企業の一言説明

阿波製紙は、自動車エンジン用フィルターや水処理関連資材、その他高機能特殊紙を手掛ける、ニッチ市場に強みを持つ特殊紙製造企業です。

投資判断のための3つのキーポイント

  • 水処理関連資材の成長性: 自動車関連資材が苦戦する中、水処理関連資材は堅調な伸びを見せており、今後の事業の柱として期待されます。新小松島工場への投資もこの分野の強化に資すると考えられます。
  • 厳しい財務状況と収益性: 自己資本比率が20%を下回り、流動比率も低く、財務健全性には懸念があります。過去12ヶ月の純利益は赤字であり、直近四半期も営業・純利益ともに赤字転落、通期で無配継続が発表されるなど、収益性も大幅に悪化しています。
  • 設備投資負担とコスト増: 新小松島工場稼働に伴う減価償却費の増加、原材料価格高騰、輸送費増加、金利上昇による支払利息増など、コスト負担が利益を圧迫しており、短期的な業績改善は依然として不透明です。

企業スコア早見表

項目 スコア 判定
成長性 C やや不安
収益性 D 懸念
財務健全性 D 懸念
バリュエーション D 非常に割高

※スコア凡例: S=優良, A=良好, B=普通, C=やや不安, D=懸念

注目指標サマリー

指標 業界平均比
株価 431.0円
PER 15.95倍 業界平均8.0倍
PBR 0.89倍 業界平均0.5倍
配当利回り 0.00%
ROE -0.79%

1. 企業概要

阿波製紙は1916年設立の歴史ある企業で、高機能な特殊紙や不織布の製造販売をグローバルに展開しています。主力製品は自動車エンジン用フィルター、クラッチプレート摩擦材、水処理膜分離膜支持体、電池のセパレータ用紙など多岐にわたります。特に独自の抄紙技術を活かした非木材紙や合成繊維紙に強みを持ち、液中ろ過、ガスろ過、自動車、産業、情報通信、空調など幅広い分野で利用されています。高機能素材を通じて、産業の多様なニーズに応える収益モデルを構築しています。

2. 業界ポジション

阿波製紙は、パルプ・紙業界の中でも、特に高機能特殊紙・不織布というニッチな分野で独自の技術力を確立しています。グローバルに事業を展開し、自動車メーカーや水処理メーカーなど特定の産業向けに高付加価値製品を提供することで、市場での存在感を示しています。競合他社とは、長年培った精密抄紙技術や用途開発力で差別化を図っています。ただし、業界平均PER8.0倍、PBR0.5倍に対し、阿波製紙のPERは15.95倍、PBR0.89倍と、PBRは業界平均を上回っており、現状の収益性や財務健全性を踏まえると、バリュエーション面では割高感がある可能性があります。

3. 経営戦略

阿波製紙は、新小松島工場の稼働による生産能力強化と設備投資を成長戦略の要としています。特に、堅調な水処理関連資材分野の需要を取り込むことを目指し、生産体制の再構築を進めています。直近の決算説明資料では、新工場稼働に伴う減価償却費の増加や人件費、輸送費の増加が利益を圧迫していることが示されており、現在は戦略的な先行投資フェーズにあると説明されています。しかし、原材料高騰や調達不足といった外部要因も重なり、短期的には収益性の改善が課題となっています。今後のイベントとしては、現時点では2026年3月期の配当は無配継続が発表されており、株主還元よりも事業への再投資を優先する方針がうかがえます。

【財務品質チェックリスト】Piotroski F-Score

項目 スコア 判定
総合スコア 3/9 B: 普通(複数の改善点あり)
収益性 1/3 純利益がマイナス、営業キャッシュフローのデータなし
財務健全性 1/3 流動比率が低く、有利子負債比率が高い
効率性 1/3 営業利益率とROEが低い

Piotroski F-Scoreは3/9点と「普通」評価であり、財務状況には改善点が複数見られます。
収益性スコアが1/3と低いのは、過去12ヶ月の純利益がマイナスであったことに加え、直近四半期の営業キャッシュフローの開示がないためです。ROAは0.33%とプラスを維持しているものの、純利益のマイナスが響いています。
財務健全性スコアも1/3と低く、現状の流動比率(1.10倍)が目安とされる1.5倍を下回っており、短期的な資金繰りに注意が必要です。また、有利子負債比率(Total Debt/Equity)が203.40%と高く、財務レバレッジが高い状態です。株式希薄化は見られませんが、負債依存度が高いと言えます。
効率性スコアも1/3と低く評価されています。営業利益率(過去12ヶ月で0.92%)が目安の10%を大きく下回り、ROE(過去12ヶ月で-0.79%)もマイナスであり、資本を効率的に活用して利益を生み出す力が弱いことを示しています。四半期売上成長率はプラスである点が唯一の好材料です。

【収益性】

  • 営業利益率(過去12ヶ月): 0.92%(ベンチマーク: 5-10%以上)
    • 極めて低い水準であり、本業での収益力が非常に弱いことを示唆しています。コスト高や設備投資負担が影響していると考えられます。
  • ROE(過去12ヶ月): -0.79%(ベンチマーク: 10%以上)
    • マイナスであり、株主資本を効率的に活用できていない状況です。これは過去12ヶ月の純利益が赤字であることに起因します。
  • ROA(過去12ヶ月): 0.33%(ベンチマーク: 5%以上)
    • 低い水準であり、総資産に対する利益創出力が非常に限定的であることを示しています。

【財務健全性】

  • 自己資本比率(直近四半期): 17.7%(通期実績19.6%)
    • 会社の財政状態の健全性を示す指標で、目安とされる30%代後半から40%以上を大きく下回る水準です。負債への依存度が高く、財務リスクが高い状態と言えます。
  • 流動比率(直近四半期): 1.10倍
    • 短期的な資金繰りの健全性を示す指標で、目安とされる1.5倍~2.0倍を下回っています。現状では短期的な負債の返済能力にやや懸念があるかもしれません。
  • Total Debt/Equity (直近四半期): 203.40%
    • 自己資本に対する負債の割合を示す指標で、非常に高い水準です。財務レバレッジが高く、金利上昇局面においては支払利息の負担増が懸念されます。

【キャッシュフロー】

  • 営業CF(2025年3月期): 160百万円
    • 2024年3月期の792百万円から大きく減少しており、本業でのキャッシュ創出力が低下しています。過去12ヶ月データは提供されていません。
  • 投資CF(2025年3月期): -5,179百万円
    • 大幅なマイナスであり、積極的な設備投資が行われていることを示しています(新小松島工場稼働の影響が大きい)。
  • FCF(フリーキャッシュフロー)(2025年3月期): -5,019百万円
    • 営業活動で得たキャッシュを投資活動で大幅に上回る支出があるため、マイナスとなっています。これは自社の資金だけで事業拡大のための投資を全て賄えていない状態です。
  • 現金等残高(直近四半期): 1,789百万
    • 前連結会計年度末の988.7百万から800百万増加しており、財務活動等を通じて一定の現金が確保されている状況です。

【利益の質】

  • 営業CF/純利益比率(過去12ヶ月): データなし (純利益がマイナスのため)
    • 過去12ヶ月の連結純利益がマイナスのため、計算できません。営業キャッシュフローが本業からのキャッシュ創出力を見る重要な指標となりますが、その値も減少し、フリーキャッシュフローも大幅な赤字が続いているため、利益の質には懸念が残ります。

【四半期進捗】

株式会社阿波製紙の2026年3月期第3四半期決算短信によると、通期予想に対する進捗率は以下の通りです。

  • 売上高: 13,502百万円(通期予想18,500百万円に対し進捗率73.0%)
    • 前年同期比で+7.7%の増加となり、売上高は堅調に推移しています。これは主に水処理関連資材の好調が寄与しています。
  • 営業利益: △182百万円(通期予想40百万円に対し赤字)
    • 前年同期の110百万円から大幅な悪化となり、赤字に転落しました。新小松島工場の先行投資に伴う減価償却費の増加、原材料高、輸送費増、人件費増などが響いています。
  • 親会社株主に帰属する四半期純利益: △536百万円(通期予想270百万円に対し赤字)
    • 前年同期の△174百万円から赤字幅が拡大しており、最終利益面でも苦戦を強いられています。特別利益(固定資産受贈益や売却益)がありましたが、損益全体の改善には至っていません。

直近3四半期の売上高・営業利益の推移(決算短信から推測):

決算短信では四半期単独の数値は明示されていませんが、累計値から判断すると、売上高は増加傾向にあるものの、営業利益は第3四半期累計で赤字転落しており、特に直近の四半期においてコスト増が顕著であったと推測されます。

【バリュエーション】

  • PER(会社予想): (連)15.95倍
    • 業界平均PER8.0倍と比較すると二倍近い水準であり、割高感があります。これは予想純利益がごくわずかであるため、PERが高く算出される「利益の希薄化」が起きている可能性も考慮する必要があります。
  • PBR(実績): (連)0.89倍
    • 業界平均PBR0.5倍と比較すると、やや高い水準です。PBR1倍未満は一般的に割安とされますが、財務健全性や収益性の低さを考慮すると、バリュートラップの可能性も視野に入れる必要があります。

現状のバリュエーション指標は、現在の業績や財務状況と比較すると割高と判断される可能性が高いです。特にPERは予想利益が低いため、業績が少しでも下振れするとさらに高騰するリスクがあります。PBRも業界平均と比較して割高であり、事業の成長性や収益改善が見込めるかどうかが、今後の評価を左右します。

【テクニカルシグナル】

指標 状態 数値 解釈
MACD 中立 MACD値: 12.53 / シグナル値: 18.5 短期トレンド方向を示す
RSI 中立 48.8% 買われすぎ/売られすぎを示す
5日線乖離率 -3.49% 直近のモメンタム
25日線乖離率 -4.73% 短期トレンドからの乖離
75日線乖離率 +13.71% 中期トレンドからの乖離
200日線乖離率 +11.71% 長期トレンドからの乖離

テクニカルシグナル状況では、MACDもRSIも中立の状態を示しており、明確なトレンドや過熱感は見られません。移動平均線乖離率を見ると、5日線と25日線からは下回っており、短期的な下落圧力が示唆されます。一方で、75日線と200日線からは上回っており、中長期的な株価はこれらの移動平均線を上回る水準で推移していることが分かります。

【テクニカル】

  • 52週高値・安値との位置: 現在株価431.0円は、52週高値579.0円、52週安値320.0円に対して、レンジの42.9%の位置にあります。これは高値圏からは離れ、安値からは上昇した中間程度の水準を示しています。
  • 移動平均線との関係: 現在株価は、短期移動平均線である5日移動平均線(446.60円)と25日移動平均線(452.40円)を下回っています。これは短期的な上値の重さを示唆しています。しかし、中期・長期移動平均線である75日移動平均線(379.04円)と200日移動平均線(384.53円)は上回っており、長期的な目線では支持線として機能する可能性があります。ただし、直近の株価は下落トレンドを示しています。

【市場比較】

  • 日経平均・TOPIXとの相対パフォーマンス:
    • 1ヶ月リターン: +0.94%に対して日経平均+7.68%、TOPIX+6.09%であり、市場平均を大きく下回っています。
    • 3ヶ月リターン: +26.76%に対して日経平均+12.92%、TOPIX+8.19%であり、市場平均を上回っています。これは直近の株価上昇局面があったことによるものです。
    • 6ヶ月リターン: +9.95%に対して日経平均+33.24%、TOPIX+26.31%であり、市場平均を大きく下回っています。
    • 1年リターン: +0.00%に対して日経平均+46.51%、TOPIX+35.61%であり、市場平均を大きく下回る結果となっています。

全体的に見ると、直近3ヶ月は市場を上回るパフォーマンスを見せましたが、中長期的な視点では日経平均やTOPIXといった主要市場指数に対して劣後しています。

【注意事項】

⚠️ 信用倍率0.00倍と表示されていますが、これは信用売残が0株であるためで、信用買残は388,300株と一定量存在します。買残の増加(前週比+62,300株)は、将来の売り圧力に繋がる可能性があり注意が必要です。
⚠️ 低PBR(0.89倍)でありながら過去12ヶ月純利益が赤字であるため、バリュートラップの可能性があり、株価の本格的な上昇には事業の健全化が不可欠です。

【定量リスク】

  • ベータ値(5Y Monthly): 0.70
    • 市場全体の変動と比較して、阿波製紙の株価変動が小さいことを示しています。市場全体が1%変動した場合、阿波製紙の株価は約0.7%変動すると考えられます。
  • 年間ボラティリティ: 48.70%
    • 株価の年間変動率の大きさを示します。約48.7%と比較的高い水準であり、株価の変動幅が大きい銘柄であることを意味します。
  • 最大ドローダウン: -37.67%
    • 過去の一定期間において、株価がピークからどれだけ下落したかを示す最悪の損失率です。仮に高値で100万円投資した場合、過去の最悪ケースでは約37.67万円の損失が発生したことを意味します。この程度の下落は今後も起こりうるリスクとして認識すべきです。
  • シャープレシオ: 0.46
    • リスク(ボラティリティ)に見合うリターンが得られているかを示す指標です。1.0以上が良好とされる中で0.46は低く、リスクを考慮したリターン効率は低いと言えます。

【事業リスク】

  • 原材料価格高騰とサプライチェーン制約: 特殊紙・不織布の製造には様々な原材料が必要であり、世界的な原材料価格の高騰や調達不足、輸送費の増加が収益を圧迫するリスクがあります。直近の決算でもこれが利益圧迫要因として挙げられています。
  • 設備投資負担と減価償却費の増加: 新小松島工場の稼働に伴う大規模な設備投資は、生産能力強化と競争力向上に繋がる一方、多額の減価償却費が発生し、短期的な利益を圧迫する要因となります。投資効果が期待通りに現れるまでの期間は、収益面での懸念が続く可能性があります。
  • 自動車産業の構造変化と競争激化: 主力事業の一つである自動車関連資材は、環境規制強化やEV(電気自動車)へのシフトなど、大きな構造変化に直面しています。EV化比率上昇の鈍化という市場動向は見られますが、長期的な視点での事業構造の変化への対応や、国内外の競合他社との競争激化が収益に影響を及ぼす可能性があります。

7. 市場センチメント

信用買残が388,300株と信用売残(0株)と比較して多く、信用倍率が0.00倍と表示されているものの、将来的な需給の悪化(買い残の反対売買による売り圧力)には注意が必要です。株式の52.07%がインサイダー(内部関係者)に保有されており、特に上位株主には(株)徳応舎、三木産業、(株)日伸といった特定の大株主が名を連ねています。代表者である三木康弘氏も主要株主であることから、安定した株主基盤と経営陣による意思決定の迅速さという側面がある一方で、流動性が低い点や少数株主の意見が通りにくいといった側面も考慮に入れる必要があります。ニュース動向は、直近の業績減速と無配継続の発表により「ネガティブ」なセンチメントが優勢です。

8. 株主還元

阿波製紙は、2026年3月期の配当について無配を継続すると発表しています。過去の配当性向も不安定であり、2024年3月期は38%、2025年3月期は0%となっています。これは、新小松島工場への投資によるキャッシュアウトや収益悪化を背景に、現時点では株主への利益還元よりも事業継続・強化のための内部留保を優先する姿勢を示しています。データ上、自社株買いの状況は確認できません。当面の間、配当によるインカムゲインは期待できない状況です。

SWOT分析

強み

  • ニッチな特殊紙・不織布市場での高い技術力とグローバルな事業展開力。
  • 水処理関連資材分野における堅調な需要と成長機会。

弱み

  • 本業の収益性が低く、営業利益率、ROEともに低水準かつ赤字転落。
  • 自己資本比率が低く、有利子負債比率が高いなど、財務健全性に大きな懸念。

機会

  • 環境規制強化や水処理需要の増加に伴う、水処理関連資材市場の拡大。
  • 高機能素材への需要増による、新たな用途開発と事業拡大の可能性。

脅威

  • 原材料価格の高騰、エネルギーコスト上昇、輸送費増加など、外部環境によるコスト圧力。
  • EVシフトなど、自動車産業の構造変化による既存事業への影響と新たな対応コスト。

この銘柄が向いている投資家

  • 高リスク・高リターン志向の投資家: 財務状況や収益性に大きな課題はあるものの、新工場への投資が成功し、水処理関連資材事業が本格的に成長した場合の株価上昇を狙う、長期的な視点を持つ投資家。
  • 事業転換・改善ストーリーに期待する投資家: 現在の厳しい状況を乗り越え、特殊紙技術を活かした新たな高付加価値製品や技術で事業構造を転換できる可能性に注目する投資家。

この銘柄を検討する際の注意点

  • 財務リスクの高さ: 自己資本比率の低さや有利子負債の多さが、予期せぬ外部環境の変化に対し脆弱である可能性を示唆しています。今後の資金調達や金利動向には特に注目が必要です。
  • 収益力の不確実性: 新工場への投資により、減価償却費が増加しているにもかかわらず、本業の営業利益が赤字転落しており、短期的な収益改善の見通しは不透明です。投資効果が現れるまでの期間やその規模を慎重に見極める必要があります。

今後ウォッチすべき指標

  • 営業利益率の改善: 最低でも5%程度、できれば10%以上への回復が望ましい。新工場稼働による生産効率化や高付加価値製品シフトの効果がどのように収益に貢献するかを定期的に確認。
  • 水処理関連資材の売上高・利益率: セグメント別の詳細な利益情報が開示される場合は、この分野の成長性と収益貢献度を注視。
  • 自己資本比率と有利子負債に関する進捗: 自己資本比率が30%以上への改善、有利子負債の削減動向を継続して確認し、財務健全性の回復状況を評価。

成長性:C(やや不安)

過去12ヶ月の売上高は前年同期比で5.60%増加しており、直近四半期累計でも7.7%増と売上は伸びています。通期予想売上高も増収の見込みです。しかし、営業利益と純利益は過去12ヶ月で赤字であり、直近四半期も赤字転落しているため、売上高の成長が利益に結びついていません。長期的な利益成長の確実性には懸念が残ります。

収益性:D(懸念)

過去12ヶ月のROEは-0.79%、営業利益率は0.92%と、ともにベンチマーク(ROE10%、営業利益率10%)を大きく下回る水準であり、かつマイナスとなっています。株主資本や売上高を効率的に利益に結びつける力が極めて弱い状態です。直近の業績悪化も重なり、収益性には重大な懸念があります。

財務健全性:D(懸念)

自己資本比率が直近四半期で17.7%(通期19.6%)と、ベンチマーク(40%以上)を大幅に下回っており、財務基盤が脆弱です。流動比率も1.10倍と目安の1.5倍を下回り、短期的な資金繰りにもやや懸念があります。Piotroski F-Scoreも3/9点と低く、負債依存度が高く財務リスクが大きい状態です。

バリュエーション:D(非常に割高)

PER(会社予想)は15.95倍と、業界平均の8.0倍を大きく上回っており、絶対値としては割安に見えるものの、利益水準が低いことによる相対的な割高感があります。PBR(実績)も0.89倍と業界平均の0.5倍を上回っており、財務健全性や収益性を踏まえると、現状の株価は割高と判断せざるを得ません。


企業情報

銘柄コード 3896
企業名 阿波製紙
URL http://www.awapaper.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 素材・化学 – パルプ・紙

バリュー投資分析(5年予測・3シナリオ参考情報)

将来のEPS成長と配当を3つのシナリオ(楽観・標準・悲観)で予測し、現在の株価が割安かどうかを試算した参考情報です。

現在の指標

株価 431円
EPS(1株利益) 27.02円
年間配当 0.00円

シナリオ別5年後予測

各シナリオの成長率・PER前提と、それに基づく5年後の予測株価・期待リターンです。

シナリオ 成長率 将来PER 5年後株価 期待CAGR
楽観 0.0% 17.0倍 459円 1.2%
標準 0.0% 14.8倍 399円 -1.5%
悲観 1.0% 12.5倍 356円 -3.7%

目標年率別の理論株価(標準シナリオ)

標準シナリオに基づく参考値です。「理論株価」は、この価格以下で購入すれば目標年率リターンを達成できる可能性がある株価上限です。

現在株価: 431円

目標年率 理論株価 判定
15% 198円 △ 117%割高
10% 248円 △ 74%割高
5% 312円 △ 38%割高

【判定基準】○X%割安:現在株価が理論株価よりX%低い / △X%割高:現在株価が理論株価よりX%高い

競合他社

企業名 コード 現在値(円) 時価総額(億円) PER(倍) PBR(倍) ROE(%) 配当利回り(%)
エイケン工業 7265 3,700 45 15.29 0.62 4.9 2.97
ニチダイ 6467 360 32 0.31 -2.2 1.66

関連情報

証券会社


このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.26)」によって自動生成されました。

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企業スコアは、AIによる財務・業績データの分析をもとに試験的に算出した指標です。評価方法は現在も検討・改善を重ねており、確立した標準的な指標ではありません。投資判断の唯一の基準ではなく、あくまで参考情報としてご利用ください。

By ジニー

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