2025年11月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社は通期予想の修正を行っておらず、本第3四半期累計(~2025/8/31)実績に関しても発表上は会社予想の前提に変更なし。市場予想との比較は不明のため「ほぼ会社想定どおり(修正なし)」と判断。
  • 業績の方向性:増収・減益(売上高87,092百万円、前年同期比+8.0%/営業利益7,670百万円、同△1.6%)。
  • 注目すべき変化:産業機材事業が買収寄与等で売上・営業利益とも大幅改善(売上+38.1%、営業利益+105.1%)。一方で衣料繊維事業は需要低迷で大幅悪化(売上△9.7%、営業利益△60.4%)が全体の足を引っ張る。
  • 今後の見通し:通期予想は据え置き(通期:売上121,700百万円、営業利益11,300百万円、当期純利益8,000百万円)。第3四半期終了時点の進捗は売上約71.6%、営業利益約67.9%、当期純利益約69.4%で、通期達成の可否は下期の衣料繊維の回復や産業機材の統合効果に依存。現時点で会社は予想を維持。
  • 投資家への示唆(留意点):
    • 産業機材分野のM&A(呉羽テック、カンキョーテクノ)の寄与が明確で、構成比・収益性改善が進む点は注目。ただし一時要因を含む面もあるため継続的な収益化の確認が必要。
    • 衣料繊維事業の大幅減益は回復のタイミングが不透明であり、全社利益のボラティリティ要因となる。
    • 自己資本比率70.1%、現預金は増加(33,831百万円)と財務は強固。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:ニッケ(日本毛織株式会社)
    • 主要事業分野:衣料繊維事業、産業機材事業、人とみらい開発事業(商業施設・不動産等)、生活流通事業(寝装・雑貨等)
    • 代表者名:代表取締役社長 長岡 豊
    • URL: https://www.nikke.co.jp
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年10月10日
    • 対象会計期間:2025年11月期 第3四半期連結累計(2024/12/01~2025/08/31)
  • セグメント:
    • 衣料繊維事業:学校制服、一般衣料用素材、ヤーン等
    • 産業機材事業:自動車関連、不織布・フィルター等環境材料、OA資材、楽器・スポーツ関連等
    • 人とみらい開発事業:商業施設運営、不動産開発・賃貸、ライフサポート(保育・介護等)
    • 生活流通事業:寝装品、生活雑貨、ホビー・クラフト等
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式・自己株式含む):76,278,858株
    • 期中平均株式数(第3四半期累計):68,986,501株
    • 時価総額:–(未提供)
  • 今後の予定:
    • 決算発表:本資料(第3四半期)提出済(10/10)
    • 株主総会・IRイベント:直近日程の記載なし/決算説明会の開催:無

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社予想との比較/達成率:第3四半期累計実績÷通期会社予想)
    • 売上高:87,092百万円(通期予想121,700百万円)進捗率 71.6%
    • 営業利益:7,670百万円(通期予想11,300百万円)進捗率 67.9%
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:5,552百万円(通期予想8,000百万円)進捗率 69.4%
  • サプライズの要因:
    • 上振れ要因:産業機材事業の買収効果(呉羽テック、カンキョーテクノの通期連結寄与)により売上・利益が拡大。
    • 下振れ要因:衣料繊維事業の需要低迷(学校制服・一般衣料の不振、糸販売の弱さ)により営業利益が減少。
    • 特別損益:当期はのれん減損等大型の特別損失は限定(特別損失合計306百万円)。前年同期に計上された負ののれん発生益や有価証券売却益は今回無く、前年ベースの比較で構成が異なる。
  • 通期への影響:
    • 会社は通期予想を修正せず維持。第3四半期時点の進捗は売上・利益ともに概ね7割前後で、下期に衣料繊維の改善や産業機材のさらなる寄与が見込めれば達成可能性はあるが、衣料繊維の回復遅れがリスクとなる。

財務指標

  • 財務諸表(要点)
    • 総資産:183,116百万円(前期末179,935百万円)
    • 純資産:128,950百万円(前期末123,730百万円)
    • 自己資本比率:70.1%(前期末68.2%)(目安:40%以上で安定 → 70.1%は非常に安定)
    • 現金及び預金:33,831百万円(前期末32,447百万円)
    • 有利子負債(短期借入金+長期借入金):10,325 + 3,525 = 13,850百万円 → ネット現金約19,981百万円
  • 収益性(第3四半期累計)
    • 売上高:87,092百万円(前年同期80,658百万円、+8.0%、+6,434百万円)
    • 営業利益:7,670百万円(前年同期7,794百万円、△1.6%、△124百万円)
    • 営業利益率:8.81%(前年同期9.66%、低下)
    • 経常利益:8,614百万円(前年同期8,299百万円、+3.8%)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:5,552百万円(前年同期6,702百万円、△17.2%)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):80.49円(前年同期97.21円、△)
  • 収益性指標(通期予想ベース)
    • ROE(通期予想ベース):約6.23% = 8,000 / 自己資本(128,395) → 目安:8%以上で良好 → 6.2%はやや低め
    • ROA(通期予想ベース):約4.37% = 8,000 / 総資産(183,116) → 目安:5%以上で良好 → 4.4%はやや低め
    • 営業利益率(第3四半期累計):8.81%(業種差はあるが前年から低下)
  • 進捗率分析(第3四半期時点)
    • 売上高進捗率:71.6%(過去同期間の通期進捗との比較は資料に明示なし。一般に3Qで70%超は標準的~やや良好)
    • 営業利益進捗率:67.9%(やや遅れ)
    • 純利益進捗率:69.4%
  • キャッシュフロー(注):
    • 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成されておらず詳細は非開示。ただし現預金は増加(33,831百万円)で、減価償却費は3,051百万円(前年2,825百万円)。有利子負債は短期・長期合計で13,850百万円、ネットでの現預金超過。
    • 営業CF/純利益比率:–(営業CF数値不開示のため算出不可)
  • 四半期推移(QoQ):資料は累計比較中心でQoQの詳細は非開示。季節性は商業施設などで四半期別変動ありとの注記。
  • 財務安全性:
    • 自己資本比率70.1%(安定水準、目安40%以上)
    • 流動比率(概算):流動資産94,835 / 流動負債32,177 = 約294.8%(非常に高い流動性)
  • セグメント別の利益貢献:
    • 衣料繊維:売上20,036百万円(△9.7%)、営業利益758百万円(△60.4%) → 大幅悪化
    • 産業機材:売上26,034百万円(+38.1%)、営業利益1,813百万円(+105.1%) → 大幅改善(M&A寄与)
    • 人とみらい開発:売上19,961百万円(+1.6%)、営業利益5,269百万円(△5.7%)
    • 生活流通:売上18,034百万円(+6.3%)、営業利益895百万円(+45.4%)

特別損益・一時的要因

  • 特別利益:当第3四半期は特別利益計上なし(前年同期は投資有価証券売却益や負ののれん発生益等あり)。
  • 特別損失:合計306百万円(減損損失15百万円、事業構造改善費用290百万円等)。
  • 一時的要因の影響:前年同期に存在した負ののれん発生益330百万円や有価証券売却益が今期は無く、前年比較で営業外・特別損益の構成が異なる点を考慮する必要あり。
  • 継続性の判断:産業機材の買収効果は継続性が期待されるが、統合後の収益維持は注視が必要。衣料繊維の不振は景況や在庫循環に依存し継続リスクあり。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2024年11月期:年間合計 40.00円(中間16.00円、期末24.00円)
    • 2025年11月期:中間配当 17.00円(実績)、期末予想 25.00円、年間合計予想 42.00円(前期比増配)
  • 配当利回り:–(株価情報非提示のため算出不可)
  • 配当性向(会社予想ベース):配当/予想EPS = 42.00 / 116.01 ≒ 36.2%(目安:高すぎると持続性に注意、一般に20~40%程度は中立~積極)
  • 特別配当:なし
  • 株主還元方針:特記事項なし(ただし増配は継続的な利益水準を前提)

設備投資・研究開発

  • 設備投資:第3四半期累計の設備投資額の明細は資料に非記載(–)。
  • 減価償却費:3,051百万円(前年同期2,825百万円)
  • 研究開発費:資料に明記なし(–)

受注・在庫状況

  • 受注状況:受注高・受注残高の具体数値は記載なし(–)。
  • 在庫状況:
    • 商品及び製品:20,559百万円(前期19,010百万円、増加+1,549百万円、+8.1%)
    • 原材料及び貯蔵品:5,027百万円(前期3,825百万円、増加)
    • 在庫増加は一部事業(衣料や生産関連)での在庫積み上がりを示唆。

セグメント別情報(要点)

  • 衣料繊維事業:売上・利益ともに大幅悪化。学校制服向けの流通在庫過多や一般衣料(スーツ等)の国内不振、糸販売の弱さが主因。海外では欧米向けは堅調だが中国市況悪化の影響あり。
  • 産業機材事業:呉羽テック、カンキョーテクノの連結寄与で売上・利益大幅増。車両向け不織布等やラケット関連等で好調。ただし半導体関連装置等は低調。
  • 人とみらい開発事業:商業施設は来場者誘致や新店効果で堅調だが、再開発関連の先行費用等で営業利益は減少。建設・ソーラーは好調。
  • 生活流通事業:コンテナ、家電、ホビー関連(スタンプ等)が好調で利益率改善。寝装品は新商品の投入遅延で低調。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:「RN130第3次中期経営計画(2024~2026年度)」の中間点。産業構造転換(産業機材の強化等)という方針はM&A等で進展しているが、衣料繊維の構造改善が課題。KPIの具体的進捗は資料で限定的(詳細は中期計画資料参照)。

競合状況や市場動向

  • 競合・市場動向:国内外の衣料市況や顧客在庫調整、設備投資抑制(産業向け設備)等マクロ要因の影響を受ける。産業機材分野でのM&Aによる競争力強化が見られるが、競合比較の定量データは資料になし(–)。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期(2025/12/1~2025/11/30)会社予想:売上121,700百万円(+5.4%)、営業利益11,300百万円(△2.9%)、経常利益12,000百万円(△0.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益8,000百万円(△10.8%)、1株当たり当期純利益116.01円。
    • 予想修正:直近公表値から変更なし(会社コメント)。
    • 前提条件:為替・原材料等の前提は別紙参照(資料内注記参照)。
  • 予想の信頼性:第3四半期時点の進捗は概ね7割で、通期予想は達成可能だが衣料繊維の一時的・構造的な弱さが下振れリスク。会社は現時点で保守的な修正をしていない。
  • リスク要因:衣料市況のさらなる悪化、在庫調整の長期化、海外市況(特に中国)の停滞、原材料価格・物流コストの上振れ、M&A後の統合リスク等。

重要な注記

  • 連結範囲の変更:当期に連結子会社の吸収合併等あり。第1四半期より三和氈子香港有限公司の除外等の連結範囲変動あり。
  • 会計方針:2022年改正会計基準(法人税等)を適用(期首から)。この変更による四半期財務諸表への影響はないと開示。
  • 開示の欠落事項:四半期キャッシュフロー計算書は作成されていないため営業CF等の詳細は非開示。

(注)

  • 不明な項目や資料に記載のない数値は「–」としています。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 3201
企業名 日本毛織
URL http://www.nikke.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 素材・化学 – 繊維製品

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.11)」によって自動生成されました。

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By シャーロット

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