決算短信：RYODEN（8084）

2025年３月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

基本情報

• 企業概要:
  • 企業名: 株式会社RYODEN
  • 主要事業分野: FAシステム、冷熱ビルシステム、X-Tech、エレクトロニクス
  • 代表者名: 富澤 克行 (取締役社長)
• 報告概要:
  • 提出日: 2025年5月9日
  • 対象会計期間: 2024年4月1日～2025年3月31日
• セグメント:
  • FAシステム事業: サーボシステム、インバータ、NC装置
  • 冷熱ビルシステム事業: パッケージエアコン、チリングユニット、冷凍機、エレベーター
  • X-Tech事業: 映像・画像情報システム、メディカルファシリティ、植物工場システム
  • エレクトロニクス事業: メモリ、マイコン、パワーデバイス、素材、素形材
• 発行済株式:
  • 発行済株式数（期末）: 21,612,037株 (2025年3月期)
• 今後の予定:
  • 株主総会: 2025年6月23日開催予定
  • IRイベント: 2025年5月19日（月）に機関投資家及びアナリスト向け説明会開催予定

財務指標

• 財務諸表の要点:
  • 貸借対照表: 総資産は141,995百万円（前期比 14,032百万円減）、純資産は89,213百万円（前期比 2,130百万円増）。自己資本比率は62.7%（前期比7.0ポイント増）。
  • 損益計算書: 売上高は215,790百万円（前期比16.7%減）、営業利益は5,483百万円（前期比34.1%減）、経常利益は6,010百万円（前期比27.0%減）、親会社株主に帰属する当期純利益は4,700百万円（前期比18.1%減）。
  • キャッシュフロー計算書:
    • 営業活動によるキャッシュ・フロー: 18,453百万円（前期比8,511百万円増）。
    • 投資活動によるキャッシュ・フロー: △15百万円（前期比695百万円収入増）。
    • 財務活動によるキャッシュ・フロー: △4,202百万円（前期比1,919百万円支出増）。
    • 現金及び現金同等物期末残高は33,305百万円（前期比14,883百万円増）。
• 収益性:
  • 売上高: 215,790百万円（前期比16.7%減）
  • 営業利益: 5,483百万円（前期比34.1%減）
  • 経常利益: 6,010百万円（前期比27.0%減）
  • 親会社株主に帰属する当期純利益: 4,700百万円（前期比18.1%減）
  • 1株当たり当期純利益: 214.80円（前期比47.63円減）
  • 潜在株式調整後1株当たり当期純利益: 214.04円（前期比47.29円減）
• 財務安全性:
  • 自己資本比率: 62.7%（前期比7.0ポイント増）
• 効率性:
  • 営業利益率: 2.5%（前期3.2%）
  • 経常利益率: 4.0%（前期5.4%）
• セグメント別:
  • 売上高貢献度: エレクトロニクス（126,536百万円）、FAシステム（48,190百万円）、冷熱ビルシステム（32,429百万円）、X-Tech（8,687百万円）。
  • 利益貢献度:
    • FAシステム: 1,359百万円
    • 冷熱ビルシステム: 1,823百万円
    • X-Tech: △13百万円（営業損失）
    • エレクトロニクス: 3,269百万円
• 財務の解説:
  • 売上高は、中国市場における産業機器用途での在庫調整や、主要顧客である工作機械・半導体製造装置メーカーの需要低迷により、FAシステムおよびエレクトロニクス事業が低調であったこと、またe-Stat（調査・統計）からの情報によると、一部で顧客の在庫調整が継続したことなどが影響した。
  • 利益面では、資材高騰や技術者不足の影響があったものの、冷熱ビルシステム事業でインバウンド需要拡大に伴う販売が堅調に推移したこと、FAシステム事業では単月黒字化を継続したことが一定の貢献となった。
  • 自己資本比率の改善は、利益剰余金の増加によるものである。

配当

• 配当実績と予想:
  • 2024年3月期: 中間46.00円、期末60.00円、年間106.00円
  • 2025年3月期: 中間53.00円、期末53.00円、年間106.00円
  • 2026年3月期（予想）: 中間68.00円、期末68.00円、年間136.00円
• 特別配当の有無: なし

セグメント別情報

• セグメント別状況:
  • FAシステム: 中国市場のNC関連受注は好調だったものの、主要顧客である国内工作機械・半導体製造装置メーカーの中国市場向け需要が低迷し、在庫調整が継続したため低調。売上高481億90百万円、営業利益13億59百万円。
  • 冷熱ビルシステム: インバウンド需要拡大に伴い、店舗用エアコン等の販売は堅調。一方、資材高騰や工期遅延の影響でエレベーター等の販売は低調。売上高324億29百万円、営業利益18億23百万円。
  • X-Tech: ヘルスケア分野で大型案件を受注したが、医療業界全体の設備投資減速の影響で低調。スマートアグリ分野では収益確保したが、植物工場市場は低調。ICT分野は堅調。売上高86億87百万円、営業損失13百万円。
  • エレクトロニクス: 国内市場は車載市場、データセンター向けは堅調だったが、主要製品の販売終了、産業機器市場の受注低迷、在庫調整により低調。海外市場も同様の傾向。売上高1,265億36百万円、営業利益32億69百万円。
• セグメント戦略:
  • 中期経営計画「ICHIGAN2024」に基づき、「成長事業のビジネスモデルの確立」「基幹中核事業の生産性向上」及び「事業推進基盤の強化」に取り組んだ。2047年からのバックキャストとこれまでの反省を踏まえ、新たな中期経営計画「ONE RYODEN Growth 2029 2034」をスタート。

中長期計画との整合性

• 中期経営計画: 新中期経営計画「ONE RYODEN Growth 2029 2034」をスタートさせ、2047年からのバックキャストとこれまでの反省を踏まえ、新たなビジョン「未来を共創するエクセレントカンパニー」の実現を目指す。

競合状況や市場動向

• 市場動向:
  • 半導体関連は、電気自動車や生成AI用途への投資が堅調。
  • 国内設備投資は、脱炭素、省電力、省人化、暑熱対策等が堅調。
  • FA関連の需要は回復傾向、冷熱ビルシステムは堅調と見込まれる。

今後の見通し

• 業績予想:
  • 2026年3月期連結業績予想: 売上高2,219億円、営業利益55億円、経常利益56億円、親会社株主に帰属する当期純利益48億円。
  • 第2四半期（累計）予想: 売上高102,900百万円、営業利益1,800百万円。
  • 通期予想は、売上高221,900百万円（前期比2.8%増）、営業利益5,500百万円（前期比0.3%増）、経常利益5,600百万円（前期比6.8%減）、親会社株主に帰属する当期純利益4,800百万円（前期比2.1%増）。
• リスク要因:
  • 海外経済の不確実性（追加関税、利下げ、インフレ対策等）。
  • ウクライナ情勢の不安定化、地政学的リスク。
  • 中国不動産不況からの景気鈍化。
  • 日本経済における下振れリスク（追加関税による製造業への影響、円高進行等）。

重要な注記

• 会計方針:
  • 「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」及び「税効果会計に係る会計基準の適用指針」を適用。
  • 連結会社間における子会社株式等の売却に伴い生じた売却損益の取扱いに関する改正を適用。
  • いずれも連結財務諸表への影響はない。
• その他:
  • 自己株式の取得・消却等により、資本金、資本剰余金、利益剰余金に変動があった。
  • 主要な顧客として、パナソニック株式会社（売上高38,439百万円、エレクトロニクス事業）。
  • 売上高の10%以上を占める主要な顧客はいない。

本サマリーは、提供された決算短信の情報を基に作成されたものであり、投資助言を行うものではありません。投資判断の際は、必ず原文をご確認ください。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。

企業情報

このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.1)」によって自動生成されました。

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