決算短信：広済堂ホールディングス（7868）

2025年３月期決算短信〔日本基準〕(連結)

基本情報

• 企業概要:
  • 企業名: 株式会社広済堂ホールディングス
  • 主要事業分野: エンディング産業、情報・人材サービス
  • 代表者名:
    • 代表取締役社長: 常盤 誠
    • 上記役員異動予定 (2025年6月27日): 代表取締役社長 COO (最高執行責任者) 事業全般、財務及び業績管理担当
  • 上場取引所: 東証
  • URL: https://www.kosaido.co.jp
• 報告概要:
  • 提出日: 2025年5月15日
  • 対象会計期間: 2024年4月1日 ～ 2025年3月31日 (2025年3月期)
  • 決算補足説明資料: 有
  • 決算説明会: 有 (アナリスト・機関投資家向け)
• セグメント:
  • 葬祭公益: 火葬事業 (東京博善)
  • 葬祭収益: エンディング関連事業 (式場提供、葬儀サービス等)
  • 資産コンサルティング: 金融サービス、相続相談・不動産仲介事業
  • 情報: 情報ソリューション事業 (印刷、IT、BPOサービス等)
  • 人材: 人材サービス事業 (求人媒体、人材紹介・派遣、RPO等)
• 発行済株式:
  • 期末発行済株式数 (自己株式含む): 144,267,645株 (2025年3月期)
  • 期末自己株式数: 3,031,095株 (2025年3月期)
  • 期中平均株式数: 143,107,263株 (2025年3月期)
• 今後の予定:
  • 決算発表: 2025年5月15日
  • 株主総会: 2025年6月27日 (予定)
  • 配当支払開始予定日: 2025年6月30日
  • 有価証券報告書提出予定日: 2025年6月26日

財務指標

• 財務諸表の要点:
  • 損益計算書:
    • 売上高: 38,302百万円 (前期比+8.0%)
    • 営業利益: 8,302百万円 (前期比+55.9%)
    • 経常利益: 8,032百万円 (前期比+51.2%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益: 4,462百万円 (前期比+2.9%)
    • 1株当たり当期純利益: 31.18円 (前期比 -0.48円)
  • 貸借対照表:
    • 総資産: 77,257百万円 (前期比 -157百万円)
    • 負債合計: 29,317百万円 (前期比 -1,117百万円)
    • 純資産合計: 47,940百万円 (前期比 +960百万円)
    • 自己資本比率: 60.8% (前期比 +1.5ポイント)
  • キャッシュ・フロー計算書:
    • 営業活動によるCF: △8,453百万円 (前期は10,000百万円の収入)
    • 投資活動によるCF: 4,086百万円 (前期は△9,018百万円の支出)
    • 財務活動によるCF: △2,945百万円 (前期は△712百万円の支出)
    • 現金及び現金同等物期末残高: 11,690百万円 (前期比 △7,226百万円)
• 収益性:
  • 売上高は前期比8.0%増の38,302百万円。
  • 営業利益は同55.9%増の8,302百万円と大幅に増加。
  • 経常利益は同51.2%増の8,032百万円。
  • 親会社株主に帰属する当期純利益は同2.9%増の4,462百万円。
  • 1株当たり当期純利益は31.18円（前期比0.48円減）。
• 財務安全性:
  • 自己資本比率は60.8%で、前事業年度末の59.3%から1.5ポイント上昇し、財務基盤は強化されています。
• 効率性:
  • 売上高営業利益率: 21.7% (前期 15.0%)
• セグメント別:
  • ※ セグメント別の詳細な利益貢献度は「セグメント別情報」を参照。
• 財務の解説:
  • 当期は、葬祭公益セグメントにおいて、東京都内での死亡者数増加を受け火葬件数が増加し、増収増益となった。葬祭収益セグメントでは、式場増床や改修、TVCM放映効果等により増収増益を達成。資産コンサルティングセグメントでは、大型貸付案件が業績に貢献し大幅な増収増益。情報セグメントは、印刷関連ソリューション事業が好調だった一方、商業印刷領域の低調や新聞印刷領域撤退の影響で減収減益。人材セグメントは、紙媒体の減収や人材派遣・紹介事業の低調により減収減益となった。
  • 営業活動によるキャッシュ・フローが大幅なマイナスとなった主な要因は、税金等調整前当期純利益や営業貸付金等の増減によるものである。

配当

• 配当実績と予想:
  • 2025年3月期 期末配当: 6.37円 (中間配当は実施せず)
  • 2026年3月期 (予想): 中間配当 6.67円、期末配当 6.67円、年間配当 13.34円
• 特別配当の有無: なし

セグメント別情報

• セグメント別状況 (2025年3月期):

• セグメント戦略:
  • エンディング事業を成長事業と位置づけ、事業規模拡大を推進。
  • 情報・人材セグメントは選択と集中を進める。
  • 中期経営計画「中期経営計画5.0」をアップデートし、2027年度の連結営業利益100億円達成を目指す。基本方針は「長期的な利益成長」「戦略的投資と効率化」「株主還元の充実」。

中長期計画との整合性

• 中期経営計画「中期経営計画5.0」をアップデートし、2027年度の連結営業利益100億円達成を目指している。現時点での進捗状況は開示されていないが、エンディング事業の成長や、情報・人材セグメントの成長路線への回帰を目指す戦略は、中長期計画との整合性があると見られる。

競合状況や市場動向

• 市場動向:
  • エンディング領域: 高齢化を背景に緩やかな市場拡大。
  • 印刷領域: 全体として縮小傾向だが、IP獲得競争激化や周辺領域拡大は継続。
  • 人材市場: 労働人口減少、インフレによる賃金上昇、海外人材活用が進む。

今後の見通し

• 業績予想 (2026年3月期):
  • 売上高: 39,750百万円 (前期比 +3.8%)
  • 営業利益: 8,350百万円 (前期比 +0.6%)
  • 経常利益: 8,050百万円 (前期比 +0.2%)
  • 親会社株主に帰属する当期純利益: 5,380百万円 (前期比 +20.6%)
  • 1株当たり当期純利益: 38.09円
• リスク要因:
  • 世界的な不確実性の高まり、先行きの不透明感。
  • 国内環境に起因する諸課題 (記載なし)。

重要な注記

• 会計方針: 日本基準を適用。
• 株式分割: 2023年12月1日付で普通株式1株につき5株の割合で株式分割を実施。本決算短信では、前連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して、1株当たりの指標を算定している。
• 連結範囲の変更: 新規3社を追加、3社を除外。
• 会計方針の変更等: なし。

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企業情報

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