2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 業績の方向性:増収増益(売上高190,132百万円:前年同期比+12.6%、営業利益17,676百万円:同+33.6%、親会社株主に帰属する四半期純利益14,029百万円:同+33.2%)。
- 注目すべき変化:受注高が200,488百万円(前年同期比+18.2%)と大幅増。特にセグメントII(アジア、中国中心)が受注・売上ともに大幅増(受注+33.5%、売上+31.7%)で全体を牽引。包括利益も27,471百万円(前年同期比+106.0%)と大幅改善。
- 今後の見通し:通期予想(売上252,000百万円、営業利益23,800百万円、当期純利益19,400百万円)は第3四半期までの進捗率からみて実現可能性は高く、会社は既に業績予想を修正している(上方)。
- 投資家への示唆:アジア(特に中国の新エネルギー車関連)と航空宇宙向けが強く、受注・販売の地域偏重が見られる。配当は当期予想で0円(中間・期末とも0円)とし株主還元面は留意点。為替や地域別景況の差異が業績に影響しやすい点に注意。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社牧野フライス製作所
- 主要事業分野:工作機械(マシニングセンタ等)の製造・販売、付随ソリューション(制御ソフト等)の提供。製造は日本・アジア、販売はグローバル(現地販売子会社中心)。
- 代表者名:取締役社長 宮崎 正太郎
- URL:https://www.makino.co.jp/
- 報告概要:
- 提出日:2026年1月30日
- 対象会計期間:2026年3月期 第3四半期累計(2025年4月1日~2025年12月31日)
- 決算説明資料作成:有、決算説明会開催:有(アナリスト・機関投資家向け)
- セグメント(報告セグメント)
- セグメントI:牧野フライス製作所(日本担当、国内関係子会社含む) — 主に日本・一部地域向け販売
- セグメントII:MAKINO ASIA PTE LTD(シンガポール) — 中国、ASEAN、インド等アジア地域
- セグメントIII:MAKINO INC.(米国) — 南北アメリカ向け
- セグメントIV:MAKINO Europe GmbH(ドイツ) — 欧州大陸向け
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):24,893,841株(2026年3月期3Q)
- 期末自己株式数:1,502,164株
- 期中平均株式数(四半期累計):23,389,692株
- 時価総額:–(資料上の株価情報なし)
- 今後の予定:
- 決算発表:本資料公表日 2026/01/30(決算説明会あり)
- 株主総会:–(本資料に記載なし)
- IRイベント:決算説明会(証券アナリスト・機関投資家向け)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社公表の通期予想に対する進捗)
- 売上高:第3四半期累計 190,132百万円/通期予想252,000百万円 → 進捗率 75.4%
- 営業利益:第3四半期累計 17,676百万円/通期予想23,800百万円 → 進捗率 74.3%
- 親会社株主に帰属する当期純利益:第3四半期累計 14,029百万円/通期予想19,400百万円 → 進捗率 72.3%
- サプライズの要因:
- 受注増(とくにアジア:中国の新エネルギー車関連)による売上伸長、為替(円安)および経費抑制が業績を押し上げた点が主因。非継続的要因としては有価証券売却益(1,028百万円)が寄与。公開買付関連費用(1,160百万円)は一時費用として発生。
- 通期への影響:
財務指標(主要数値は単位:百万円、前年同期比%を明記)
- 貸借対照表(要点)
- 総資産:404,764(前期末367,037、+10.2%)
- 純資産:251,813(前期末226,650、+11.1%)
- 自己資本比率:62.1%(安定水準、前期61.7%)
- 現金及び預金:73,537(前期末64,055、増加9,482)
- 棚卸資産合計(商品・仕掛・原材料等):109,150(商品37,832+仕掛20,261+原材料51,057)※増加傾向(棚卸資産合計 前期比較で約+10,857)
- 損益計算書(第3四半期累計)
- 売上高:190,132(+12.6%:前年168,794 → 増加21,338)
- 売上総利益:59,356(前年53,381 → +11.2%)
- 販管費:41,680(前年40,149)
- 営業利益:17,676(+33.6%:前年13,232)
- 営業利益率:9.3%(17,676/190,132)(業種平均との比較は業種に依存だが一般機械では良好水準に近い)
- 経常利益:19,780(+36.5%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:14,029(+33.2%)
- 1株当たり四半期純利益(累計):599.82円(前年447.30円)
- 収益性指標(第3四半期累計ベース)
- ROE(自己資本ベース、当期累計):約5.58%(計算根拠:親会社株主帰属四半期純利益14,029/自己資本251,446)※9ヶ月ベースの数値。年率換算すると約7.4%程度(目安:8%未満でやや控えめ)。
- ROA(総資産ベース):約3.47%(14,029/404,764、9ヶ月ベース)。年率換算で約4.6%(目安5%未満)。
- 営業利益率:9.3%(目安:業種平均参照)
- 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
- 売上高進捗率:75.4%(通常ペースよりやや良い。年度末偏重の製造業で第3Q75%は順調)
- 営業利益進捗率:74.3%
- 純利益進捗率:72.3%
- 過去同期間との比較:いずれも前年同期比で増加。進捗は良好で通期達成可能性高い。
- キャッシュフロー
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は添付していない(作成していない旨)。ただし貸借対照表上では現金及び預金が9,482百万円増加。
- 投資面:建設仮勘定(建設中資産)が21,800百万円(前期11,315)と増加 → 設備投資/投資資金が進行中。
- 財務面:短期借入金が17,147百万円(前期8,143)と増加。社債は期中50,000百万円償還により社債残高が減少(15,000→10,000)。
- フリーCF:四半期CF明細未提示のため算出不可(→ 表記:–)。営業CF/純利益比率:–(CF明細なし)。
- 四半期推移(QoQ)
- 四半期毎の詳細QoQは資料に四半期単独の損益が明示されていないため詳細算出不可。季節性として製造業は年度末に受注→売上計上が偏るケースあり。
- 財務安全性
- 自己資本比率62.1%(安定水準、目安40%以上)
- 流動比率(流動資産247,795/流動負債109,137)=約227%(流動性は良好)
- 負債合計152,950に対し純資産251,813 → 財務は健全
- 効率性
- 総資産回転率(年換算で見ると):素材不足で詳細判定は限定的。現状は売上伸長で改善方向。
- セグメント別(売上・利益)
- 売上(当第3Q累計):
- I(日本等):32,932(比率17.3%、前年比△3.0%)
- II(アジア):92,645(比率48.7%、前年比+31.7%)
- III(米州):52,536(比率27.6%、前年比+2.0%)
- IV(欧州):12,018(比率6.3%、前年比△7.4%)
- セグメント利益(当第3Q累計):
- I:8,447、II:6,936、III:2,123、IV:△610(合計16,895、四半期損益計算書との調整で営業利益17,676)
- 解説:セグメントIIが売上・受注で中心的存在。セグメントIVは受注は増加(受注+29.2%)するも売上は減少で利益面に不均衡あり。
特別損益・一時的要因
- 特別利益:投資有価証券売却益 1,028百万円、固定資産売却益 130百万円(合計1,158百万円)
- 特別損失:公開買付関連費用 1,160百万円、固定資産除却損 49百万円(合計1,209百万円)
- 一時的要因の影響:公開買付関連費用は一時的支出として営業外・特別損失に計上されているため除くと経常的利益はさらに堅調。特別利益の一部(有価証券売却益)は非継続的であり、継続性は低い。
- 継続性の判断:公開買付関連費用は一時的、投資有価証券売却益も継続性は低い。業績評価は特別損益を除いた通常営業の動向(受注・為替・経費管理)に注目。
配当
- 配当実績と予想:
- 2025年3月期:中間80.00円、期末100.00円、年間合計180.00円
- 2026年3月期(予想):中間0.00円、期末0.00円、年間合計0.00円(注:資料は「直近公表の配当予想からの修正無」と記載)
- 配当利回り:–(株価情報なしのため算出不可)
- 配当性向:–(通期予想当期純利益に対する配当は0のため、配当性向は0%)
- 株主還元方針:特別配当・自社株買いの記載なし。現状は配当見送り(0円)を示しているため、株主還元は限定的。
設備投資・研究開発
- 設備投資:
- 建設仮勘定が増加(当期21,800百万円、前期11,315百万円) → 建設投資・設備投資を進行中(金額は貸借対照表上の建設仮勘定残高)。
- 減価償却費:6,029百万円(第3四半期累計、前年6,164百万円)
- 研究開発:
- R&D費用:明確な数値記載なし(資料に記載があれば→ –)
- 主なテーマ:工作機械の知能化・制御ソフト群「iKnowledge Technology」の強化(内蔵センサ・カメラデータの活用、工具交換自動検知、無人運転拡大等)
受注・在庫状況
- 受注状況(第3Q累計)
- 受注高合計:200,488百万円(前年同期比+18.2%)
- セグメント別受注:I 35,331(+1.8%)、II 92,821(+33.5%)、III 54,376(+5.6%)、IV 17,958(+29.2%)
- 受注残高(2025/12/31)
- 受注残合計:111,795百万円(前年同期比+13.4%)
- セグメント別受注残:II・III・IVで増加、特にIV(欧州)は受注残+47.0%
- 在庫(棚卸資産):商品・仕掛・原材料合計約109,150百万円(前年同期比で増加)
- 解説:受注の裾野は拡大(特にアジアと欧州受注増)だが棚卸資産も増加しており、製造・納期調整/在庫管理が重要。
セグメント別情報(要点)
- セグメントII(アジア)が売上・受注の中心(売上比48.7%、受注比46.3%)で成長率が高い(売上+31.7%、受注+33.5%)。中国のNEV(新エネルギー車)関連、金型・電子部品向けが牽引。
- セグメントI(国内)は売上微減(△3.0%)だが航空宇宙・発電向けは増加傾向。
- セグメントIII(米州)は売上横ばい〜微増(+2.0%)、「DA」シリーズ等の新製品が寄与。
- セグメントIV(欧州)は受注は大幅増だが売上は減少(受注の引当・納期の影響も想定)。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料中の中期計画詳細は記載なし(→ 進捗は「受注拡大」「ソフトウェア強化」による収益基盤強化が示唆されている)。
- KPI達成状況:受注高増加・受注残増加は成長KPIに合致。収益率改善も進行。
競合状況や市場動向
- 競合との比較:同業他社との詳細比較データは資料に記載なし(→ –)。
- 市場動向:地域差あり(欧州・中東の地政学リスクで景況差)。中国の新エネルギー車関連の設備投資が堅調で当社受注を押し上げている。航空宇宙向け需要も堅調。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(修正あり)2026年3月期:売上252,000百万円(+7.6%)、営業利益23,800百万円(+28.5%)、親会社株主に帰属する当期純利益19,400百万円(+34.6%)、1株当たり当期純利益829.35円
- 会社は為替(想定より円安)と経費抑制を理由に業績予想を上方修正(公表日:2026/01/30)
- 予想の信頼性:第3四半期までの進捗と受注の順調さを踏まえると達成可能性は高いが、為替・地政学・受注の地域偏重(中国・アジア)に留意。
- リスク要因:為替変動(円高・円安の影響)、地政学リスク(欧州・中東)、原材料価格・サプライチェーン、主要顧客の設備投資動向。
重要な注記
- 会計方針の変更:なし
- 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:あり(税効果会計の実効税率見積りによる四半期税金処理を適用)
- 添付の四半期連結財務諸表に対する監査(レビュー):無
- その他:受注・販売の地域差およびソフトウェア(iKnowledge Technology)強化に関する記述あり。
(注)
- 市場予想(アナリストコンセンサス)や株価等の情報が資料に含まれない項目は“–”と表記しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 6135 |
| 企業名 | 牧野フライス製作所 |
| URL | http://www.makino.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 機械 – 機械 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.16)」によって自動生成されました。
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