2024年10月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社は通期業績予想を修正せず(修正なし)。市場予想との比較は記載なしのため–。Q1実績は会社予想(通期)に対して営業利益・純利益の進捗が高く、純利益は通期予想を既に上回っている(上振れの示唆)。
  • 業績の方向性:増収増益(売上高+9.4%、経常利益は前年の損失から黒字化)。
  • 注目すべき変化:日本セグメントが販促・コラボ等で集客に成功し、国内で売上・営業利益ともに過去最高。北米は出店加速で売上大幅増(+35.3%)だが先行投資や物価上昇で依然赤字。アジアは売上拡大も利益は大幅減。
  • 今後の見通し:通期予想は据え置き。Q1で純利益は通期計画を超過しており、通期達成可能性は高いが、原材料・人件費・光熱費等のコスト上昇リスクは残るため慎重な見方も妥当。
  • 投資家への示唆:国内の来客回復と店舗施策が効き、収益性が短期で改善している一方、北米は出店フェーズゆえ投資先行⇒利益化の時期を確認することが重要。為替・原材料価格動向が業績変動要因。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:くら寿司株式会社
    • 主要事業分野:回転寿司チェーンの国内外直営店運営(「無添蔵」「くら天然魚市場」等)、フランチャイズ・ライセンス展開
    • 代表者名:代表取締役社長 田中 邦彦
    • URL:https://www.kurasushi.co.jp/
  • 報告概要:
    • 提出日:2024年3月12日
    • 対象会計期間:2024年10月期 第1四半期(2023年11月1日~2024年1月31日、連結)
  • セグメント:
    • 日本:国内直営店運営、商品企画・販促
    • 北米:Kura Sushi USA による米国での店舗運営(新規出店投資多)
    • アジア:台湾等での店舗運営
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):41,399,600株
    • 期中平均株式数(四半期累計):39,744,441株
    • 時価総額:–(記載なし)
  • 今後の予定:
    • 四半期報告書提出予定日:2024年3月14日
    • 株主総会/IRイベント等:–(記載なし)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社予想は通期のみ記載のため、達成率は通期予想に対する進捗で記載)
    • 売上高:56,110百万円(通期予想226,200百万円に対する進捗率 24.8%) ← 四半期としてはほぼ均等進捗(25%目安に近い)
    • 営業利益:1,748百万円(通期予想2,400百万円に対する進捗率 72.8%) ← 利益進捗が非常に高い(前年同期は営業損失)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:1,264百万円(通期予想1,100百万円に対する進捗率 115.0%) ← 通期想定を上回る早い進捗
  • サプライズの要因:
    • 国内(日本)セグメントでの来客増と販促(コラボ等)により売上と利益が改善し、セグメント利益が大幅に押し上げられたことが主要因。
    • 北米は売上大幅増も出店先行費用・賃金上昇等で収益圧迫。アジアは売上増だが原価上昇で利益率低下。
    • 会計区分変更(従来営業外収益だったロイヤリティ収入を売上高に計上)で前期数値は組替済み。
  • 通期への影響:
    • 現時点で会社は通期予想を修正していない。Q1の高進捗(特に純利益)は保守的な通期予想の可能性を示唆するが、原材料・人件費上昇や北米の投資負担等のリスクも残るため、今後の四半期見通しを注視すべき。

財務指標

  • 財務諸表(要点、単位:百万円)
    • 損益:売上高 56,110、売上原価 23,538、売上総利益 32,571、販売費及び一般管理費 30,823、営業利益 1,748、経常利益 1,853、親会社株主に帰属する四半期純利益 1,264
    • 貸借対照表(期末):総資産 132,775、負債合計 61,643、純資産合計 71,131
    • キャッシュ等:現金及び預金 18,415(前期末 18,940 → ▲525)
  • 収益性
    • 売上高:56,110百万円(前年同期比+9.4%、増加額 +4,818百万円)
    • 営業利益:1,748百万円(前年同期 △671百万円 → 増加幅 約+2,419百万円)
    • 営業利益率:約3.12%(1,748 / 56,110。改善)
    • 経常利益:1,853百万円(前年同期 △742百万円 → 黒字転換)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:1,264百万円(前年同期 △624百万円 → 黒字転換)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):31.80円(前年同期 15.70円、+103%)
  • 進捗率分析(通期予想に対するQ1進捗)
    • 売上高進捗率:24.8%(通期の4分の1にほぼ相当)
    • 営業利益進捗率:72.8%(通期見通しに対し高い進捗、利益は前倒し)
    • 純利益進捗率:115.0%(通期見通しを既に上回る)
    • 過去同期間との比較:前年同四半期は営業損失・純損失であったため収益性の改善が顕著
  • 財務の安全性
    • 自己資本比率:41.2%(安定水準。目安40%以上で安定)
    • 流動比率:約114%(流動資産 30,845 / 流動負債 27,067 → 1.14倍。短期支払余裕は確保だが余裕が大きいとは言い難い)
    • 負債比率(負債合計 / 純資産):61,643 / 71,131 ≒ 0.87(健全)
    • リース債務(固定負債内):30,328百万円(出店・設備に関する負債の存在)
  • 効率性
    • 売上高営業利益率は改善中(前年同期の赤字から黒字化)
    • 総資産の増加は主に有形固定資産の増加(出店投資)
  • セグメント別(第1四半期)
    • 日本:売上 42,706百万円(前年同期比+4.1%)、セグメント利益 2,087百万円(前年は損失▲746→大幅改善)
    • 北米:売上 7,674百万円(前年同期比+35.3%)、セグメント損失 ▲276百万円(前年▲299→改善傾向だが赤字)
    • アジア:売上 5,729百万円(前年同期比+24.5%)、セグメント利益 42百万円(前年は303 → 利益大幅減)
  • 財務の解説:
    • 国内の来客回復と販売施策により粗利改善。北米は売上伸長の一方で出店先行費用と賃金・物価上昇が利益を圧迫。固定資産の増加は出店投資を反映。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2023年10月期:中間 0円、期末 20円、年間 20円
    • 2024年10月期(予想):中間 0円、期末 20円、年間 20円(修正なし)
  • 配当利回り:–(株価情報の記載なし)
  • 配当性向(予想ベース):年間配当20円 ÷ 会社予想EPS 27.67円 ≒ 72.3%(高水準)
  • 特別配当:なし
  • 株主還元方針:自社株買い等の記載はなし

セグメント別情報

  • 日本:
    • 売上 42,706百万円(+4.1%)、セグメント利益 2,087百万円(前年同期は損失)
    • 要因:人流回復、インバウンド需要、商品フェア・アニメコラボ(「ブルーロック」等)による集客。都市部中心の出店方針継続。
  • 北米:
    • 売上 7,674百万円(+35.3%)、セグメント損失 ▲276百万円
    • 要因:新規出店(当期 +4店舗)と米国市場の堅調さで売上伸長。だが出店先行投資・人件費上昇で収益圧迫。
  • アジア:
    • 売上 5,729百万円(+24.5%)、セグメント利益 42百万円(前年同期比 -86.0%)
    • 要因:売上増も原材料費上昇が利益圧迫。アニメコラボ等の販促は効果あり。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:記載なし(現行の中期計画進捗に関する明確な記載は無し)
  • KPI達成状況:店舗数は直営655店舗(国内・米国・台湾・上海含む)。出店ペースは継続中で中長期拡大方針と整合。

競合状況や市場動向

  • 競合他社との比較:同業他社の詳細比較データは記載なし(→ –)。
  • 市場動向:国内は個人消費・インバウンド回復で追い風。だが円安で輸入食材コスト高、賃金上昇、光熱費上昇が外食業界共通のリスク。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期(2024年11月1日〜2024年10月31日)会社予想:売上高 226,200百万円(+7.0%)、営業利益 2,400百万円(+2.3%)、経常利益 2,800百万円(+2.9%)、当期純利益 1,100百万円(+27.4%)、1株当たり当期純利益 27.67円
    • 会社は現在、予想の修正を行っていない
  • 予想の信頼性:Q1で既に純利益が通期見通しを上回った一方、原材料・人件費・為替の不確実性があるため、通期の据え置きは保守的な見積りの可能性あり。過去の予想達成傾向は今回の資料に記載なし(→ –)。
  • リスク要因:為替(円安による輸入コスト上昇)、原材料価格、人件費・光熱費の上昇、海外出店に伴う先行投資負担、地政学リスク(中東・ウクライナ等)。

重要な注記

  • 会計方針:当第1四半期会計期間より、従来「営業外収益」に計上していたロイヤリティ収入を「売上高」に区分して記載。前期比較数値は組替済み。
  • その他:四半期決算短信は公認会計士または監査法人の四半期レビューの対象外(未レビュー)。
  • 不明項目は–で記載。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 2695
企業名 くら寿司
URL https://www.kurasushi.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 小売 – 小売業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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