2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(非連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社公表の通期予想に対する大幅な修正はなし。中間実績は「ほぼ予想通り」だが、営業利益進捗はやや見劣り(通期比進捗47.9%)。市場予想との比較は–(市場コンセンサス未提示)。
- 業績の方向性:増収減益(売上高+4.1%、営業利益△0.6%、経常利益△3.6%、中間純利益△6.4%)。
- 注目すべき変化:売上は値上げ・商品ミックスで増加(化粧品・日用品が牽引)。一方、販管費(人件費・物流費)の増加が営業利益を圧迫。
- 今後の見通し:通期業績予想に変更なし(2026年3月期通期売上1,230,000百万円等)。中間の進捗は売上・当期純利益で概ね50%ペース、営業利益はやや未達気味だが会社は予想据え置き。
- 投資家への示唆:販売数量はほぼ維持しつつ販売単価・商品ミックスで売上拡大。コスト上昇圧力(物流・人件費)をどこまで抑えられるかが通期の鍵。輸出・ECの大幅減(△32%)は留意点。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社PALTAC(PALTAC Co., Ltd.)
- 主要事業分野:卸売事業(主にドラッグストア等向けの化粧品・日用品・医薬品等の卸売)
- 代表者名:代表取締役社長 吉田 拓也
- 問合せ先:取締役専務執行役員 経営企画本部長 嶋田 政治(TEL 06-4793-1090)
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月4日
- 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期間)=2025年4月1日~2025年9月30日(非連結)
- 決算短信は監査(レビュー)対象外
- セグメント:
- 単一セグメント:卸売事業(記載は単一セグメントのため、細分は商品分類・販売先業態別で開示)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):2026年3月期中間期 62,000,000株(2025年3月期 63,000,000株。自己株式消却により1,000,000株減少)
- 期末自己株式数:532,252株(中間平均株式数 61,640,194株)
- 時価総額:–(株価情報は未提示)
- 今後の予定:
- 半期報告書提出予定日:2025年11月13日
- 決算補足説明会(機関投資家・アナリスト向け・オンライン):2025年11月10日
- 配当支払開始予定日:2025年12月1日
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社公表の通期予想に対する中間進捗)
- 売上高:625,135百万円(通期予想1,230,000百万円に対する進捗率 50.8%)→ 通期ペースは概ね正常(半期で約50%)。
- 営業利益:13,894百万円(通期予想29,000百万円に対する進捗率 47.9%)→ やや遅れ(通期達成には下期での挽回必要)。
- 純利益:11,137百万円(通期予想22,000百万円に対する進捗率 50.6%)→ 概ね正常。
- サプライズの要因:
- 上振れ要因:販売単価上昇・高付加価値の新規取扱商材(化粧品中心)拡充により売上・売上総利益が増加。
- 下振れ要因:人件費・物流費等の販管費増加が売上総利益の増加を上回り営業利益を圧迫。前年に計上された投資有価証券売却益(1,010百万円)が当期間にないことも比較上の差異要因。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を据え置き。売上・純利益の進捗は良好だが、営業利益の進捗がやや弱いため、下期での販管費抑制や売上総利益率の確保が重要。現時点で予想修正はなし。
財務指標
- 財務諸表 要点(百万円)
- 売上高(中間):625,135(+24,708、+4.1%)
- 売上総利益:46,532(+2,350、+5.3%) 売上総利益率 7.44%(前中間 7.36% → 改善、良)
- 販管費:32,637(+2,433、+8.1%) 販管費率 5.22%(前中間 5.03% → 悪化)
- 営業利益:13,894(△82、△0.6%) 営業利益率 2.22%(前中間 2.33% → やや低下)
- 経常利益:15,605(△574、△3.6%)
- 中間純利益:11,137(△758、△6.4%)
- 1株当たり中間純利益(EPS):180.69円(前中間 189.50円)
- 貸借対照表(主要)
- 総資産:530,646(+23,598)
- 純資産:297,210(+9,540)
- 自己資本比率:56.0%(前期 56.7% → 56.0%(安定水準))
- 流動資産:386,478/流動負債:221,496 → 流動比率 ≒ 174.5%(良好)
- 負債合計:233,436、負債/自己資本(負債÷純資産)≒0.786(78.6%)(許容範囲)
- キャッシュ・フロー(中間)
- 営業CF:+5,825(前年+5,169)→ 増加(良)
- 投資CF:△1,571(前年+848)→ 設備投資等で支出
- 財務CF:△4,404(前年△4,641)→ 配当支払・自己株式取得等の支出
- 現金及び現金同等物:69,765(期首69,916 → △150)
- 効率性
- 総資産回転率(売上/総資産):625,135 / 530,646 ≒ 1.18回(前年中間 1.18回、ほぼ横ばい)
- 売上高営業利益率の推移:2.33% → 2.22%(やや低下、留意)
- セグメント別(商品分類・販売先)
- 商品分類:化粧品151,406(+5.2%)、日用品281,807(+5.7%)、医薬品72,432(△2.4%)、健康・衛生関連109,194(+2.7%)、その他10,295(+9.5%)
- 販売先業態:ドラッグストア408,732(+6.7%)、ディスカウント/スーパーセンター57,128(+6.3%)、コンビニ51,162(+7.9%)、輸出・EC等15,737(△32.0%)等
- 財務の解説:
- 売上総利益率は改善しているが、販管費増が営業利益を圧迫。販管費は人件費・物流費の上昇が主因。自己資本比率・流動性は良好で財務基盤は安定している。
配当
- 配当実績と予想(1株当たり、円)
- 2025年3月期:中間 50.00 → 期末 55.00 → 年間 105.00
- 2026年3月期:中間 57.00(実施)→ 期末予想 63.00 → 年間予想 120.00(増配)
- 配当利回り:–(株価情報未提示)
- 配当性向(通期予想ベース):年間配当120円 ÷ 予想EPS356.70円 ≒ 33.6%(中程度の還元)
- 特別配当:なし
- 株主還元方針:自己株式取得(当中間期に取得あり。2025年8月取得208,300株、同月20日付で1,000,000株消却)と配当継続で還元を実施。
セグメント別情報
- 事業は単一セグメント(卸売)だが、商品別・販売先別で特徴あり:
- 成長分野:化粧品・日用品の拡大が売上を牽引(化粧品は高付加価値商材の拡充が奏功)。
- 想定外の弱さ:輸出・EC向けが大幅減(△32%)で構成比低下。ホームセンター、スーパーマーケット向けは微減。
- セグメント戦略:購買データ活用による需要変化の把握と高付加価値商材の拡充を継続。詳細な戦略KPIは開示なし。
中長期計画との整合性
- KPI達成状況:主要KPI(売上成長、利益率改善等)は部分的に達成(売上・粗利は増加、営業利益は微減)。
競合状況や市場動向
- 市場動向:個人消費は物価上昇に伴う節約志向が継続、物流費や人件費上昇がコスト圧力に。訪日客増・所得環境改善の追い風はあるが先行き不透明。
- 競合比較:同業他社との相対評価は資料になし(競合比較は–)。一般的に卸売業は薄利多売の業態でコスト管理が競争力の鍵。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(変更なし):売上高1,230,000百万円(+3.5%)、営業利益29,000百万円(+3.5%)、経常利益32,200百万円(+1.6%)、当期純利益22,000百万円(+3.8%)、EPS356.70円。
- 会社予想の前提条件:詳細前提は添付資料の「業績予想などの将来予測情報に関する説明」を参照。為替・原油等の明示的前提は資料に簡潔記載なし(前提詳細は–)。
- 予想の信頼性:中間実績で売上・純利益は概ね50%進捗。営業利益のみやや遅れ。過去の予想達成傾向は資料内に明示なし(傾向は–)。
- リスク要因:物流費・人件費の上昇、個人消費の弱含み、輸出/EC需要の変動、原材料・物流費の更なる高騰等。
重要な注記
- 会計方針の変更等:該当事項について明確な変更記載はないため詳細は添付資料参照(不明項目は–)。
- 株主資本の変動:自己株式の取得(208,300株)および自己株式1,000,000株の消却を実施。これにより発行済株式数が減少。
- その他:第2四半期決算短信は監査(レビュー)対象外。決算説明会資料は同社IRサイトに掲載予定(2025年11月10日実施)。
(注)本まとめは提示された決算短信の記載内容に基づく要約であり、投資助言を目的とするものではありません。データで不明な項目には「–」を記載しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 8283 |
| 企業名 | PALTAC |
| URL | http://www.paltac.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 商社・卸売 – 卸売業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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