2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社は業績予想の修正なし。開示内容から「予想を修正するような大幅な上振れ/下振れはない」と判断できる(会社予想との整合性の観点ではほぼ予想通り)。
- 業績の方向性:増収(売上高+6.5%)・営業黒字化(営業利益4.6百万円、前年同期は営業損失)に転換。
- 注目すべき変化:前年同期の大幅営業損失から営業利益へ改善(営業損益の改善が最重要ポイント)。セグメント別ではMFDおよびマーケティングで収益性が改善、CIDは売上増・損失幅縮小だが依然赤字。
- 今後の見通し:通期予想は未修正(通期売上予想2,992百万円、営業利益86百万円)。第1四半期の通期進捗は売上約20.8%、営業利益約5.3%と遅めの進捗であるため、下期での利益回復が前提となる。
- 投資家への示唆:営業面の改善は確認できるが、自己資本比率5.2%と低く財務基盤は脆弱。長期借入金に係る財務制限条項(キーバンクとの協議で当面の措置はあるが継続監視必須)やCID事業の黒字化が中長期の鍵。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社ファンデリー
- 主要事業分野:健康食の通信販売・定期購入サービス(MFD事業)、自社製造の冷凍食品(CID事業)、健康食カタログ等の広告・受託(マーケティング事業)
- 代表者名:代表取締役 阿部 公祐
- URL:https://www.fundely.co.jp/
- 報告概要:
- 提出日:2025年7月31日
- 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期累計(2025年4月1日〜2025年6月30日、単体・非連結)
- 決算説明資料:作成有、決算説明会:無
- セグメント:
- MFD事業:定期購入サービス「栄養士おまかせ定期便」、健康食カタログ『ミールタイム』等(主力・利益柱)
- CID事業:埼玉工場での国産冷凍食品製造・販売(『旬をすぐに』等)/現在は損益分岐点未達で赤字だが改善中
- マーケティング事業:カタログ掲載広告の販売、紹介ネットワークを活用した業務受託
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数:6,470,100株(自己株式含む)
- 期中平均株式数(四半期累計):6,337,500株
- 時価総額:–(記載なし)
- 今後の予定:
- 次回決算発表等:特記事項なし(四半期以降の予定は開示資料参照/現時点で未記載)
- IRイベント:決算説明会は今回「無」
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社が修正を行っていない前提で、通期予想比での進捗を算出)
- 売上高:実績622,367千円、通期予想2,992,000千円に対する進捗率約20.8%(やや遅め)
- 営業利益:実績4,567千円、通期予想86,000千円に対する進捗率約5.3%(進捗は低い)
- 純利益(当期純損失):実績△10,353千円、通期予想26,000千円(黒字)に対して未達(四半期は赤字)
- サプライズの要因:
- プラス要因:MFD・マーケティングの収益性改善、CIDの売上増およびセグメント間取引増で全体収益改善。
- マイナス要因:支払利息増(14,944千円、前年11,732千円)、CIDは依然赤字で通期黒字化のハードルとなる点。
- 通期への影響:会社は業績予想を据え置き。第1四半期は黒字化の兆しはあるが通期達成には下期の利益積み上げとCID改善、及び金融制約の管理が必要。
財務指標(要点)
- 損益(第1四半期累計、単位:千円)
- 売上高:622,367(前年同期584,127、+6.5%)
- 売上原価:325,952(前年335,360、改善)
- 売上総利益:296,415(売上総利率 47.6%)
- 販管費:291,847(販管費率 46.9%)
- 営業利益:4,567(前年同期は△48,380)
- 経常損失:△10,031(前年同期△59,748、損失幅縮小)
- 四半期純損失:△10,353(前年同期△60,130)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):△1.63円(前年同期△9.49円)
- 貸借対照表(第1Q末、単位:千円)
- 総資産:4,079,974(前期末4,179,988)
- 純資産:211,641(前期末221,995)
- 自己資本比率:5.2%(安定水準の目安40%に対して非常に低い=要注意)
- 流動資産:1,015,363、流動負債:484,991、流動比率 ≒209%(流動性は一定確保)
- 長期借入金:3,377,840(大口負債)
- 現金及び預金:609,482(前期末758,883、現金減少149,400千円)
- キャッシュフロー/費用関連
- 支払利息(営業外費用):14,944千円(前年11,732千円、負担増)
- 減価償却費(第1Q累計):59,246千円
- 四半期キャッシュ・フロー計算書は作成していない(注記あり)
- 収益性指標
- 営業利益率:約0.73%(4,567/622,367、低い)
- 売上高前年比:+6.5%(増収は良い)
- 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
- 売上高進捗率:約20.8%(やや遅め)
- 営業利益進捗率:約5.3%(遅い)
- 純利益は四半期赤字で進捗不能(通期黒字予想に対しては課題)
- 過去同期間との比較:前年同期は大幅赤字だった点から改善トレンド
- 財務安全性
- 自己資本比率5.2%(安定水準40%に遠く、脆弱)
- 負債比率(負債/資産) ≒94.8%(高レバレッジ)
- 流動比率 ≒209%(流動性は確保されている)
- セグメント別(第1Q、単位:千円、前年同期比)
- MFD:売上503,168(+4.4%)、セグメント利益87,470(+39.3%) — 収益柱、利益率改善(良い)
- CID:売上57,327(+80.9%)、セグメント損失△68,598(損失幅縮小) — 売上急増もなお赤字(要改善)
- マーケティング:売上88,262(+14.5%)、セグメント利益63,898(+32.7%) — 高い利益貢献
配当
- 中間配当:0.00円(無配)
- 期末配当(予想):0.00円(通期0.00円)
- 年間配当予想:0.00円(配当利回り:0%)
- 配当性向:–(配当なしのため)
- 特別配当の有無:無
- 株主還元方針:現時点で自社株買い等の開示はなし
セグメント別情報(要点)
- MFD事業:定期購入の移行推進・紹介ネットワーク拡大により定期顧客数は減少したものの価格改定等で収益改善。売上・利益ともに主力となっている。
- CID事業:国産高付加価値商品のラインアップ強化、小売チャネル拡大で売上増。だが損益分岐点未達で赤字継続(損失幅は縮小)。
- マーケティング事業:広告枠販売および受託案件の拡大で売上・利益とも良好に推移。
- 戦略面:MFDの紹介ネットワーク深化と「栄養士おまかせ定期便」への移行促進が収益改善の要。CIDの販路拡大と生産効率化が黒字化の鍵。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画の具体数値(KPI等)は今回短信に記載なし → 進捗評価は限定的
- KPI達成状況:セグメント別でMFD・マーケティングは改善、CIDは未達(黒字化未達)。中期目標にCID黒字化が含まれる場合はリスク
競合状況や市場動向
- 市場動向:高齢化・共働き増加等で宅配・冷凍食品市場の需要は拡大と想定。ただし個人消費の不確実性や競合の新規参入で競争激化。
- 競合比較:同業他社との相対的位置付けの具体数値は開示なし(–)
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(2026年3月期):売上2,992百万円(+21.5%)、営業利益86百万円(前期比改善)、当期純利益26百万円(予想) — 会社は第1四半期後も予想を据え置き
- 次期予想:–(未開示)
- 予想の前提:添付の「業績予想の前提」参照(為替等の外部条件記載は今回短信の主要部分では明示なし)
- 予想の信頼性:過去に製品評価損等で大幅損失を計上した経緯があり、CIDの黒字化と財務制約の解消が通期達成の重要ポイント
- リスク要因:
- 長期借入金に係る財務制限条項(既に一部抵触の経緯がある)/金融機関との合意が当面存在するものの継続監視が必要
- CID事業の黒字化遅延
- マクロの個人消費低迷、原材料・エネルギー価格の上昇、競争激化
- 支払利息負担増(利息費用の増加)
重要な注記
- 会計方針の変更や見積り変更:無し
- 四半期財務諸表の作成に特有の会計処理:適用あり(添付資料7ページ参照)
- 継続企業の前提に関する重要事象:前期までの多額損失により財務制限条項に抵触する状況があり、担保(埼玉工場の土地・建物)等を背景に金融機関と協議。会社は「資金繰りに重要な懸念はない」と判断しているが、財務制限条項は引き続き監視が必要。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 3137 |
| 企業名 | ファンデリー |
| URL | http://www.fundely.co.jp/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 小売 – 小売業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。
投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。
なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。