2026年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社業績見通しに対する修正はなし(会社発表では「概ね計画どおり」。市場予想との比較データは未提示のため差異は不明)。
- 業績の方向性:売上高は前年同期比で減収(△1.8%)、しかし営業利益は増益(+13.4%)と「減収増益」。
- 注目すべき変化:粗利率改善(売上総利益が1,832百万円→1,912百万円、粗利率約21.27%→約22.61%、約1.34ポイント改善)により営業利益率が向上(7.31%→8.43%)。セグメントではレンタル稼働率向上等で建設機械・産業機器の利益率が改善。
- 今後の見通し:通期業績予想の修正はなし。第1四半期の通期進捗は売上で約22%、営業益で約26%と概ね平常ペース(後述)。会社予想(通期)達成への企業側見解は維持。
- 投資家への示唆:売上はやや弱含むものの、収益性改善が確認できる点がポイント。配当は前年から年間で6円減額予想(58円→52円)と還元水準の引き下げに注意。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社南陽
- 主要事業分野:建設機械事業(販売・レンタル等)、産業機器事業(製造設備・部品等)、砕石事業
- 代表者名:代表取締役社長 篠崎 学
- URL:https://www.nanyo.co.jp/
- 報告概要:
- 提出日:2025年8月7日
- 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期(2025年4月1日~2025年6月30日)
- セグメント:
- 建設機械事業:販売・レンタル等(インフラ補修関連、高粗利商品の販売強化)
- 産業機器事業:製造設備・部品等(高度化・省力化向け提案と消耗部品拡販)
- 砕石事業:地域建設工事向け砕石販売
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式・自己株式含む):13,230,140株
- 期末自己株式数:794,909株
- 四半期累計の期中平均株式数:12,478,564株
- 時価総額:–(資料未記載)
- 今後の予定:
- 決算発表(当該四半期公表済)
- 株主総会・IRイベント:–(資料に明記なし)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想との比較・達成率)
- 売上高:第1四半期実績 8,454百万円。会社が示す第2四半期累計(通期中間累計)目標は17,500百万円に対する進捗率=約48.3%(第1四半期単独での数値)。通期目標38,000百万円に対する進捗率=約22.3%。
- 営業利益:第1四半期実績 713百万円。第2四半期累計目標1,100百万円に対する進捗率=約64.8%。通期目標2,750百万円に対する進捗率=約25.9%。
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:第1四半期実績 488百万円。第2四半期累計目標750百万円に対する進捗率=約65.1%。通期目標1,850百万円に対する進捗率=約26.4%。
- サプライズの要因:会社は「概ね計画どおり」と説明。実績は売上の小幅減(需給減・購買低迷等)がある一方で、粗利改善やレンタル稼働率向上、製造子会社の利益率改善により営業利益が上振れ。特段の予想修正要因はなし。
- 通期への影響:現時点で会社は予想修正を行っておらず、Q1進捗は通期見通し達成に向けて特段の懸念は示されていない(ただし季節変動や公共工事の大口案件動向に依存)。
財務指標
- 財務諸表(要点)
- 総資産:39,335百万円(前年度末 41,201百万円、△1,866百万円、△4.5%)
- 純資産:25,568百万円(前年度末 25,663百万円、△94百万円、△0.4%)
- 負債合計:13,766百万円(前年度末 15,538百万円、△1,771百万円、△11.4%)
- 現金及び預金:7,969百万円(前期比△1,059百万円)
- 受取手形及び売掛金:7,991百万円(前期比△993百万円)
- 収益性(第1四半期・連結)
- 売上高:8,454百万円(前年同期 8,612百万円、△1.8%/△158百万円)
- 売上総利益:1,912百万円(前年同期 1,832百万円、+4.3%)
- 営業利益:713百万円(前年同期 629百万円、+13.4%)
- 営業利益率:8.43%(前年同期 7.31%)—改善(好ましい)
- 経常利益:762百万円(前年同期 750百万円、+1.6%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:488百万円(前年同期 486百万円、+0.5%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):39.18円(前年同期 38.97円)
- 進捗率分析(第1四半期→会社予想に対する進捗)
- 通期売上高進捗率:8,454 / 38,000 = 約22.3%(前年同期間進捗との比較は資料未提供)。通期進捗としては第1四半期として標準的な水準。
- 通期営業利益進捗率:713 / 2,750 = 約25.9%(やや良好)。
- 通期純利益進捗率:488 / 1,850 = 約26.4%(やや良好)。
- 財務の安全性
- 自己資本比率:65.0%(前連結会計年度 62.3% → 65.0%、安定水準(目安40%以上))
- 流動比率(概算):流動資産23,190 / 流動負債12,471 = 約186%(良好、短期支払能力に問題なし)
- 負債比率(負債/純資産):13,766 / 25,568 = 約53.8%(過度なレバレッジではない)
- 効率性:総資産回転等の詳細データは四半期のみのため長期推移は要出典。ただし売上高は微減、利益率は改善しており資産効率の改善余地あり。
- セグメント別(第1四半期)
- 建設機械事業:売上 3,242百万円(△1.5%)、セグメント利益 521百万円(+10.0%、レンタル稼働率向上が寄与)
- 産業機器事業:売上 5,091百万円(△1.0%)、セグメント利益 395百万円(+18.5%、製造子会社の利益率改善)
- 砕石事業:売上 120百万円(△31.7%)、セグメント利益 5百万円(△9.4%)
- 財務の解説:売上の小幅減を粗利改善でカバーし営業増益を達成。現金・売掛金の減少で総資産が減少。負債(買掛金・電子記録債務等)の圧縮もあり自己資本比率は上昇。
配当
- 配当実績と予想:
- 2025年3月期(実績):年間合計 58円(中間10円、期末48円)
- 2026年3月期(予想):年間合計 52円(中間10円、期末42円)→ 年間で6円の引下げ
- 配当利回り:–(株価情報未提示のため算出不可)
- 配当性向(会社予想ベース、通期):配当/EPS = 52円 / 148.04円 ≒ 35.1%(目安:30~50%で中程度の還元)
- 特別配当:なし
- 株主還元方針:自社株買い等の記載なし(特記なし)
セグメント別情報
- セグメント別状況(前年同期比)
- 建設機械:売上3,242百万円(△1.5%)、利益521百万円(+10.0%)—販売は減少したがレンタル稼働向上で収益改善
- 産業機器:売上5,091百万円(△1.0%)、利益395百万円(+18.5%)—設備投資抑制下でも一部分野で利益率改善
- 砕石:売上120百万円(△31.7%)、利益5百万円(△9.4%)—公共工事の一巡等で取引量大幅減
- セグメント戦略:高粗利商品の販売強化、レンタル稼働率向上、新商品・新市場開拓、製造子会社の収益性向上に注力。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料内に中期計画の詳細記載なし → 進捗状況は判定不可(–)
競合状況や市場動向
- 市場動向(会社コメントより):国内は雇用・所得やインバウンドで回復基調だが、米国関税政策、中国回復の遅れ、中東情勢等の外部リスクで需給先行き不透明。設備投資は一部抑制傾向。
- 競合他社との比較:資料に同業他社比較はなし(–)。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(会社予想):売上高38,000百万円(前期比+4.0%)、営業利益2,750百万円(+3.6%)、当期純利益1,850百万円(+9.2%)。会社は第1四半期実績後も「修正なし」。
- 第2四半期累計(会社目標):売上17,500百万円、営業利益1,100百万円、当期純利益750百万円。
- 会社予想の前提条件:添付資料(別紙)参照。為替・原燃料等の具体前提は本資料に限定的記載。
- 予想の信頼性:会社は第1四半期を概ね計画通りとし修正していない。過去の予想達成傾向は本資料にて明示なし(判断不可)。
- リスク要因:需要減速(公共・民間工事の減少)、購買意欲低下(商品価格高止まり)、米国関税や中国経済、地政学リスク、原材料価格・物価の高騰、オペレーター不足等。
重要な注記
- 会計方針の変更等:会計基準等の改正に伴う会計方針の変更あり(注記あり)。詳細は注記参照。
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は添付されていない。減価償却費は538百万円(のれん償却21百万円含む)。
- その他重要事項:第1四半期の業績に基づく業績予想の修正はなし。業績見通しは外部環境次第で変動する可能性あり。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 7417 |
| 企業名 | 南陽 |
| URL | http://www.nanyo.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 商社・卸売 – 卸売業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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