EPSとBPSによる評価
- EPS（会社予想）: 731.27円
- BPS（実績）: 6,380.16円
現在の株価6,690円に対して、EPSベースでのPERは約9.15倍と算出されます。これは業界平均PER（12.1倍）と比較して低い水準に位置しています。
株価推移
- 50日移動平均線: 6,649.40円
- 200日移動平均線: 7,080.85円
現在の株価6,690円は、200日移動平均線よりやや低い位置にありますが、50日移動平均線よりは高く、上昇トレンドにあります。
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標
- 売上高（過去12か月）: 277.94B円
- 利益率: 2.52%
- ROE（過去12か月）: 12.08%
- ROA（過去12か月）: 4.09%
- キャッシュフロー（過去12か月）: 4.85B円
売上高は堅調で、ROEとROAも健全な水準を維持しています。特にROEは高い水準を保っています。
過去数年分の傾向
売上高と利益は増加傾向にあり、ROEも過去3年間で高い水準を維持しています。
競争優位性や課題
- 競争優位性: 学校備品・システム、オフィス家具、業務統合ソフトなどにおいて強みを持ち、教育市場やオフィス市場で高いシェアを誇ります。
- 課題: 少子化による市場縮小リスク、デジタル化の進展による新たな競争相手の出現など。
経営陣が掲げるビジョンや戦略
- 中期経営計画: 第17次中期経営計画(2025年7月期～2027年7月期)に沿って、事業のデジタル化、新市場への進出を目指しています。
中期経営計画の具体的な施策や重点分野
- デジタルトランスフォーメーション: クラウドベースのソリューションの拡大。
- 新市場進出: 教育研修事業、人材派遣事業の強化。
収益モデルや市場ニーズの変化への適応力
- 持続可能性: デジタル化への対応、新市場への進出により、持続可能性は高められていると考えられます。
技術開発の動向や独自性
- 技術革新: クラウドベースのソリューション、キッティングサービスにおける技術革新に注力。
- 主力製品: 教育関連システム、オフィス家具、業務統合ソフト。
配当利回りや配当性向の分析
- 配当利回り（会社予想）: 3.29%
- 配当性向: 30.95%
安定した配当利回りと適度な配当性向を維持しており、株主還元は積極的に行っています。
自社株買いなどの株主還元策
- 自社株買い: 自己資本の効率化と株主還元に資する。
株価の直近の変動傾向（上昇・下降の勢い）
- 直近10日間の株価: 上昇トレンドが続いています。特に12月17日以降、株価は上昇基調にあります。
各分析結果を簡潔にまとめ、全体的な見解を整理
内田洋行は、学校備品・システム、オフィス家具において高い市場シェアを持ち、健全な財務状況を維持しています。株価は上昇トレンドにあり、EPSベースでのPERは業界平均より低い水準に位置しています。中期経営計画に沿ってデジタル化と新市場への進出を目指しており、事業モデルの持続可能性は高いと判断できます。技術革新により主力製品の競争力は維持され、株主還元も積極的に行っています。全体的な見解として、投資対象として魅力的な企業と評価できます。
注意：本レポートは情報提供を目的としており、投資助言を目的とするものではありません。投資判断を行う前に、詳細な情報と専門家のアドバイスを考慮してください。
企業情報
| 銘柄コード | 8057 |
| 企業名 | 内田洋行 |
| URL | http://www.uchida.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 商社・卸売 – 卸売業 |
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