2026年4月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社の通期業績予想に修正は無し(直近公表予想からの修正:無)。ただし第1四半期の営業利益は10百万円(前年同期比△96.8%)と大幅減益で、通期達成に向けた上振れ要素は見られない。
- 業績の方向性:売上高は12,471百万円で前年同期比△1.5%(減収)、営業利益は10百万円で前年同期比△96.8%(減益)→ 増収増益等ではなく「減収減益(営業利益はほぼゼロ水準)」。
- 注目すべき変化:営業利益率が大きく低下(営業利益率 0.08%:前年同期約2.64%から悪化)。減損損失16百万円を特別損失で計上。卸(外販)が前年同期比119.1%と伸長している一方、サラダ・グリーン系など主要業態で概ね微減。
- 今後の見通し:通期予想(売上 53,500百万円、営業利益 1,411百万円)に修正は無いが、第1四半期の営業利益進捗は非常に低く(通期比約0.7%)、上期集中やコスト対策の進捗を注視する必要あり。
- 投資家への示唆:短期的な注目点は(1)店舗改装による休業影響やシステム更改の費用/減価償却が収益性に与える影響、(2)原材料・人件費上昇の吸収状況、(3)卸売(外販)や会員向け施策、新ブランド投入の効果。財務基盤は堅固(自己資本比率高)だが、利益回復のスピードが業績評価の鍵。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社ロック・フィールド
- 主要事業分野:惣菜事業(RF1等の小売・百貨店・外販中心の中食・惣菜製造販売)
- 代表者名:代表取締役社長 古塚 孝志
- 証券コード:2910
- URL:https://www.rockfield.co.jp
- 報告概要:
- 提出日:2025年9月5日
- 対象会計期間:2026年4月期 第1四半期連結累計(2025年5月1日~2025年7月31日)
- 決算説明会:無し(補足資料は作成あり)
- セグメント:
- 単一セグメント:惣菜事業(セグメント別開示は省略)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株含む):26,788,748株
- 期末自己株式数:657,684株
- 四半期中平均株式数(累計):26,131,064株
- 時価総額:–(資料に記載無し)
- 今後の予定:
- 決算発表:次回は通期/第2四半期の発表予定(具体日付は未記載)
- IRイベント:決算説明会は今回無し、補足資料での説明あり
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想の直近期公表からの修正:無)
- 売上高:実績12,471百万円(前年同期比△1.5%)→ 会社公表の通期予想に対する進捗率:12,471 / 53,500 = 23.3%(第1四半期としてはやや低め、通年の4分の1弱)
- 営業利益:実績10百万円(前年同期比△96.8%)→ 通期予想1,411百万円に対する進捗率:10 / 1,411 = 0.7%(非常に低い)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:△10百万円(前年同期△103百万円、改善)
- サプライズの要因:
- 百貨店・商業施設の改装に伴う休業・退店の影響(売上減)、店舗レジ入替や物流システム改修による減価償却費の増加、原材料費・店舗人件費等の上昇を吸収しきれず。特別損失として減損16百万円を計上。
- 通期への影響:
- 現時点で会社は業績予想の修正を行っていないが、第1四半期の営業利益進捗が極めて低いため、下期で利益を取り戻せるか(販促・コスト改善・新ブランド効果・卸拡大などの実行)が通期達成の可否を左右する。
財務指標
- 貸借対照表(要点)
- 総資産:34,729百万円(前期末 35,308百万円、△578百万円)
- 純資産:28,577百万円(前期末 28,908百万円、△331百万円)
- 自己資本比率:82.3%(安定水準・前期 81.9%)→ 良好(流動比率等の安全性も高い)
- 現金及び預金:12,578百万円(四半期末現金同等物 12,157百万円)
- 損益計算書(要点)
- 売上高:12,471百万円(前年同期比△1.5%/△186百万円)
- 売上総利益:7,120百万円(前年同期 7,349百万円、粗利率約57.1% → 前年約58.0%からやや悪化)
- 販管費:7,109百万円(前年同期 7,014百万円、増加)
- 営業利益:10百万円(前年同期 334百万円、前年同期比△96.8%)→ 営業利益率 0.08%(非常に低い)
- 経常利益:42百万円(前年同期 354百万円、△88.0%)
- 親会社株主に帰属する四半期純損失:△10百万円(前年同期 △103百万円)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):△0.41円(前年同期 △3.95円)
- キャッシュフロー(第1四半期累計)
- 営業CF:△143百万円(前年同期△278百万円、改善)
- 投資CF:△435百万円(前年同期△487百万円)
- 財務CF:△462百万円(前年同期△495百万円、配当金支払353百万円を含む)
- 現金減少額:△1,038百万円、期末現金及び現金同等物12,157百万円
- 進捗率分析(第1四半期→通期比較)
- 通期売上進捗率:12,471 / 53,500 = 23.3%(通期の約4分の1に満たないやや遅めの進捗)
- 通期営業利益進捗率:10 / 1,411 = 0.7%(非常に遅い)
- 通期純利益進捗率:△10 / 931 = -1.1%(黒字目標に対して赤字)
- H1(第2四半期累計)に対する進捗:12,471 / 25,985 = 48.0%(上半期目標の約半分であり、上期達成可能性を評価する必要あり)
- 財務安全性
- 自己資本比率:82.3%(安定水準)
- 流動比率(流動資産/流動負債):18,186 / 5,317 = 約342%(非常に良好)
- 有利子負債:長期借入金250百万円+1年内返済100百万円=計350百万円(負債は小さい)
- 効率性
- 総資産回転率やROEの詳細値は資料に限定的なため–。売上総利益率は微減(前年同期約58.0%→今回約57.1%)で、販管費増が利益圧迫要因。
配当
- 配当実績と予想:
- 2025年4月期(実績):中間 9.00円、期末 14.00円、年間 23.00円
- 2026年4月期(予想):中間 9.00円、期末 15.00円、年間 24.00円(予想修正:無)
- 配当利回り:–(株価記載無しのため算出不可)
- 配当性向(推定):予想EPS 35.65円に対して年間配当24.00円 → 配当性向概算 67.3%(高め。株主還元重視の配当水準)
- 特別配当:無し
- 株主還元方針:自社株買い等の記載無し(該当データ:無し)
セグメント別情報
- セグメント:惣菜事業のみ(単一セグメント)
- 業態別売上(第1四半期、百万円・前年同期比)
- RF1:小計 7,648 百万円(99.7%)内訳:サラダ 4,000(97.2%)、フライ 1,568(100.0%)、その他惣菜 2,079(104.7%)
- グリーン・グルメ:2,394(95.3%)
- いとはん:915(99.5%)
- 神戸コロッケ:719(96.0%)
- 融合:241(98.1%)
- ベジテリア:221(94.9%)
- 外販(卸):210(119.1%)← 増加が目立つ
- その他:118(80.0%)
- 貢献度・変化:
- 外販(卸)が大幅増(119.1%)で一部を補完。主要ブランドのサラダやグリーン系は減少傾向。各業態とも構成比に大きな変化は無い(RF1中心)。
- セグメント戦略:資料では会員組織施策(ロック・フィールドメンバーズ)や「ロック・フィールド感謝祭2025」、工程改善(ファクトリーの機械化、人員配置見直し)、店舗オペレーション効率化、新ブランド展開(若年層向け)等により来店促進・利益率改善を図る旨を表明。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料内に詳細な中期数値は記載無し(–)。ただし新ブランド展開や外販拡大を中期の収益拡大要因として位置づけている旨の記述あり。
- KPI達成状況:明確なKPI表記は無し。利益率改善と新規チャネルの拡大が主要KPI的項目と推定。
競合状況や市場動向
- 市場動向:中食・惣菜業界は原材料・人件費上昇、物価上昇で消費マインド回復が限定的な状況と記載。外部要因(米国関税など)で先行き不透明。
- 競合比較:資料に同業他社比較は無し(–)。ただし高い自己資本比率や現金保有は同業比較で相対的な安全余地と言える可能性あり(要比較データ)。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(2026年4月期)業績予想:売上 53,500百万円(対前期 +4.5%)、営業利益 1,411百万円(+13.6%)、経常利益 1,446百万円(+11.1%)、親会社株主に帰属する当期純利益 931百万円(+182.9%)→ 会社は修正無しと表明。
- 次期予想:–(今回開示無し)
- 会社予想の前提条件:詳細は補足資料P.3参照(為替・原油等の前提は資料参照)→ 資料要確認。
- 予想の信頼性:直近四半期の営業利益進捗が低い点を踏まえると、上期での巻き返し(販促・コスト削減・新ブランドの売上寄与)や卸拡大の実現が前提となる。過去の予想達成傾向は資料に限定的記載(–)。
- リスク要因:
- 原材料価格および人件費のさらなる上昇
- 大型商業施設・百貨店の改装・退店による店舗影響
- システム更改や設備投資による減価償却・一時費用
- 消費マインド低下による来店数減少
重要な注記
- 会計方針:会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示ともに無し。
- 監査:四半期連結財務諸表について有限責任監査法人トーマツによる期中レビューが実施され、重要な点で問題なしとの結論。
- その他:特別損失(減損16百万円)計上。配当予想は修正無。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 2910 |
| 企業名 | ロック・フィールド |
| URL | http://www.rockfield.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 食品 – 食料品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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