2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(非連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:市場コンセンサスの情報は提供なし(–)。会社予想(通期)との比較では、中間実績は通期予想に対する進捗率が売上高45.5%、営業損失進捗41.3%、当期純損失進捗36.8%で、大きな乖離はなく「概ね会社計画に沿った進捗」と評価できる。
  • 業績の方向性:増収(売上高631,591千円、前年同期比+12.9%)かつ損失幅縮小(中間純損失△163,834千円、前年同期△303,927千円)→ 増収・損失改善(増収・減損)。
  • 注目すべき変化:レーザデバイス事業が主力で増収(579,125千円、前年同期比+10.8%)・セグメント利益改善(97,579千円、+34.9%)。視覚情報デバイス事業は製品売上が自主回収の影響で98.5%減だが、開発受託が385.9%増(事業構成が製品寄りから受託・技術開発中心へシフト)。
  • 今後の見通し:通期予想は公表済(修正あり)。中間の進捗は概ね計画内だが、視覚情報事業の製品回復次第で下期の変動が想定されるため、達成可能性は「前提次第」と判断される。
  • 投資家への示唆:キャッシュは潤沢(現金3,566百万円)で自己資本比率高水準(95.9%、安定水準)。短中期ではレーザデバイスの拡販・新製品(Lantana等)の受注動向と、視覚情報事業の回復(MEOCHECK回収対応の影響解消)が業績回復の鍵。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:株式会社QDレーザ
    • 主要事業分野:レーザデバイス事業(DFBレーザ、高出力レーザ、小型可視レーザ、量子ドットレーザ等の製造・販売)/視覚情報デバイス事業(網膜投影製品、アイトラッキング等の開発・受託)
    • 代表者名:代表取締役社長 大久保 潔
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年11月13日
    • 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期、2025年4月1日~2025年9月30日)
    • 決算説明資料作成:有、決算説明会:有(機関投資家・アナリスト向け、個人投資家向け)
  • セグメント:
    • レーザデバイス事業:DFBレーザ、高出力レーザ、小型可視レーザ、量子ドットレーザ等の製造販売(主収益源)
    • 視覚情報デバイス事業:網膜投影製品、アイトラッキング駆動システム、開発受託等
  • 発行済株式:
    • 発行済株式数(期末、普通株式):41,764,675株
    • 期中平均株式数(中間期):41,762,049株
    • 時価総額:–(提供情報なし)
  • 今後の予定:
    • 半期報告書提出予定日:2025年11月13日(当該日)
    • IRイベント:決算説明会あり(同上)
    • その他:2026年3月期通期業績予想は「修正あり」(詳細は別リリース参照)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社通期予想1,387,000千円に対する進捗)
    • 売上高:631,591千円 → 通期予想に対する進捗率 45.5%(達成率としては概ね中間点に近いがやや下回る)
    • 営業利益:△169,569千円(中間) → 通期営業利益予想△411,000千円に対する進捗率 41.3%
    • 純利益:△163,834千円(中間) → 通期当期純損失予想△445,000千円に対する進捗率 36.8%
  • 市場予想との比較:市場(コンセンサス)データなし(–)
  • サプライズの要因:特筆する上振れ/下振れ要因は報告なし。主因は
    • レーザデバイス事業での製品別需要(DFBレーザ・高出力・量子ドットの増収、ただし小型可視レーザは顕微鏡用光源需要減で減収)
    • 視覚情報事業は製品売上の自主回収で大幅減だが、開発受託増で補完
  • 通期への影響:通期予想は修正あり(別途公表)。中間の進捗は計画内と判断されるが、視覚情報事業の製品回復・新製品の受注拡大が鍵。予想修正の有無は今後の受注・販路回復状況次第。

財務指標

  • 財務諸表の要点(中間:2025/9/30)
    • 売上高:631,591千円(前年同期559,360千円、+12.9%)
    • 売上原価:361,761千円(売上総利益269,829千円)
    • 販管費:439,398千円→ 営業損失△169,569千円(前年同期は△295,468千円、損失幅縮小)
    • 経常損失:△162,726千円(前年同期△302,820千円)
    • 中間純損失:△163,834千円(前年同期△303,927千円)
    • 1株当たり中間純利益(EPS):△3.92円(前年同期△7.28円)
  • 主要数値(前年同期比較)
    • 売上高:631,591千円(+12.9%/+72,231千円)
    • 営業利益:△169,569千円(前年同期△295,468千円、損失縮小=改善)
    • 経常利益:△162,726千円(前年同期△302,820千円、改善)
    • 純利益:△163,834千円(前年同期△303,927千円、改善)
    • EPS:△3.92円(前年同期△7.28円、改善)
  • 進捗率分析(中間→通期予想比較)
    • 通期売上高進捗率:45.5%(通常の半期進捗50%と比べやや下回る)
    • 通期営業利益進捗率:41.3%(損失進捗としては通期計画に概ね整合)
    • 通期純利益進捗率:36.8%
    • 過去同期間との比較:前年中間に比べ売上増・損失縮小で改善ペース
  • 財務安全性
    • 総資産:5,271,275千円
    • 純資産:5,058,931千円
    • 自己資本比率:95.9%(安定水準。目安40%以上で安定と評価)
    • 負債合計:212,344千円(負債比率低い)
    • 流動資産:4,371,014千円、流動負債:210,137千円→ 流動比率約2080%(非常に高く流動性良好)
  • 効率性
    • 売上高営業利益率:中間はマイナス(営業損失)、ただし前年同期比で改善
    • 総資産回転率:売上高/総資産 ≒ 0.12回(中間年率換算を要するため参照値。成長余地あり)
  • セグメント別
    • レーザデバイス事業:売上 579,125千円(+10.8%)、セグメント利益 97,579千円(+34.9%)
    • 視覚情報デバイス事業:売上 52,465千円(+43.2%)※内訳は製品売上大幅減だが開発受託大幅増、セグメント損失 △100,410千円(前年同期△223,289千円、改善)
  • 財務の解説:現金及び預金は3,566,662千円(前期末比△187,762千円)。営業CFは△166,842千円(前年同期△325,154千円、改善)。固定資産減少は減価償却が主因。資産除去債務計上で短期負債に振替あり。

配当

  • 中間配当:0.00円(支払なし)
  • 期末配当(予想):0.00円(変更なし)
  • 年間配当予想:0.00円
  • 配当利回り:–(株価情報なしのため算出不可)
  • 配当性向:–(赤字のため該当せず)
  • 特別配当:なし
  • 株主還元方針:当期は配当なし。自社株買い等の開示なし。

セグメント別情報

  • レーザデバイス事業(主力)
    • 売上:579,125千円(前年同期比+10.8%)
    • 製品別動向:DFBレーザ+2.8%、高出力レーザ+29.7%、量子ドットレーザ+135.9%、小型可視レーザ△21.8%
    • コメント:高出力・量子ドットが牽引。小型可視は顕微鏡用需要減で減収。
  • 視覚情報デバイス事業
    • 売上:52,465千円(前年同期比+43.2%)※ただし内訳差分あり
    • 内訳:網膜投影製品の売上98.5%減(自主回収の影響)、開発受託売上+385.9%(次世代スマートグラス向けアイトラッキング等)
    • コメント:製品販売は一時的に落ち込むが、受託・技術開発で収益源を補完。製品回復のタイミングが重要。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:2024年11月発表の中期経営計画に基づき、2027年3月期で黒字化を目標に事業再構築を実行中。
  • 進捗状況:中間期で売上は増加・損失は縮小と改善方向。Lantana等新製品投入や開発受託増は中期目標に資するが、視覚情報事業の製品回復や販路構築が課題。
  • KPI達成状況:明確なKPI数値の開示は資料中に無し(–)。

競合状況や市場動向

  • 競合比較:同業他社との定量比較データは資料に記載なし(–)。
  • 市場動向:世界経済の不確実性、米国通商政策、為替・物価変動などの外部要因が需要に影響。顕微鏡用光源など特定用途の需要減少が小型可視レーザ売上に影響。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期(2026年3月期)予想:売上高1,387,000千円(+6.0%)、営業損失△411,000千円、経常損失△401,000千円、当期純損失△445,000千円、1株当たり当期純損失△10.67円
    • 予想修正:資料に「有」と記載(詳細は別途「通期業績予想の修正に関するお知らせ」を参照)
    • 会社予想の前提条件:詳細は別資料(為替等の前提は明記参照)
  • 予想の信頼性:中間は改善傾向。通期達成は下期の受注動向(Lantana等)と視覚情報事業の販路回復に依存。
  • リスク要因:
    • 製品自主回収・品質対応による販売影響(既に回収・改修完了との報告)
    • 需給変動(顕微鏡用等特定用途の需要減)
    • 国際情勢・為替変動・原材料価格変動
    • 受注のタイミングや販路構築の遅延

重要な注記

  • 会計方針:当中間期の会計処理で特有の処理適用あり。会計方針変更は無し。
  • 審査:当第2四半期決算短信は公認会計士/監査法人のレビュー対象外。
  • 継続企業の前提:該当事項なし。
  • その他重要事項:眼のセルフチェックツール「MEOCHECK」は自主回収・ソフト改修を完了(2025/10/16公表)。資産除去債務の計上等、拠点退去に伴う引当影響あり。

(注)本要約は提供された決算短信に基づく情報整理であり、投資助言を行うものではありません。市場予想・時価総額など提供されていない情報は「–」で記載しています。数字は原資料(千円単位)を基に算出・表示しています。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 6613
企業名 QDレーザ
URL https://www.qdlaser.com/
市場区分 グロース市場
業種 電機・精密 – 電気機器

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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