企業情報
- 企業名: ネポン株式会社
- 概要: ネポンは日本の農業、建設、衛生設備機器を製造・販売する企業です。主力製品は施設園芸用温風暖房機や農業用ICTクラウドサービスなどです。事業は主に熱機器事業と衛生機器事業に分かれており、農業用機器、衛生機器、熱機器、ICTサービスを幅広く提供しています。
- 設立年月日: 1948年6月9日
- 代表者名: 福田 晴久
- 本社所在地: 神奈川県厚木市上古沢411
- 従業員数: 248人
業界のポジションと市場シェア
- 業界: 特殊産業機械
- 業界内での競争優位性や課題: 主力製品である農業用温風暖房機やICTサービスは高い市場シェアを有していますが、世界情勢や円安による原材料コスト上昇など外部環境の変化に影響を受けやすい。競争力は高いが、需要変動による影響を常に受ける。
経営戦略と重点分野
- 経営陣が掲げるビジョンや戦略: 中長期計画では売上高の横ばい、営業利益の黒字化を目指しており、主力事業である熱機器事業の強化と新規事業への取り組みを掲げています。
- 中期経営計画の具体的な施策や重点分野: 海外市場への進出、新製品開発、コスト削減、効率化を重点分野として掲げています。
事業モデルの持続可能性
- 収益モデルや市場ニーズの変化への適応力: 農業用機器は需要が安定しているが、市場ニーズの変化に対応するため、新製品開発やICTサービスの強化に注力しています。
技術革新と主力製品
- 技術開発の動向や独自性: 研究開発に力を入れており、特に農業用機器の技術革新に注力しています。
- 収益を牽引している製品やサービス: 施設園芸用温風暖房機や農業用ICTクラウドサービスが主力製品です。
株価の評価
- EPSやBPSに基づく計算: 予想EPSは41.78円、実績BPSは2,230.82円。現在の株価1,447円に対して、PERは34.30倍と高め。
- 現在の株価との比較: 株価は年初来高値2,179円から下落しており、現在は安値圏にあります。
テクニカル分析
- 株価推移を参照して、現在の株価の高値圏か安値圏か: 直近10日間の株価は1,428円から1,447円の間で推移しており、安値圏にあります。
財務諸表分析
- 売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価:
- 売上高: 前年同期比-1.4%の3,111百万円。
- 営業利益: △199百万円（営業損失）。
- ROE: -11.29%。
- ROA: 0.53回。
- 自己資本比率: 38.7%。
- 過去数年分の傾向がわかる場合、比較する: 売上高は横ばい、営業利益は赤字が続いています。
株主還元と配当方針
- 配当利回りや配当性向の分析: 配当利回り0.84%、配当性向は中間期12円、期末12円の合計24円で、過去数年と比較して安定しています。
- 自社株買いなどの株主還元策: 自社株買いは行われていません。
株価モメンタムと投資家関心
- 株価の直近の変動傾向（上昇・下降の勢い）: 直近10日間の株価は横ばいから下降傾向にあります。
- 株価への影響を与える要因: 円安による原材料コスト上昇、世界情勢の不安定化、需要変動などが影響を与えています。
総評
ネポンは主力製品である農業用機器の市場シェアは高いが、外部環境の変化に影響を受けやすい。経営戦略は新製品開発や海外市場への進出に重点を置いており、持続可能性は高いと言える。しかし、営業利益の赤字が続いており、財務健全性に課題がある。株価は年初来安値圏にあり、投資家関心は低調。
企業スコア
- 成長性: B（LTM売上成長率が横ばい）
- 収益性: C（ROEが負の数値）
- 財務健全性: B（自己資本比率38.7%）
- 株価バリュエーション: D（PERが業界平均より高め）
企業情報
| 銘柄コード | 7985 |
| 企業名 | ネポン |
| URL | http://www.nepon.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 建設・資材 – 金属製品 |
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