2024年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 主要ポイント(3–5点)
    • 業績方向性:増収増益。売上高13,598百万円(前期比+8.0%)、営業利益253百万円(+22.4%)、親会社株主に帰属する当期純利益251百万円(+50.8%)。
    • 決算サプライズ:会社予想/市場予想との比較は資料内に記載なしのため不明(–)。ただし前年実績比で着実な上振れ傾向(特に純利益)が確認される。
    • 注目すべき変化:受注高が228億23百万円(前期比+61.7%)と大幅増。セグメント別では「防衛機器」の受注が172億78百万円(前期比+120.5%)と主因。
    • 今後の見通し:2025年3月期は売上高16,000百万円(+17.7%)、営業利益620百万円(+144.4%)を計画。次期業績予想は上方を見込むが、短期借入増加と契約資産増加によるキャッシュフロー悪化に注意。
    • 投資家への示唆:防衛機器が業績牽引している一方で、流動性(現預金の減少、短期借入の増加)と自己資本率がやや低め(29.2%)である点が重要。受注高の増加は中期的な収益成長のポテンシャルを示唆。

基本情報

  • 企業概要
    • 企業名:株式会社 石川製作所
    • 主要事業分野:紙工機械(段ボール製函印刷機械等)、防衛機器(機雷、航空機用電子機器等)、受託生産(他社向け生産受託)、その他(電子機器、繊維機械等)
    • 代表者:代表取締役社長 小長谷 育教
    • URL: https://www.ishiss.co.jp/
  • 報告概要
    • 提出日:2024年5月8日(決算短信)
    • 対象会計期間:2024年3月期(連結、2023年4月1日~2024年3月31日)
    • 決算短信は公認会計士・監査法人の監査対象外と明示
  • セグメント(報告セグメント)
    • 紙工機械:段ボール製函印刷機械等の製造販売
    • 防衛機器:機雷、航空機用電子機器等の製造販売
    • 受託生産:他社から各種機械の生産受託
    • その他:報告セグメントに含まれない電子機器等
  • 発行済株式
    • 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):6,385,972株
    • 期中平均株式数:6,378,850株
    • 時価総額:–(資料に記載なし)
  • 今後の予定
    • 定時株主総会開催予定日:2024年6月21日
    • 有価証券報告書提出予定日:2024年6月26日
    • 決算説明会/IRイベント:決算補足説明資料・説明会の有無は欄に記載なし(–)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績
    • 市場予想(アナリスト)との比較:資料内に記載なし(–)。
  • サプライズの要因(要約)
    • 受注増(特に防衛機器分野)により売上が増加し、利益が上振れ。その他、有価証券評価差額金の増加(評価益)で包括利益が大きく改善。
  • 通期への影響
    • 次期(2025年3月期)会社予想は増収増益(売上16,000百万円、営業利益620百万円)。受注高増加は追い風だが、契約資産の増加や短期借入の増加がキャッシュ面の制約要因となるため、予想達成には受注→売上化の進捗と資金繰り管理が鍵。

財務指標

  • 損益要点(連結、百万円)
    • 売上高:13,598(前期12,593、+8.0%=+1,005)
    • 売上総利益:1,865(前期1,718、+8.6%)
    • 営業利益:253(前期207、+22.4%)
    • 経常利益:253(前期217、+16.7%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:251(前期167、+50.8%)
    • 1株当たり当期純利益(EPS):39.50円(前期26.19円、+50.8%)
    • 営業利益率:253/13,598 = 約1.86%(前期約1.64%)=改善(ただし低水準)
    • 純利益率:251/13,598 = 約1.85%
  • 貸借対照表(連結、百万円)
    • 総資産:16,799(前期15,032、+11.7%=+1,767)
    • 純資産:4,903(前期4,365、+12.3%=+537)
    • 自己資本比率:29.2%(前期29.0%)→ 29.2%(やや低め。目安40%以上で安定)
    • 1株当たり純資産(BPS):768.68円(前期684.41円)
  • キャッシュ・フロー(連結、百万円)
    • 営業活動CF:△1,895(前期+1,285)→ 今期は営業CFの大幅なマイナス化(契約資産の増加と契約負債の減少が主因)
    • 投資活動CF:△370(前期△158)→ 固定資産取得による支出増(374)
    • 財務活動CF:+2,093(前期△920)→ 短期借入金の純増(+2,370)が主因
    • 現金及び現金同等物期末残高:954(前期1,128、△173)
  • 財務安全性
    • 流動負債:10,303(前期8,823、+16.8%)—短期借入金が増加(3,070→5,440)
    • 長期借入金:545(前期785、減少)
    • 単純なネット有利子負債概算:有利子負債(短期+長期)約5,985 – 現預金954 = ネット約5,031百万円(増加)
    • 流動比率(流動資産12,447 / 流動負債10,303)=約120.8%(目安100%以上なら短期は概ねカバー)
  • 効率性
    • 売上高営業利益率は上昇(約1.86%→改善)、総資産回転率はやや低下の可能性(総資産増に対し売上の伸びが小幅)
  • セグメント別ポイント
    • 売上高(百万円):紙工機械3,399(+23.9%)、防衛機器8,001(+6.1%)、受託生産1,530(△16.7%)、その他666(+42.5%)
    • セグメント利益(営業利益ベース、百万円):紙工機械△142、 防衛機器789、 受託生産109、 その他113(※全社費用調整後で会社全体の営業利益253)
    • 主力は防衛機器。紙工機械は売上増も営業損失が残る点に注意。
  • 財務の解説
    • 受注高の大幅増(特に防衛機器)に伴い売上は増加したが、契約資産(工事進行基準の未収分)と仕掛品の増加により営業CFが大幅マイナス化。資金需要は短期借入で対応しており、有利子負債の短期比率が上昇している。

配当

  • 配当実績と予想
    • 2023年3月期:年間配当 0円
    • 2024年3月期:年間配当 0円(無配)
    • 2025年3月期(会社予想):期末配当 10円(中間0円、年間10円、配当性向表記17.2%(会社予想))
    • 配当利回り:–(株価によるため資料に記載なし)
  • 特別配当:なし(資料記載なし)
  • 株主還元方針:将来の配当は業績に応じて判断。今回は次期に期末10円を予定。

セグメント別情報

  • 売上・前年同期比較(連結ベース)
    • 紙工機械:売上3,399百万円(前期2,743、+23.9%)/受注31,328百万円(△18.7%の受注減:注記あり)
    • 防衛機器:売上8,001百万円(前期7,543、+6.1%)/受注172,778百万円(+120.5%の大幅増)
    • 受託生産:売上1,530百万円(前期1,838、△16.7%)/受注16,666百万円(△9.5%)
    • その他:売上666百万円(前期467、+42.5%)
  • 収益貢献度
    • 防衛機器が主要な利益源(セグメント利益789百万円)で、全体利益を牽引。紙工機械は売上増であるがセグメント損失を計上。
  • セグメント戦略・見通し(資料より)
    • 個別の将来戦略詳細は決算短信に限定的記載。受注環境の改善(特に防衛機器)により次期の売上・利益拡大を見込む。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:資料内に具体的な中期数値計画の記載はなし(–)
  • KPI達成状況:受注高増加はポジティブなKPI(受注高228億23百万円、前期比+61.7%)。その他KPIは資料に明示なし(–)。

競合状況や市場動向

  • 競合比較:同業他社との定量比較は資料に記載なし(–)
  • 市場動向:防衛関連受注の急増が主因で業績改善。紙工機械・受託生産は分野ごとに動向が異なり、紙工機械は売上回復したものの収益化に課題。

今後の見通し

  • 2025年3月期(会社予想、連結)
    • 売上高:16,000百万円(前年実績13,598、+17.7%)
    • 営業利益:620百万円(前年253、+144.4%)
    • 経常利益:590百万円(前年253、+132.4%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:370百万円(前年251、+46.9%)
    • 1株当たり当期純利益(予想):58.00円
    • 配当:期末10円(中間0円)
    • 会社が想定する業績前提(為替や原材料等の明示は資料に記載なし→–)
  • 予想の信頼性
    • 受注高が大幅増で売上の上振れ期待はあるが、営業CFのマイナスや短期借入増加など資金面の制約、紙工機械の収益性課題があるため、実現には工程進捗と資金繰り管理が重要。
  • リスク要因
    • 契約資産の大幅増(進行中案件)による工程遅延リスク
    • 短期借入依存度の上昇と流動性リスク
    • 防衛関連受注に偏ると政策・予算変動の影響を受けやすい点
    • 原材料価格、為替変動等(会社が前提を明示していないため影響は不確定)

重要な注記

  • 会計方針の変更、見積りの変更、修正再表示:該当事項なし(資料記載)
  • 決算短信の監査:決算短信は公認会計士又は監査法人の監査対象外と明示
  • その他重要事象:重要な後発事象はなし(資料記載)

(注記)

  • 資料に記載のない項目は “–” と表記しました。
  • 数字は連結で百万円単位表記。自己資本比率29.2%は「やや低め(目安40%)」、営業利益率約1.9%は「低め」として注記しています。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 6208
企業名 石川製作所
URL http://www.ishiss.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 機械 – 機械

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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