企業概要
- 企業名: 株式会社リニカル
- 事業内容: 主にCRO事業と育薬事業を提供
- 設立年月: 2005年6月
- 代表者: 秦野和浩
- 本社: 大阪府大阪市淀川区宮原1-6-1 新大阪ブリックビル
現在の株価の評価
- 株価: 338円
- PER: 連50.90倍
- PBR: 連1.03倍
- BPS: 実績326.90円
- EPS: 予想6.64円
- 配当利回り: 4.73%
- 株価の評価: 業界平均PERが15倍に対し、50.90倍と高めに評価されており、成長性は高いが、株価も高水準にあることを示唆しています。BPSとBPSの実績を比較すると、株価は割高に見えるため、注意が必要です。
テクニカル分析
- 50日移動平均: 348.72円
- 200日移動平均: 387.80円
- 直近10日間の株価推移: 直近10日間で株価は326円から338円まで上昇しており、高値圏に近づいています。
- テクニカル評価: 現在の株価は50日移動平均と200日移動平均の両方よりも高く、上昇トレンドにあり、短期的には高値圏にありそうです。
財務諸表分析
- 売上高: 過去12か月で1215億円（前年比-5.10%減）
- 利益率: 営業利益率-2.29%（前年同期比で営業利益率は1.2%）
- ROE: 過去12か月で3.19%
- ROA: 過去12か月で1.86%
- 財務安全性: 自己資本比率44.4%
- キャッシュフロー: 営業キャッシュフロー541百万円、投資キャッシュフロー-12百万円、財務キャッシュフロー-662百万円
- 財務評価: 売上高は減少傾向にあり、利益率も低下していますが、ROEとROAは比較的高い水準を維持しています。自己資本比率も健全です。
業界のポジションと市場シェア
- 競争優位性: 主要なCRO事業と育薬事業で業界内での競争優位性を保っています。
- 市場シェア: 詳細な市場シェアデータは不明ですが、主要なCROサービスプロバイダーとして高い地位を占めています。
- 課題: 日本市場での減収減益が課題となっています。
経営戦略と重点分野
- 経営ビジョン: がん、中枢神経、免疫系から再生医療まで幅広い分野での事業拡大を目指しています。
- 中期計画: 海外事業の強化と市販後調査の強化を掲げています。
- 重点分野: がん治療薬の開発支援と臨床試験サービスの拡大。
事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: CROサービスによる収益モデルは安定していますが、市場の変化に対応する必要があります。
- 市場ニーズ: 医薬品の開発ニーズは継続的に高まっており、持続可能性は高いと見られます。
技術革新と主力製品
- 技術開発: 臨床試験の技術革新に注力しており、独自性の高いサービスを提供しています。
- 主力製品: 主力は臨床試験サービスであり、がん治療薬の開発支援が中心です。
株主還元と配当方針
- 配当利回り: 4.73%
- 配当性向: 100.13%
- 自社株買い: 自己株式保有数8.7%
- 株主還元: 高い配当性向と自己株式保有により、株主還元に力を入れています。
株価モメンタムと投資家関心
- 株価変動: 直近10日間で株価は上昇しており、投資家関心も高まっています。
- 出来高: 平均より高い出来高を示しており、投資家の関心が集中していることを示しています。
総評
リニカルはCRO事業と育薬事業において高い競争力を持ち、技術革新に注力しています。しかし、日本市場での減収減益が課題となっています。株価は高値圏にあり、成長性は高いが、割高感も否めません。財務面では自己資本比率が健全であり、キャッシュフローも安定しています。株主還元については高い配当性向を維持しており、投資家に魅力的な企業です。
企業情報
| 銘柄コード | 2183 |
| 企業名 | リニカル |
| URL | http://www.linical.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
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