動車生産台数の増加により、特殊潤滑油は増収。ホットメルト接着剤は衛生材料用途および空気清浄機用フィルター用途の販売が堅調に推移し、両部門で増収。
  • 東南/南アジア
  • 売上高: 6,862百万円（前期比1.8%増）
  • 利益: 219百万円（前期比29.0%減）
  • 概要: 特殊潤滑油は自動車生産台数の減少による顧客での需要減少があるものの、販売価格の是正および新規拡販により増収。ホットメルト接着剤は主要顧客での在庫調整と需要減により減収。
  • 北米
  • 売上高: 2,113百万円（前期比52.7%増）
  • 利益: 107百万円（前期比41.1%減）
  • 概要: 特殊潤滑油は自動車生産台数の増加およびCROSS TECHNOLOGIES N. A. INC. の連結子会社化により増収。一方で、統合プロセスにおけるシナジー効果の実現に時間を要している。
• セグメント戦略:
  • 第10次中期経営計画（2024～2026年度）を推進。
  • 「機能材事業部」と「合成潤滑油事業部」を統合し、「特殊潤滑油事業部」を設置し、MORESCO Green SX製品※の拡充、グローバル展開、PFASフリー潤滑剤の開発などを推進。
  • ライフサイエンス部門ではナノエマルジョン技術の商品化、オートファジー活性化薬の導出を推進。エネルギーデバイス材料事業では次世代太陽電池向けペロブスカイト用封止材の高性能化に注力。
  • 生成AIを活用したデータ駆動型アプローチの導入によるホットメルト接着剤の開発・改良の迅速化、製造現場でのDX導入を推進。
  • 素材事業部では新たな化学処理方法の導入に向けて実機生産の準備を進め、生産体制を構築。
  • 原材料価格高騰の影響があるホットメルト接着剤事業では、高付加価値製品の開発・販売、製品ポートフォリオの転換を通じ収益性改善を推進。
  • 全社的な取り組みとして事業部別ROIC逆ツリーの作成やROIC指標での目標管理を行う。
  • 海外グループではエリア特性に応じた製品展開を進めるため、タイや中国を中心にR&D体制を強化。中国の新工場における生産安定化、MORESCO USA Inc. の子会社であるCROSS TECHNOLOGIES N. A. INC. の製品のグローバル展開を推進。

中長期計画との整合性

• 中期経営計画:
  • 2024年度から2026年度までの3年間を対象とする第10次中期経営計画を実行中。
  • 目標達成に向け、「持続可能な社会の実現」と「事業の付加価値の向上」の両立をテーマとし、以下の5つの基本方針を掲げている。
  • ① サステナビリティ経営の推進
  • ② 製品ポートフォリオの高度化
  • ③ 次世代事業の創出
  • ④ 業務プロセスの革新
  • ⑤ 資本収益性の向上
  • 2026年度経営目標数値: 売上高380億円、営業利益27億円、経常利益30億円、ROE8%水準、連結配当性向30%以上、MGS製品の売上比率40%。

競合状況や市場動向

• 市場動向:
  • 国内経済は回復基調を維持しつつも、人手不足、物価上昇、金利上昇、為替変動の影響が懸念される。
  • 世界経済は、保護主義政策の強化、中国の景気回復の遅れ、ウクライナ戦争や中東情勢による資源価格の高止まりなど、先行き不透明な要因が存在。
  • 持続的成長のためには環境問題、少子高齢化に伴う労働力不足等の社会課題に対応した経営戦略の遂行が求められる。

今後の見通し

• 業績予想:
  • 2026年2月期 連結業績予想:
  • 売上高: 36,500百万円（前期比6.2%増）
  • 営業利益: 1,750百万円（前期比25.8%増）
  • 経常利益: 2,100百万円（前期比15.3%増）
  • 親会社株主に帰属する当期純利益: 1,300百万円（前期比28.3%増）
  • 1株当たり当期純利益: 141円76銭
• リスク要因:
  • 為替変動（急激な為替変動）
  • 原材料価格（資源価格の高止まり）
  • 規制環境: 保護貿易主義政策の強化など

重要な注記

• 会計方針:
  • 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更: なし
  • その他の会計方針の変更: なし
  • 会計上の見積りの変更: なし
  • 修正再表示: なし
  • 連結財務諸表は日本基準を適用。
• その他:
  • 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外。
  • 業績予想は本資料発表日現在の将来に関する前提・見通し・計画に基づく予測であり、実際の業績は様々な要因により異なる可能性あり。
  • 決算補足説明資料は2025年4月21日の説明会開催と同時にホームページに掲載予定。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。

企業情報

このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.0)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。

投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。

なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。