2026年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
基本情報
- 企業名: 第一三共株式会社
- 主要事業分野: 医薬事業(単一セグメント)
- 代表者名: 代表取締役社長 奥澤 宏幸
- 報告概要:
- 提出日: 2025年7月31日
- 対象会計期間: 2025年4月1日~2025年6月30日(2026年3月期第1四半期)
- セグメント:
- 医薬事業:単一セグメントのため、セグメント別の記載は省略。
- 発行済株式:
- 2026年3月期第1四半期末時点の発行済株式数(自己株式含む): 1,894,350,529株
- 今後の予定:
- IRイベント: 決算説明会(機関投資家、証券アナリスト、報道関係者向け)開催。
財務指標
- 財務諸表(要約):
- 貸借対照表(2025年6月30日時点):
- 資産合計: 3兆4,596億円
- 負債合計: 1兆8,811億円
- 資本合計: 1兆5,786億円
- 損益計算書(2025年6月30日までの3ヶ月間):
- 売上収益: 4,746億円
- コア営業利益: 963億円
- 営業利益: 967億円
- 税引前四半期利益: 1,054億円
- 四半期利益: 855億円 (親会社株主に帰属)
- キャッシュフロー計算書(2025年6月30日までの3ヶ月間):
- 営業活動によるキャッシュ・フロー: 54,649億円
- 投資活動によるキャッシュ・フロー: △815億円
- 財務活動によるキャッシュ・フロー: △19,151億円
- 現金及び現金同等物の期末残高: 5,743億円
- 貸借対照表(2025年6月30日時点):
- 収益性:
- 売上収益: 4,746億円(前年同期比 8.8%増)
- コア営業利益: 963億円(前年同期比 32.1%増)
- 営業利益: 967億円(前年同期比 4.0%増)
- 税引前四半期利益: 1,054億円(前年同期比 4.3%減)
- 親会社株主に帰属する四半期利益: 855億円(前年同期比 0.1%増)
- 1株当たり四半期利益: 46.03円(前年同期比 3.2%増)
- 希薄化後1株当たり四半期利益: 46.01円(前年同期比 3.0%増)
- 財務安全性:
- 親会社所有者帰属持分比率: 45.6%(前期末より1.3%減少)
- 効率性:
- 売上高営業利益率 (営業利益/売上収益): 20.4% (967億円 / 4,746億円)
- コア営業利益率 (コア営業利益/売上収益): 20.3% (963億円 / 4,746億円)
- セグメント別:
- 医薬事業単一セグメントのため、セグメント別利益貢献度の記載なし。
- 財務の解説:
- 増収、コア営業利益・営業利益は増益。
- 円高の影響による為替の減収影響があったものの、グローバル主力品エンハーツ等の伸長、ダトロウェイの売上寄与により増収。
- コア営業利益は、売上原価の減少(製品構成変化による原価率改善)により増益。
- 販売費及び一般管理費は、アストラゼネカとのプロフィット・シェア増加等により増加。
- 研究開発費は、5DXd ADCsへの投資増加等により増加。
- 営業利益は、前期の一過性収益(株式譲渡益)の反動減により、コア営業利益ほどの増益幅ではない。
- 税引前四半期利益は、為替差損益の悪化等により減益。
- 四半期包括利益合計額は、海外子会社の純資産に係る為替換算差額の減少等により大幅減益。
- 決算補足資料にて、コア営業利益の定義(営業利益から一過性の収益・費用を除外)および調整表が記載されている。
配当
- 配当実績と予想:
- 2025年3月期: 年間配当 60.00円 (第1四半期末期末配当, 第2四半期末配当 30.00円)
- 2026年3月期 予想: 年間配当 78.00円 (中間配当予想 39.00円, 期末配当予想 39.00円)
- これは2024年度比18円増配、エンハーツ等の売上拡大による利益成長を見込んでいるため。
- 特別配当の有無: なし。
セグメント別情報
- セグメント別状況:
- 当社グループは「医薬事業」の単一セグメント。
- ユニット別売上収益:
- ジャパンビジネスユニット: 1,250億円(前年同期比 6.2%増)。リクシアナ、タリージェ等の伸長、ベルソムラの寄与。
- 第一三共ヘルスケアユニット: 209億円(前年同期比 4.5%増)。クリーンデンタル、カロナール等の伸長。
- オンコロジービジネスユニット(第一三共Inc.(米国)および第一三共ヨーロッパのがん製品): 1,312億円(前年同期比 23.3%増)。欧米でのエンハーツ等の伸長、ダトロウェイの寄与。
- アメリカンリージェントユニット: 493億円(前年同期比 11.9%減)。インジェクタファー、ヴェノファーの減収影響。
- EUスペシャルティビジネスユニット(がん製品を除くEU地域製品): 638億円(前年同期比 7.7%増)。Nilemdo/Nustendi等の伸長。
- ASCAビジネスユニット(海外ライセンシー等): 568億円(前年同期比 16.5%増)。中国におけるエンハーツの伸長。
- セグメント戦略:
- 5DXd ADCの製品価値最大化とSOC(Standard of Care)を変革する製品群(Next Wave)の創薬を目指す。
- グローバル臨床開発の加速化に注力。
- 長期的には、がんに加え、サイエンス&テクノロジーの優位性を活かして様々な疾患に対する治療薬創製を目指す。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画(2021年度-2025年度):
- 「利益成長に応じた増配と機動的な自己株式取得により、株主還元の更なる充実を図り、株主価値を最大化することを目指す」方針。
- 2025年度の1株当たり年間配当は、18円増配の78円(中間39円、期末39円)を予定。
- 株価水準等を勘案した機動的な自己株式取得枠を設定(取得総額2,000億円または取得株数8,000万株を上限)。
競合状況や市場動向
- 競合他社との比較:
- 提供された情報からは直接的な比較はない。
- 市場動向:
- グローバル主力品エンハーツ(トラスツズマブ デルクステカン)およびダトロウェイ(ダトポタマブ デルクステカン)の伸長が業績に貢献。
- がん領域におけるDXd ADC(抗体薬物複合体)の開発・販売に注力。
- 第1四半期においては、米国のフェーズ3試験(DESTINY-Breast11、DESTINY-Endometrial01)や欧州での承認(ダトロウェイ)、米国での承認申請(ダトロウェイ)など、主要製品の臨床開発や販売承認に関する進捗が多数報告されている。
今後の見通し
- 業績予想:
- 2026年3月期連結業績予想(2025年4月1日~2026年3月31日)について、2025年4月25日公表時点からの変更はない。
- 売上収益: 2兆円(前年比 6.0%増)
- コア営業利益: 3,500億円(前年比 11.9%増)
- 営業利益: 3,500億円(前年比 5.4%増)
- 税引前利益: 3,700億円(前年比 4.0%増)
- 親会社株主に帰属する当期利益: 3,000億円(前年比 1.4%増)
- 1株当たり当期利益: 160.72円
- 2026年3月期連結業績予想(2025年4月1日~2026年3月31日)について、2025年4月25日公表時点からの変更はない。
- リスク要因:
- 円高の進行による為替の減収影響(当四半期で192億円)。
- 将来に関する記述は、入手している情報および合理的であると判断する前提に基づいているが、様々な要因により実際の業績と異なる可能性がある(決算補足資料の「1.経営成績等の概況 (3) 連結業績予想などの将来予測情報に関する説明」を参照のこと)。
重要な注記
- 会計方針:
- IFRS(国際財務報告基準)に準拠。
- 会計方針の変更、会計上の見積りの変更はない。
- 表示方法の変更として、以前「その他の非流動資産」に含まれていた「長期前渡金」が、金額的重要性の増加により独立掲記されるようになった。これにより、前連結会計年度の表示が組替えられている。
- その他:
- 当第1四半期連結財務諸表に対する公認会計士又は監査法人によるレビューは実施されていない。
- 重要(後発)事象として、国内無担保普通社債の発行に関する取締役会決議(上限2,000億円、償還期間10年以内)が発表されている。
- 親会社の所有者に帰属する持分合計は1兆5,786億円。
- 自己株式の取得・消却を実施。
- 当社グループは「医薬事業」の単一セグメントであるため、セグメント情報開示は省略。
- 株主還元方針として、利益成長に応じた増配と機動的な自己株式取得を基本方針としている。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 4568 |
企業名 | 第一三共 |
URL | http://www.daiichisankyo.co.jp/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 医薬品 – 医薬品 |
このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.1)」によって自動生成されました。
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