2025年8月期第3四半期決算説明会 書き起こし
エグゼクティブサマリー
- 経営陣のメッセージ: 「まいぷれくん」を核としたMRR拡大により中長期での増収・黒字化を目指す。東証グロース市場の時価総額100億円基準達成は「十分達成可能」との見解(社長:石井)。
- 業績ハイライト: 第3四半期売上高11億9600万円(前年同期比△0.3%)、営業損失△1,200万円(前年同期比+900万円改善)、親会社株主に帰属する四半期純利益3,600万円(前年同期比+102.5%)。特別利益7,900万円計上。
- 戦略の方向性: プラットフォーム価値(利用店舗数×平均単価)を高めMRRを拡大し、公共ソリューションや関係人口創出事業へ展開。MRR領域(まいぷれくん等)でARR100〜170億円規模を目標。
- 注目材料: 2025年4月全国販売開始の地域情報特化型AIエージェント「まいぷれくん」が好調(発売約3ヶ月で有料契約920件)。茨城県鉾田市の地方創生交付金事業受託、Nativ.Media(譲受)による関係人口関連事業開始。
- 一言評価: 新規MRR商材の立ち上がりは明確な成長トリガーだが、パートナー獲得やフロー型収益の回復が短期のリスク。
基本情報
- 企業概要: 株式会社フューチャーリンクネットワーク(地域情報流通プラットフォーム「まいぷれ」等を提供)
- 主要事業分野:
- 地域情報流通事業(まいぷれプラットフォーム、MRR型サービス、パートナー展開)
- 公共ソリューション事業(ふるさと納税支援、自治体向けソリューション)
- 代表者名: 石井(社長)
- 説明会情報: 開催日 2025年7月16日(書き起こし資料日付 2025年7月25日)、形式:説明会(動画URLあり)※オンライン視聴可(URL資料に記載)
- 説明者: 石井(社長)が主要発表。発言要旨は上記サマリーと各セグメント説明、今後戦略・Q&A対応。
- 報告期間: 2025年8月期 第3四半期(累計)/決算説明会は第3四半期の内容
- セグメント:
- 地域情報流通事業セグメント:まいぷれ関連売上、パートナー関連(初期加盟金、ロイヤリティ等)、MRR商品(まいぷれくん等)
- 公共ソリューション事業セグメント:ふるさと納税関連、公共案件受託、自治体向けサービス
業績サマリー
- 主要指標(第3四半期累計)
- 売上高: 11億9600万円(1,196百万円)、前年同期比△0.3% → ほぼ横ばい(中立〜やや悪い目安)
- 営業利益: △1,200万円(△12百万円)、前年同期比 +900万円(改善)、営業利益率約△1.0%(小幅赤字)
- 経常利益: –(明示なし)
- 純利益(親会社株主に帰属): 3,600万円(36百万円)、前年同期比 +102.5% → 増加(良い目安、主に特別利益等の影響)
- 売上総利益: 7億4400万円(744百万円)
- 予想との比較:
- 会社予想に対する達成率: –(通期予想比の進捗率は資料上一部示唆ありが明確数値は資料から特定困難のため–)
- サプライズの有無: 特別利益7,900万円の計上が純利益押し上げ(期中のポジティブ要因)
- 進捗状況:
- 通期進捗率(売上・営業利益等): –(資料に一部計画進捗数値の表があるが明確な通期比率は資料抜粋で不明のため–)
- 過去同時期との進捗比較: 売上は前年横ばい、営業利益は前年より改善、純利益は大幅増(+102.5%)
- セグメント別状況(第3四半期)
- 地域情報流通事業セグメント
- 売上高: 5億6000万円(560百万円)
- 営業利益: 1億2800万円(128百万円)
- 備考: まいぷれ関連売上は前年同期比 +23.2%(堅調)。一方で新規パートナー獲得に伴う初期加盟金等のフロー収益が未達でパートナー関連売上は減収。ロイヤリティ(ストック型)は前年同期比 +4.8%(増収)
- 公共ソリューション事業セグメント
- 売上高: 6億3500万円(635百万円)、前年同期比 +8.1%(資料では108.1%と表記)
- 営業利益: 1億7400万円(174百万円)、前年同期比 +64.1%(資料では164.1%と表記)
- 備考: ふるさと納税関連の寄付額増が主因(資料により前年比増率表記に差分あり。下記KPI参照)
業績の背景分析
- 業績概要:
- MRR新商品(まいぷれくん等)の開発・販売が順調であり、長期増収期待が高い。
- フロー型収益(新規パートナーの初期加盟金・販促売上)が第2四半期まで計画未達で、セグメント全体で前年を下回る要因となった。
- 公共領域ではふるさと納税売上の増加が寄与。
- 社内AIリスキリング研修に伴う特別利益7,900万円計上。
- 増減要因:
- 増収要因: まいぷれ関連(MRR商品)売上の伸長、公共(ふるさと納税)寄付額の増加、大型公共受託見込み
- 減収要因: 新規パートナー契約に伴う初期加盟金の未達、販促売上の一時的低迷(営業・マーケティング見直し中)
- 増益/減益要因: 販管費抑制(人件費・業務費のコントロール)により営業赤字幅は縮小。一方、特別利益計上で当期純利益が増加。
- 競争環境:
- AI支援型ローカルマーケティングツール領域での差別化を図る(まいぷれのデータ蓄積とラストワンマイルの営業力が強み)。
- 競合との比較や市場シェアの具体数値は開示なし(–)。
- リスク要因:
- 新規パートナー獲得の伸び悩み(運営パートナー数減少)
- 公共案件は自治体予算や入札動向に依存
- AIサービス競合や技術・運用面の実行リスク
- 東証市場改革等の市場環境変化(ただし社長は達成可能と表明)
戦略と施策
- 現在の戦略:
- プラットフォーム価値向上(利用店舗数×平均単価)でMRR拡大を第一義とし、その上で公共ソリューション・新規事業(関係人口創出等)を展開。
- 進行中の施策:
- まいぷれくんの全国販売(2025年4月開始)、機能追加(5月、7月にInstagram自動連携等)
- 開発投資継続しつつ販管費抑制(人件費・業務費の削減)
- 関係人口関連:Nativ.Media(2025年4月取得)、茨城県鉾田市の交付金事業受託(2025年5月)
- セグメント別施策:
- 地域情報流通: 単価向上施策(高単価商品の展開)、まいぷれくんによる店舗向け業務支援・投稿自動化、運営パートナーへの案内強化
- 公共ソリューション: ふるさと納税寄付額増加施策(注力自治体・返礼品の絞り込み)、地域共通ポイント事業の大型受託
- 新たな取り組み:
- まいぷれくんのフェーズアップ(能動的提案→地域成長に資する提案へ)計画
- VTuber等を活用した地域プロモーション(まちスパチャプロジェクトの発展)
将来予測と見通し
- 予想の前提条件:
- MRR(まいぷれくん等)の拡大、パートナー拡大、公共案件受注を前提に成長計画を提示(まいぷれくんの導入率想定等は下記)。
- 予想の根拠と経営陣の自信度:
- 経営はまいぷれくんの伸長でMRR加速度的増加、販管費抑制により今期目標は維持すると説明(社長発言)。
- 予想修正:
- 通期予想の修正有無: 資料上の記載なし(–)
- 中長期計画:
- MRR領域でのARR目標レンジ:100億〜170億円(想定シナリオに基づく)
- 前提の主な数値: 日本の事業者数421万社のうち6%(約25万社)をターゲット、まいぷれくん導入率70〜90%(有料利用店を母数)、まるまるおまかせプラン導入率2〜7%など
- 予想の信頼性:
- 過去の予想達成傾向に関する明確なデータ開示なし(–)
- マクロ経済の影響:
- 地域経済や自治体予算、消費動向、為替等外部環境の影響あり(一般的リスクとして明記)
配当と株主還元
- 配当方針: 明確な配当金額提示なし。株主優待は継続の方針(社長コメント)。
- 配当実績:
- 特別配当: 無し(記載なし)
- その他株主還元: 株主優待の継続を示唆。自社株買い等の記載なし。
製品やサービス
- 主要製品/新製品:
- まいぷれ(プラットフォーム):地域店舗向け情報掲載・集客基盤
- まいぷれくん:地域情報特化型AIエージェント(PR文提案、口コミ返信支援、SNS投稿支援、Instagram自動連携)
- まるまるおまかせプラン:運用代行サービス(高単価、高付加価値)
- Nativ.Media:地方移住・関係人口プラットフォーム(2025年4月譲受)
- まちスパチャ等:VTuber活用の地域活性化プロジェクト
- サービス提供エリア・顧客層: 全国の地域事業者、自治体(地方創生・ふるさと納税関連)
- 協業・提携: カヤックからの事業譲受(Nativ.Media)、今後の連携(例:チイオシ×みんほけ等)
- 成長ドライバー:
- まいぷれくんの導入拡大(有料契約920店、112エリアに展開)
- 既存プラットフォームの高単価化(平均単価上昇)
- 公共案件・交付金事業の受託による売上寄与
Q&Aハイライト
- 注目の質問と回答:
- 市場区分改革(東証グロース→時価総額100億要件)への対応:社長は達成可能と強調、成長で時価総額を高める方針。
- 営業利益の見通し:MRR拡大(まいぷれくん等)と販売管理費抑制で今期目標は変更せず達成を目指す旨。
- まいぷれくんの急成長要因:サービス完成度の高さ、AI未利用層でも使いやすい点、ラストワンマイルでの直接提案力。
- 公共受託案件の詳細(地域共通ポイント等)は金額・エリア非公表。
- 関係人口事業(Nativ.Media等)の収益見込みは「可能性は高いが具体額は現時点でコメント不可」。
- 直営エリア拡大の有無:直営強化も検討するが、長期的にはパートナー展開を重視。
- 株主優待継続:現時点で継続方針(詳細は検討)。
- 経営陣の姿勢: 成長(MRR拡大)に対して前向きかつ楽観的な姿勢を示す。数値目標の達成に自信を持って説明。
- 未回答事項: 公共大型受託の金額・エリア、関係人口事業の具体的な収益規模、通期業績予想の数値的な修正等は開示なし。
- ポジティブ要因:
- まいぷれくんの早期導入(920店)と機能拡充がMRR拡大の明確なトリガー
- 公共(ふるさと納税)領域の寄付額増加と公共案件受託見込み
- 販管費抑制による収益性改善の兆し
- ARR100〜170億という大きな市場ポテンシャル提示
- ネガティブ要因:
- 新規パートナー(フロー型収益)の獲得停滞により短期収益が不安定
- 高付加価値運用代行の原価率課題(まるまるおまかせプランの利益率課題)
- 公共案件は自治体動向に依存(政策・予算リスク)
- 不確実性:
- まいぷれくんの想定導入率・単価が達成できるか(導入比率に業績が強く依存)
- 全国展開に伴う営業体制・サポート体制の整備の進捗
- 競合AIサービス・技術変化への適応
- 注目すべきカタリスト:
- まいぷれくんの導入ペース(有料契約数の推移、月間MRRの伸長)
- 公共大型案件の受注・納品・売上計上(期中の開示)
- Nativ.Mediaや関係人口事業の商用化・収益化の進捗
- 東証市場改革に対する時価総額の変化(100億円到達の可否)
重要な注記
- 会計方針: 特記事項としての会計方針変更の記載なし。ただし社内AIリスキリング研修に伴う特別利益7,900万円を計上。
- リスク要因: 資料末尾に将来見通しに関する注意(経済情勢・業界動向等の影響で実績が変動する旨)が明示されている。
- その他: 決算説明会資料は発言内容を編集している場合がある旨の注記あり。
(注)資料に明確な数値・項目が記載されていない箇所は「–」で示しました。本まとめは提供資料の内容に基づく要約であり、投資助言や推奨は行っていません。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 9241 |
| 企業名 | フューチャーリンクネットワーク |
| URL | https://www.futurelink.co.jp/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。
投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。
なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。