2025年3月期 第2四半期(中間期)決算短信[日本基準](連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ: 会社は通期予想の修正を行っておらず、本中間決算に関する公表済予想からの修正はなし(会社予想との乖離なし/市場コンセンサスは–)。
- 業績の方向性: 増収増益(売上高18,906百万円、前中間比+1.1%;営業利益136百万円、前中間比+39.2%)。
- 注目すべき変化: 水産物卸売事業の集荷力強化(特に神奈川県産)により卸売部門が好調、売上構成比の約79%を占める卸売の増収(+3.1%)と利益改善(営業利益52百万円、前中間比+95.6%)が業績全体を押し上げた点。
- 今後の見通し: 通期予想は据え置き(売上39,400百万円、営業利益350百万円、親会社株主に帰属する当期純利益420百万円)。中間進捗では売上進捗率48.0%と概ね均衡だが、営業利益の進捗率は38.9%とやや遅れ(下期での利益確保が必要)。会社は現時点で予想修正を行っていない。
- 投資家への示唆: 中間は増収増益だが営業利益率は低水準(約0.7%)のため、引き続き物流・エネルギーコストの影響と下期の収益性回復シナリオに注目。自己資本比率68.6%など財務基盤は強く、配当方針は維持(年間26円予定)。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: 横浜丸魚株式会社
- 主要事業分野: 水産物卸売事業、水産物販売事業、不動産等賃貸事業、運送事業(主に水産物の仕入・卸・販売および関連不動産賃貸・物流)
- 代表者名: 代表取締役社長 小島 雅裕
- URL: https://www.yokohama-maruuo.co.jp
- 報告概要:
- 提出日: 2024年11月5日
- 対象会計期間: 2025年3月期 第2四半期(中間期)連結(2024年4月1日~2024年9月30日)
- 半期報告書提出予定日: 2024年11月12日
- 決算説明会: 無
- セグメント:
- 水産物卸売事業: 鮮魚・冷凍・塩干加工等の卸売(中核事業、売上比率約79%)
- 水産物販売事業: 小売・販売関連(売上減少)
- 不動産等賃貸事業: 不動産賃貸収入
- 運送事業: 物流・運送
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株式を含む): 7,261,706株
- 期末自己株式数: 894,898株
- 期中平均株式数(中間期): 6,366,808株
- 今後の予定:
- 半期報告書提出予定日: 2024年11月12日
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社が公表する通期予想に対する中間進捗)
- 売上高: 実績18,906百万円/通期予想39,400百万円 → 進捗率48.0%(通年の半期比としてほぼ標準)
- 営業利益: 実績136百万円/通期予想350百万円 → 進捗率38.9%(やや進捗遅れ)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 実績231百万円/通期予想420百万円 → 進捗率55.0%(良好)
- サプライズの要因:
- 上振れ要因: 卸売事業の集荷強化(神奈川県産重視)やインバウンド等で業務筋向けが好調、売上総利益率の改善、受取配当金の増加(受取配当金176百万円)。
- 下振れ要因: 物流コストやエネルギー高騰、天候(台風・猛暑・集中豪雨)で一部魚種の集荷に影響。営業CFは在庫増(棚卸資産増284百万円)等でマイナス化(△158百万円)。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を据え置き。売上は通期見通しと整合的だが、営業利益は下期での改善が必要(中間で営業利益進捗が低いため)。外部環境(物流費・天候)が鍵。
財務指標
- 財務諸表の要点:
- 総資産: 23,122百万円(前連結期末22,979百万円)(+143百万円、主に商品増・投資有価証券時価増)
- 純資産: 15,892百万円(前期末15,676百万円)(+216百万円、利益剰余金・その他有価証券評価差額が増)
- 負債合計: 7,230百万円(前期末7,302百万円、△72百万円)
- 現金及び現金同等物期末: 2,624百万円(前期末2,690百万円、△66百万円)
- 収益性(中間・連結):
- 売上高: 18,906百万円(前年同中間比+1.1%、増加額+207百万円)
- 売上総利益: 1,611百万円(売上総利益率 8.52%)
- 営業利益: 136百万円(前年同中間比+39.2%、増加額+38百万円)、営業利益率 0.72%(低水準 / 注意)
- 経常利益: 316百万円(前年同中間比+32.3%)
- 親会社株主に帰属する中間純利益: 231百万円(前年同中間比+38.3%)
- 1株当たり中間純利益(EPS): 36.34円(前年26.26円、+38.4%)
- 進捗率分析(中間→通期予想に対する進捗)
- 売上高進捗率: 48.0%(通常の半期比。均衡)
- 営業利益進捗率: 38.9%(やや遅れ。下期での改善が必要)
- 純利益進捗率: 55.0%(順調)
- 過去同期間との比較: 売上は小幅増、利益は改善(営業・経常・純益とも増益)
- 財務安全性:
- 自己資本比率: 68.6%(安定水準)
- 負債比率(負債/純資産): 約0.455(7,230/15,892、良好)
- 流動比率: 流動資産7,255 / 流動負債3,698 = 約196%(100%以上、良好)
- 効率性:
- 総資産回転率(期中ベース): 売上/総資産 = 18,906 / 23,122 ≒ 0.82回(半期ベースの数字、年間化等は留意)
- 売上高営業利益率の改善余地あり(0.7%は同業一般と比べ低め)
- セグメント別(中間)
- 水産物卸売事業: 売上 15,007百万円(+3.1%)、営業利益 52百万円(+95.6%)※売上比 約79.3%
- 水産物販売事業: 売上 3,643百万円(△6.8%)、営業損失 2百万円(前年同期は営業利益3百万円)
- 不動産等賃貸事業: 売上 92百万円(+14.0%)、営業利益 66百万円(+20.1%)
- 運送事業: 売上 164百万円(+6.8%)、営業利益 19百万円(+63.1%)
- 財務の解説:
- 在庫(商品及び製品)が増加(+283百万円)したことが営業CFのマイナス要因。投資有価証券は時価増でその他包括利益が増加(+163百万円)。
配当
- 配当実績と予想:
- 中間配当: なし
- 期末配当(予想): 26.00円
- 年間配当予想: 26.00円(前年も合計26円、修正なし)
- 予想EPS(通期): 66.00円 → 想定配当性向 ≒ 26 / 66 = 39.4%(中程度の還元)
- 配当利回り: 株価情報がないため –(計算不可)
- 特別配当: なし
- 株主還元方針: 自社株買い等の公表なし(現状の還元は配当中心)
セグメント別情報
- セグメント別状況:
- 水産物卸売事業が売上・利益の主力(売上 15,007百万円、営業利益 52百万円)。神奈川県産の集荷強化や業務筋・海外向け(中国除く)が寄与。
- 水産物販売事業は売上減・赤字化(販売チャネルの課題か在庫・需要影響が示唆)。
- 不動産賃貸、運送は小規模だが増益(不動産は用途変更に伴う減損の前年影響の反動も考慮)。
- 前年同期比較:
- 卸売:+3.1%/+95.6%(利益改善が顕著)
- 販売:△6.8%/営業損失へ悪化
- 不動産:+14.0%/+20.1%
- 運送:+6.8%/+63.1%
- セグメント戦略:
- 集荷力強化(特に神奈川県産)で差別化を図り卸売を強化。販売部門の収益改善と物流コスト管理が課題。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画: 「横浜丸魚グループ中期経営計画2023 ~Rebirth~」(2023~2025) → 本決算は計画2年目
- 進捗状況: 集荷力強化等の施策が卸売の売上・利益改善に寄与しており、計画方針とは整合的。ただし中期KPIのうち具体数値は開示なし→ KPI達成状況は数値ベースでの判断不可(詳細は –)。
競合状況や市場動向
- 市場動向: インバウンド回復や国内個人消費の回復が追い風。一方で為替・中東情勢・東アジアの地政学リスク、天候リスク(台風・猛暑・豪雨)や物流コスト高(「物流2024年問題」)、エネルギー価格の高止まりは下押し要因。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想の修正: なし(2024年5月14日公表の数値から変更なし)
- 通期前提: 詳細な前提(為替・原油等の数値)は明示なし(前提条件は–)
- 予想の信頼性:
- 中間での進捗は売上はほぼ半期比、純利益はやや上振れ、営業利益は下振れ(下期での利益改善が必須)。過去の予想達成傾向は今回資料内では言及なし(–)。
- リスク要因:
- 天候不順による集荷不足
- 物流費・エネルギー価格の上昇
- 世界情勢・為替の変動による輸出入影響
- 在庫増によるキャッシュフロー圧迫
重要な注記
- 会計方針: 変更なし
- 連結範囲の変更: なし
- 第2四半期決算短信は監査(レビュー)未実施(公認会計士/監査法人のレビュー対象外)
- その他重要事項: 不動産賃貸事業にて用途変更に伴う減損(前中間期に31百万円計上)などの特記事項あり
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 8045 |
| 企業名 | 横浜丸魚 |
| URL | http://www.yokohama-maruuo.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 商社・卸売 – 卸売業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。
投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。
なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。