2024年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ: 会社予想・市場予想との比較は開示なし(会社予想:–、市場コンセンサス:–)。発表実績は売上高125,544百万円、営業利益4,883百万円、親会社株主に帰属する当期純利益4,470百万円。
- 業績の方向性: 減収減益(売上高△14.0%、営業利益△34.2%、当期純利益△43.0%、前年同期比)。
- 注目すべき変化: 用品事業子会社PIAAの株式を2024年8月に譲渡(連結範囲から除外)したことにより、当期は同社の上期実績のみを連結計上。これが売上・利益の大幅減少に影響。持分法投資損益が増加(2,093百万円)した点も経常利益の下支え要因。
- 今後の見通し: 2025年12月期予想は売上121,000百万円(△3.6%)、営業利益5,400百万円(+10.6%)、当期純利益3,900百万円(△12.8%)。通期予想は合理化・価格転嫁等で営業利益改善を見込むが、売上は用品事業売却影響等で減少見込み。業績予想の修正はなし。
- 投資家への示唆: ① PIAA売却による連結範囲変化を考慮して、コア事業(ライティング等自動車部品)の出荷動向と生産回復(認証不正問題の解決状況)を注視すること、② 持分法による投資損益や一過性利益の有無が純利益に影響するため、構成要因の確認が重要。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: 市光工業株式会社
- 主要事業分野: 自動車用照明・ミラー等の自動車部品事業および用品事業(ただし用品事業はPIAA売却により連結から除外)
- 代表者名: ヴィラット クリストフ(代表取締役社長)
- URL: http://www.ichikoh.com/
- 報告概要:
- 提出日: 2025年2月14日
- 対象会計期間: 2024年1月1日~2024年12月31日(通期、連結)
- 決算補足説明資料: 有、決算説明会: 有(機関投資家・アナリスト向け)
- 定時株主総会予定日: 2025年3月27日、配当支払開始予定日: 2025年3月28日
- セグメント:
- 自動車部品事業: 自動車メーカー向けの照明製品およびミラー製品等の製造・販売
- 用品事業: アフターマーケット向けバルブやワイパー等の製造・販売(PIAAが該当、2024年8月に譲渡)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む): 96,363,161株(2024年12月期)
- 期末自己株式数: 181,424株
- 期中平均株式数: 96,170,820株
- 時価総額: –(開示なし)
- 今後の予定:
- 有価証券報告書提出予定日: 2025年3月28日
- 決算説明会: 実施済(機関投資家向け)/追加IRは要確認
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績:
- 会社予想との比較(達成率): 会社の2024年通期予想は資料に明示なし → 達成率:–(不明)
- 売上高(実績): 125,544百万円(前年同期比△14.0%)
- 営業利益(実績): 4,883百万円(前年同期比△34.2%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益(実績): 4,470百万円(前年同期比△43.0%)
- サプライズの要因:
- マイナス要因: ミラー事業および用品事業売却に伴う売上剥落、日本国内の対象車種減産(認証不正問題の影響)が主因。
- プラス要因: 価格転嫁の進展、不良率改善、生産性向上、持分法投資損益の拡大(+2,093百万円)、PIAA譲渡に伴う関係会社株式売却益869百万円の計上(特別利益)。
- 通期への影響:
- 2025年通期予想は営業利益増を見込むが、売上は引き続き用品事業売却の影響やアセアン市場の不確実性で減少見込み。現時点で予想修正は発表されていない。
財務指標
- 財務諸表の要点(連結、百万円未満切捨て)
- 売上高: 125,544(△14.0%)
- 売上総利益: 21,904(前年27,724)
- 営業利益: 4,883(△34.2%)
- 経常利益: 6,517(△19.8%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 4,470(△43.0%)
- EPS: 46.48円(前年81.53円、△43.0%)
- 収益性指標:
- 営業利益率: 3.9%(前年5.1%、低下=悪化)
- 経常利益率: 約5.2%(資料表記5.0%)
- 当期純利益率: 約3.6%
- 財政状態(2024/12/31)
- 総資産: 130,089百万円(前期比 +672百万円)
- 純資産: 70,951百万円(前期比 +6,220百万円)
- 自己資本比率: 53.8%(安定水準、前年49.5%)
- キャッシュ・フロー(連結)
- 営業CF: 11,047百万円(前年13,372百万円)
- 投資CF: △4,729百万円(前年△9,609百万円)
- 財務CF: △3,036百万円(前年△3,799百万円)
- 現金及び現金同等物期末: 12,642百万円(前年8,937百万円)
- フリーキャッシュフロー(営業CF+投資CF): 約6,318百万円(営業CF11,047-投資支出4,729)
- 財務安全性:
- 自己資本比率53.8%(安定水準)
- 有利子負債の明細は開示表参照(短期借入金ほぼ解消、長期借入金返済あり)
- 流動負債48,082百万円、流動資産66,512百万円 → 流動比率は概ね良好(流動資産>流動負債)
- 効率性:
- 減価償却費は6,032百万円(前年5,814)で設備投資継続。総資産回転率等詳細数値は–(未計算)。
- セグメント別(連結)
- 自動車部品事業: 売上121,345百万円(△12.0%)、営業利益4,679百万円(△33.8%)
- 用品事業: 売上5,002百万円(△49.1%)、営業利益206百万円(△42.2%)※PIAA譲渡により6月までの実績のみ連結
配当
- 2024年12月期実績:
- 中間配当: 6.50円、期末配当: 6.50円、年間配当: 13.00円
- 配当性向(連結): 28.0%(前年13.5%)
- 株主資本配当率(DOE): 1.9%(資料表記)
- 2025年12月期(予想):
- 期中: 中間7.00円、期末7.00円、年間14.00円(1円増配を予定)
- 配当性向目標: 34.5%(会社予想ベース)
- 特別配当: なし
- 株主還元方針: 配当性向およびDOEの向上を総合考慮して増配を見込む。自社株買いは今回開示なし。
セグメント別情報
- 自動車部品事業:
- 売上121,345百万円(△12.0%)、営業利益4,679百万円(△33.8%)
- 国内市場での減産影響が大きく、当社単体の減少率は市場減産率を上回る。アセアンはマレーシア好調で増収。
- 戦略: ライティング等に経営資源を集中(PIAA売却はその一環)
- 用品事業:
- 売上5,002百万円(△49.1%)、営業利益206百万円(△42.2%)
- PIAA株式を8月末に譲渡し、当期は上期実績のみ連結 → 比較ベースで大幅減少
- 戦略: 事業選択と集中の結果として譲渡実施
中長期計画との整合性
- 中期経営計画: 明示的数値目標は本短信に詳細記載なし。ただし、選択と集中(ライティング等への資源配分)を明確化。
- KPI達成状況: 主要KPIは開示なし。留意点として持分法適用会社への投資(関係会社出資金)が増加している点。
競合状況や市場動向
- 市場動向:
- 国内自動車生産は認証不正問題の影響で減産。アセアンでは国別に差(マレーシア増、インドネシア・タイ減)で合計は減少。
- マクロリスクとして米国政策、為替(円安)、金融引き締めリスク等を想定。
- 競合比較: 同業他社との相対位置付けは本短信に記載なし → 比較は要追加調査(生産受注・営業利益率等で確認)
今後の見通し
- 業績予想(2025年12月期連結予想)
- 売上高: 121,000百万円(前期比△3.6%)
- 営業利益: 5,400百万円(前期比+10.6%)
- 経常利益: 6,200百万円(前期比△4.9%)—前年の持分法利益の一過性増加分剥落を考慮
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 3,900百万円(前期比△12.8%)
- EPS予想: 40.57円
- 前提: 認証不正問題の解決による生産回復期待、ただし米国・為替・需給の下振れリスクあり
- 予想の信頼性: 過去の達成傾向は年による変動あり。今回も一過性項目(PIAA売却益、持分法損益)影響が大きく、定常利益ベースの推移を注視する必要あり。
- リスク要因:
- 国内・海外の自動車生産動向(認証問題、ローン利用の低下等)
- 為替変動(円安で原材料コスト上昇等)
- 原材料価格、米国の政策・国際情勢、金融環境の変化
重要な注記
- 連結範囲の変更: PIAA株式会社を2024年8月30日に譲渡(連結子会社から除外)→ 連結業績に影響(売上・利益剥落)。譲渡益869百万円を特別利益で計上。
- 会計方針の変更: なし
- その他: 決算短信は監査対象外(公認会計士/監査法人の監査対象外)との注記あり。
(注記)
- 不明項目は「–」と表示しました。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 7244 |
| 企業名 | 市光工業 |
| URL | http://www.ichikoh.com/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 電機・精密 – 電気機器 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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