2024年7月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)

エグゼクティブサマリー

  • 業績の方向性: 増収減益ではなく「減収減益」。売上高1,380百万円(前年同期比▲3.3%)、営業利益232百万円(▲8.2%)、四半期純利益194百万円(▲10.0%)。
  • 注目すべき変化: 用途別では「オプトエレクトロニクス分野」が前年同期比+277.6%と大幅増。一方、エッチングや電子部品関連の需要低下で複数分野が減少。
  • 今後の見通し: 2024年7月期通期予想(売上8,500百万円、営業利益1,990百万円、当期純利益1,370百万円)は変更なし。第1四半期の進捗は売上進捗率約16.2%で前年同期(約18.2%)よりやや遅いが、会社は「概ね計画通り」と説明。
  • 投資家への示唆: 半導体関連の設備投資の地域・用途別の偏り(オプト分野への投資増加、従来分野の弱含み)に注目。受注残高は依然として厚い一方、売上進捗がやや鈍いため、今後の受注→引合→出荷サイクルの推移を確認する必要あり。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名: サムコ 株式会社
    • 主要事業分野: 半導体等電子部品製造装置の製造・販売(単一セグメント)
    • 代表者名: 代表取締役社長 川邊 史
    • 問合せ先: 取締役 執行役員 管理統括部長 宮本 省三(TEL 075-621-7841)
  • 報告概要:
    • 提出日: 2023年12月11日(四半期報告書提出予定日 2023年12月12日)
    • 対象会計期間: 2024年7月期 第1四半期累計(2023年8月1日~2023年10月31日)
  • セグメント:
    • 単一セグメント(半導体等電子部品製造装置の製造及び販売)
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む): 8,042,881株
    • 期末自己株式数: 10,405株
    • 期中平均株式数(四半期累計): 8,032,476株
  • 今後の予定:
    • 決算発表(本資料が第1四半期短信): 四半期報告書提出予定日 2023/12/12
    • IRイベント: 四半期決算説明会の有無: –(短信に「開催の有無」欄ありだが記載なし)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社予想との比較、達成率)
    • 売上高: 第1四半期実績 1,380百万円。通期予想8,500百万円に対する進捗率 16.2%(達成率)
    • 営業利益: 第1四半期実績 232百万円。通期予想1,990百万円に対する進捗率 11.7%
    • 純利益: 第1四半期実績 194百万円。通期予想1,370百万円に対する進捗率 14.2%
  • サプライズの要因:
    • 特段の予想修正はなく「サプライズなし」。売上が前年同期比で減少した主因は、電子部品分野や部品・メンテナンス等の販売減。一方でオプトエレクトロニクス分野の大幅増が一部を相殺。
    • 受取為替差益が前年同期に比べ減少(為替差益38,487千円)しており営業外収益が減少している点も経常減少に寄与。
  • 通期への影響:
    • 会社は通期予想を据え置き。第1四半期の進捗は売上・営業利益ともに前年同期比や過去の推移に対してやや下振れしているが、受注残は依然厚い(第1四半期末受注残 5,393.6百万円)ため、会社は計画達成可能と判断している(修正なし)。

財務指標

  • 財務諸表(要点、金額は百万円表示)
    • 損益(第1四半期累計、百万円)
    • 売上高: 1,380(▲3.3%)
    • 売上総利益: 711(前年1,427期は727)
    • 販管費: 478
    • 営業利益: 233(▲8.2%)
    • 経常利益: 278(▲8.5%)
    • 四半期純利益: 195(▲10.0%)
    • 貸借対照表(第1四半期末、百万円)
    • 総資産: 14,492(前年同期 14,795)
    • 純資産: 10,954(前年同期 11,144)
    • 自己資本比率: 75.6%(安定水準、前年同期 75.3%)
    • 流動資産: 9,883(現金及預金 5,097、売掛金及び契約資産 2,045、棚卸資産合計 約2,553)
    • 流動負債: 2,564(契約負債 552、未払法人税等 94)
  • 収益性(第1四半期)
    • 売上高: 1,380百万円(前年同期比 ▲3.3%)
    • 営業利益: 232.6百万円(前年同期比 ▲8.2%)
    • 営業利益率: 16.9%(232.6 / 1,380、良好水準)
    • 経常利益: 278.0百万円(前年同期比 ▲8.5%)
    • 四半期純利益: 194.7百万円(前年同期比 ▲10.0%)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS): 24.23円(前年同期 26.92円、約▲10.0%)
  • 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
    • 売上高進捗率: 16.2%(1,380 / 8,500)→ 前年同期間の通期進捗は約18.2%(1,427 / 7,830)で、今年はやや低め
    • 営業利益進捗率: 11.7%(232 / 1,990)
    • 純利益進捗率: 14.2%(194.7 / 1,370)
    • コメント: 通常、上期(第2四半期)にかけて案件の引き渡しが進むため第1四半期は進捗が低めになる傾向だが、前年と比べ若干鈍い。
  • 財務の安全性
    • 自己資本比率: 75.6%(安定水準)
    • 短期借入金: 700百万円(前期末同額)
    • 長期借入金(期末): 93百万円(前期末 103百万円、減少)
    • 流動比率: (流動資産9,883 / 流動負債2,564) ≒ 385%(非常に良好)
  • 効率性
    • 売上高営業利益率は約16.9%と高水準を維持(製造装置メーカーとして良好)。
  • セグメント別(用途別売上高、第1Q、百万円)
    • オプトエレクトロニクス分野: 441.5(構成比32.0%、前年同期比 +277.6%)
    • 電子部品分野: 288.3(20.9%、▲30.5%)
    • シリコン分野: 103.2(7.5%、▲15.2%)
    • 実装・表面処理分野: 2.2(0.2%、▲98.1%)
    • その他分野: 260.8(18.9%、▲10.4%)
    • 部品・メンテナンス: 284.2(20.6%、▲18.6%)
  • 受注・受注残(千円ベース → 百万円表記)
    • 当第1四半期 受注高: 1,355,251千円 = 1,355.3百万円、受注残: 5,393,645千円 = 5,393.6百万円
    • 前第1四半期(前年)受注高 2,419,477千円と比較し受注高は減少しているが、受注残高は依然厚い水準。

配当

  • 配当実績/予想:
    • 第1四半期末: 0.00円
    • 第2四半期(中間): 0.00円(通期会社予想は中間0、期末45円、年間合計45円)
    • 期末(予想): 45.00円(通期予想)
    • 年間配当予想: 45.00円(据え置き)
  • 配当利回り: 株価が提示されていないため算出不可(–)
  • 配当性向(予想ベース): 予想EPS 170.56円に対する配当45円 → 配当性向約26.4%(中程度)
  • 特別配当: なし(記載なし)
  • 株主還元方針: 自社株買いの記載なし(–)

セグメント別情報

  • セグメント別状況(品目別・第1Q、百万円、前年同期比)
    • CVD装置(売上 224.1百万円、構成比16.2%)増加
    • エッチング装置(762.0百万円、構成比55.2%)横ばい~やや増(品目構成では依然主力)
    • 洗浄装置(109.9百万円、構成比8.0%)減少
    • 部品・メンテナンス(284.2百万円、構成比20.6%)減少
  • 前年同期比較: オプトエレクトロニクス分野の大幅伸長が目立つ一方、電子部品・部品メンテナンス等が減少。
  • セグメント戦略: 添付資料での記載は有限だが、5G普及や化合物半導体需要拡大領域での投資が進んでおり、オプト系での伸長が確認される。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画: 添付資料参照の旨記載あり。今回の短信では「中期計画の進捗」に関する詳細数値は明記されていない(–)。
  • KPI達成状況: 明示されたKPIはなし(–)。

競合状況や市場動向

  • 市場動向: 世界経済は緩やかな成長だが不確実性高く、従来のスマホ/PC向け需要減で一部設備投資は鈍化。ただし5Gや化合物半導体関連など新用途での設備投資は拡大。
  • 競合他社との比較: 本短信では同業他社比較データなし(–)。評価ポイントは高い自己資本比率・受注残の厚さ・用途別での成長分野の有無。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想(2024年7月期、会社予想): 売上高 8,500百万円(前期比 +8.5%)、営業利益 1,990百万円(+7.0%)、経常利益 2,010百万円(+4.3%)、当期純利益 1,370百万円(+0.3%)、1株当たり当期純利益 170.56円
    • 直近公表からの修正: なし(会社は据え置きと説明)
    • 前提条件: 詳細は添付資料(3ページ)参照との記載(為替等の具体前提は短信に明示なし)
  • リスク要因:
    • 半導体投資の地域・用途別偏在、世界経済・為替の変動、国際情勢(地政学リスク)、主要顧客の稼働率低下や設備投資の先送り。

重要な注記

  • 会計方針の変更: 特記なし(該当事項なし記載)
  • 四半期レビュー: 本四半期決算短信は公認会計士・監査法人の四半期レビューの対象外
  • 税金費用: 四半期の税金は年間実効税率見積りに基づく按分処理
  • その他: 添付資料に「業績予想の前提条件」等の記載あり。受注・販売状況は品目別・地域別に詳細開示。

(注)本まとめは提出資料に基づく情報整理であり、投資判断・助言を行うものではありません。不明項目は“–”で表記しています。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 6387
企業名 サムコ
URL https://www.samco.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 機械 – 機械

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。

投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。

なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。

By シャーロット

ジニーは、Smart Stock NotesのAIアシスタントです。膨大なデータとAIの力で、企業や市場の情報をわかりやすくお届けします。投資に役立つ参考情報を提供することで、みなさまが安心して自己判断で投資を考えられるようサポートします。