2025年9月期 第3四半期決算短信[日本基準](非連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社が公表している通期予想からの修正は無し。市場予想との比較は–(市場コンセンサス不明)。第3四半期累計は会社予想に対してやや進捗が良く、上振れ感はあるが会社予想は維持(実績は概ね予想通り〜上振れ)。
- 業績の方向性:増収増益(売上高+8.6%、営業利益+13.3%、四半期純利益+14.4%:前年同期比)。
- 注目すべき変化:自己株式取得(取得額約740百万円)により現金預金が減少。一方で売上・利益は過去最高を更新。無形固定資産(ソフトウェア)と投資有価証券の増加も確認。
- 今後の見通し:通期業績予想(売上1,333百万円、営業利益715百万円、当期純利益498百万円)は維持。第3四半期累計の進捗(売上進捗約76%、営業利益進捗約80%、純利益進捗約80%)から見て達成可能性は高いと想定される(ただし外部環境リスクは存在)。
- 投資家への示唆:コア事業(GNSS補正情報配信)が国策・需要拡大(インフラDX、スマート農業、ドローン等)と整合しており、高利益率で安定的に伸長。自己株取得による資本政策(株主還元)とバランスをどう見るかが重要。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社ジェノバ
- 主要事業分野:GNSS補正情報配信サービス等(高精度位置補正データの配信を中核とするサービス)
- 代表者名:代表取締役社長 戸上 敏
- 報告概要:
- 提出日:2025年8月8日
- 対象会計期間:2025年9月期 第3四半期累計(2024年10月1日~2025年6月30日、非連結)
- 決算説明資料の有無:作成有、決算説明会:無
- セグメント:
- 単一セグメント:GNSS補正情報配信サービス等(記載省略)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株含む):14,470,000株
- 期末自己株式数:1,607,000株
- 期中平均株式数(四半期累計):13,405,125株
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 決算発表:通期予想は既に公表済(修正無)
- 株主総会・IRイベント:–(資料に記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社予想との比較/達成率/通期予想に対する進捗)
- 売上高:第3四半期累計 1,016 百万円。通期予想 1,333 百万円に対する進捗率 76.3%(1,016/1,333)。達成率:進捗良好。
- 営業利益:第3四半期累計 570 百万円。通期予想 715 百万円に対する進捗率 79.8%(570/715)。達成率:進捗良好。
- 純利益:第3四半期累計 399 百万円。通期予想 498 百万円に対する進捗率 80.1%(399/498)。達成率:進捗良好。
- サプライズの要因:
- 上振れ要因:GNSS関連の需要拡大(測量、ICT土木、IT農業、ドローン等)による利用時間・契約者数の増加、営業外収益(利息・有価証券利息)の増加。
- 下振れ要因:特になし。販売費・一般管理費は微増にとどまり、原価の増加も限定的。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を修正しておらず、第3四半期累計の進捗率から見て通期予想達成の可能性は高い。ただし外部リスク(貿易摩擦、金利・為替、政府予算の変化等)は留意が必要。
財務指標
- 財務諸表の要点(第3四半期累計、単位:百万円)
- 売上高:1,016(前年同期 935、前年同期比 +8.6%)
- 売上原価:181(前年同期 175、微増)
- 売上総利益:835(前年同期 761、前年同期比 +9.7%)
- 販管費:265(前年同期 258、微増)
- 営業利益:570(前年同期 503、前年同期比 +13.3%)
- 経常利益:576(前年同期 504、前年同期比 +14.2%)
- 四半期純利益:399(前年同期 349、前年同期比 +14.4%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):29.79円(前年同期 25.39円、+17.3%)
- 主要比率・安全性
- 自己資本比率:89.5%(安定水準。前期 89.1%)
- 総資産:3,504 百万円(前期末 3,984 百万円、減少)
- 純資産:3,137 百万円(前期末 3,548 百万円、減少)
- 流動比率:概算 約973%(流動資産 3,065 / 流動負債 315、非常に高い流動性)
- 負債比率(負債/自己資本ベース):約11.7%(低レバレッジ)
- 効率性
- 営業利益率(第3四半期累計):約56.1%(570/1,016、非常に高い利益率)
- 経常利益率:約56.7%(576/1,016)
- 純利益率:約39.3%(399/1,016)
- セグメント別:単一セグメントのため省略
- 財務の解説:
- 現金及び預金は自己株式取得(約740百万円)により2,924百万円と前期末から減少。
- 無形固定資産(ソフトウェア)増加(約58百万円増加)、投資その他の資産(主に投資有価証券)増加(約94百万円)。
- 自己株式取得と配当支払(約69百万円)が純資産減少の主因だが、利益剰余金は四半期純利益の計上で増加。
配当
- 配当実績と予想
- 中間配当(第2四半期末):0.00円(2025年9月期)
- 期末配当(予想):6.00円(通期合計 6.00円、前年 5.00円)
- 予想配当利回り:–(株価情報無し)
- 当期予想EPS(通期):35.96円 → 通期予想配当性向:6.00/35.96 ≒ 16.7%(目安、控えめな配当性向)
- 特別配当の有無:無
- 株主還元方針:自己株式取得を実施(当第3四半期累計で普通株式1,000,000株取得、取得額約740百万円)。将来の自社株買い等の方針は都度開示。
セグメント別情報
- 当社は単一セグメント(GNSS補正情報配信サービス等)のみ。よって売上・利益の構成はセグメント単位での開示は無し。
- 主要顧客・用途の拡大:測量、航空測量、土地家屋調査、ICT土木、IT農業、ドローン分野で利用拡大。BtoBtoC事例(KDDIとの連携でテーマパーク採用等)も出始めている。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料上で特定の中期数値目標は未記載(–)。
- KPI達成状況:個別KPIの開示は無し。事業環境(国策・補助金等)とサービス需要の整合性は良好。
競合状況や市場動向
- 競合比較:同業他社との相対的な数値比較は資料に記載無し(–)。
- 市場動向:
- 高精度位置情報の利用領域が拡大(インフラDX、自動運転、ドローン、スマート農業等)。
- 政府の「デジタルライフライン全国総合整備計画」やスマート農業法などの政策追い風。
- 一方で世界的な貿易政策の変化や金利環境など外部リスクも存在。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(変更なし):売上 1,333 百万円(+5.4%)、営業利益 715 百万円(+2.9%)、経常利益 718 百万円(+3.2%)、当期純利益 498 百万円(+3.4%)、EPS 35.96円。
- 次期予想:–(未開示)
- 会社予想の前提条件:特に為替等の前提は明示なし(事業は国内需要中心)。
- 予想の信頼性:第3四半期累計の進捗(約76〜80%)から達成可能性は高いが、公共投資・補助金動向やマクロ要因(関税問題、金利等)が影響し得る。
- リスク要因:政府予算の変動、顧客業種(建設等)の景況、貿易摩擦・関税問題、金利・市場金利動向、資本政策による流動性変化等。
重要な注記
- 会計方針の変更:無
- 会計上の見積りの変更:有(資産除去債務の見積り変更により負債が約3.381百万円増加。営業利益等への影響は軽微)
- 株主資本の著しい変動:有(自己株式取得により自己株式が740百万円増加、期末自己株式 832,779千円)
- 監査・レビュー:独立監査法人による期中レビュー有。レビューの結論に重要な指摘は無し。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 5570 |
| 企業名 | ジェノバ |
| URL | https://www.jenoba.jp/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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