2026年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 業績の方向性:増収増益(売上高311,043百万円、前年同期比+5.1%、営業利益20,634百万円、前年同期比+7.6%)。ただし親会社株主に帰属する四半期純利益は14,424百万円で前年同期比△4.4%。
- 注目すべき変化:受注構成の変化(建築受注が大幅増:受注高286,682百万円、前年同期比+25.2%、土木受注は減少:58,629百万円、前年同期比△22.8%)。投資有価証券の増加と短期借入金の増加(短期借入金45,416百万円)も留意点。
- 今後の見通し:通期(2026年3月期)連結業績予想は売上435,000百万円(前回441,000百万円→修正で減)、営業利益29,700百万円(前回27,100百万円→上方)、当期純利益20,300百万円(前回18,000百万円→上方)。通期利益面は改善見込みだが、売上は若干下振れ見込み。通期進捗(第3四半期累計の進捗)は売上で約71%、営業利益で約69%と概ね計画ペース。
- 投資家への示唆:利益率改善(建築の採算性向上)が通期上方修正の主因。だが土木受注の弱含みや未確定の工事補修リスク(茨城東海村発電所防潮堤に関する追加費用見込みの継続)などの不確実性に注意。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社 安藤・間(呼称:安藤ハザマ)
- 主要事業分野:土木工事、建築工事、グループ事業(調査・研究等)
- 代表者名:代表取締役社長 国谷 一彦
- URL:https://www.ad-hzm.co.jp/
- 報告概要:
- 提出日:2026年2月12日
- 対象会計期間:2026年3月期 第3四半期累計(2025年4月1日~2025年12月31日、連結・日本基準)
- セグメント:
- 土木事業:道路・橋梁等の土木工事、受注・完成・損益管理
- 建築事業:ビル・施設等の建築工事
- グループ事業:調査・研究受託等
- その他:報告セグメントに含まれない事業(調査・研究受託等)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式):181,021,197株
- 期末自己株式数:24,157,850株
- 期中平均株式数(四半期累計):156,803,030株
- 今後の予定:
- 決算説明会:今回「無」
- 配当支払開始予定日:―(中間配当は実施済み)
- IRイベント等:公表状況に準ずる
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社予想との比較、通期については「前回発表(2025/5/14)」→「今回修正」)
- 売上高(第3Q累計):311,043百万円(前年同四半期比+5.1%)
- 通期会社予想(修正後)435,000百万円に対する進捗率:311,043 / 435,000 = 約71.5%
- 営業利益(第3Q累計):20,634百万円(前年同四半期比+7.6%)
- 通期会社予想(修正後)29,700百万円に対する進捗率:20,634 / 29,700 = 約69.5%
- 親会社株主に帰属する四半期純利益(第3Q累計):14,424百万円(前年同四半期比△4.4%)
- 通期会社予想(修正後)20,300百万円に対する進捗率:14,424 / 20,300 = 約71.0%
- サプライズの要因:
- 会社は個別(親会社)ベースで建築工事の採算性向上により利益が増加すると判断し、個別業績を上方修正。連結では一部子会社の売上が想定を下回る見込みのため売上は下方修正となったが、利益は上方修正。
- セグメントでは建築事業の受注増と採算改善が利益押上げに寄与。土木事業は受注減だが完成工事高・完成工事総利益は前年より増加。
- 通期への影響:
- 会社は通期見通しを修正済(利益上方、売上小幅下方)。第3四半期の進捗は売上・利益とも概ね70%台で通常の進捗。現時点で通期予想は修正済みで達成見込みとされているが、未確定の工事補修(茨城東海村案件)や子会社の売上動向がリスク。
財務指標(要点)
- 損益(連結・第3四半期累計)
- 売上高:311,043百万円(前年同四半期比+5.1%、前年 295,884百万円)
- 営業利益:20,634百万円(前年同四半期比+7.6%、前年 19,180百万円)
- 営業利益率:20,634 / 311,043 = 6.63%(参考:会社記載6.6%)
- 経常利益:19,922百万円(前年同四半期比+4.7%、前年 19,035百万円)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:14,424百万円(前年同四半期比△4.4%、前年 15,092百万円)
- 1株当たり四半期純利益(累計):91.99円(前年 96.33円)
- 財政状態(連結・2025/12/31)
- 総資産:377,458百万円(前期末 371,974百万円、増加54,??百万円)
- 純資産:188,676百万円(前期末 172,183百万円、増加)
- 自己資本比率:49.7%(前期末 46.0%、安定水準)
- ROE / ROA(簡易算出、通期予想ベース)
- 想定ROE(通期当期純利益20,300百万円 ÷ 自己資本187,698百万円(参照値))=約10.8%(目安:10%以上で優良)
- 想定ROA(通期当期純利益20,300百万円 ÷ 総資産377,458百万円)=約5.4%(目安:5%以上で良好)
- (注)上記は概算。自己資本は会社注記の参照値187,698百万円を使用した。
- 進捗率分析(通期予想に対する第3Q累計)
- 売上高進捗率:約71.5%
- 営業利益進捗率:約69.5%
- 純利益進捗率:約71.0%
- 過去同期間比:前年同期進捗は–(通期との比較で問題なし)
- キャッシュフロー
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(注記あり)。
- 貸借対照表上の流動性関連:
- 現金預金:45,928百万円(前期末 57,294百万円、減少)
- 短期借入金:45,416百万円(前期末 20,982百万円、増加)
- 投資有価証券:48,185百万円(前期末 28,048百万円、増加)
- フリーCF等の算出不可(CF計算書未作成のため)。現金減少+短期借入増加は資金配分の変化を示唆。
- 財務安全性
- 自己資本比率49.7%(安定水準:目安40%以上)
- 負債合計は前期末199,790百万円→当期188,782百万円(減少)
- 流動負債合計173,129百万円、流動資産277,052百万円(流動比率は概ね健全)
- 効率性・セグメント別
- セグメント利益(当第3Q累計):
- 土木事業:営業利益103億円(10,381百万円相当の表記あり)、受注・完成状況に差
- 建築事業:営業利益154億円(15,427百万円)、建築が利益押上げ主因
- グループ事業:売上182億円(18,205百万円?)、営業利益9億円
- セグメント別で建築事業の利益貢献が強い(建築売上・受注増)
特別損益・一時的要因
- 特別利益:投資有価証券売却益等で1,269百万円(第3Q累計)
- 特別損失:固定資産除却損等で66百万円
- 一時的要因の影響:今回の業績は一時項目の影響は限定的。完成工事総利益の改善が主因。
- 継続性の判断:特別項目は非継続性と判断されるが、工事単位の採算改善は継続性が期待される(建築中心)。
配当
- 配当実績と予想(1株当たり)
- 中間配当:40.00円(実施)
- 期末配当(予想):40.00円
- 年間配当予想:80.00円(変更なし)
- 配当性向(通期予想ベース):80円 ÷ 129.45円(通期1株当たり当期純利益)= 約61.8%(高めの還元)
- 特別配当の有無:無し
- 株主還元方針:配当継続、かつ業績連動型の自社株信託(BIP信託、ESOP信託)あり
設備投資・研究開発
- 設備投資額:–(決算短信に明示なし)
- 減価償却費(第3Q累計):2,713百万円(前年2,462百万円)
- R&D費用:–(明示なし)
- 主な投資内容:投資有価証券の増加が目立つ(28,048→48,185百万円)
受注・在庫状況(該当)
- 受注状況(建設事業、個別)
- 当第3Q累計受注高 合計:345,311百万円(前期304,917百万円、+13.2%)
- 土木:58,629百万円(前年同期比△22.8%)
- 建築:286,682百万円(前年同期比+25.2%)
- 受注残(繰越高)
- 合計:615,570百万円(前期552,412百万円、+11.4%)
- 建築繰越高が増加(387,262百万円、+29.9%)
- 在庫(棚卸資産等):記載の「その他棚卸資産」等は増加傾向(4,686→5,398百万円)
セグメント別情報
- 売上高(当第3Q累計・連結)
- 土木事業:売上高100,017百万円(完成工事高等)、営業利益10,381百万円
- 建築事業:売上高185,909百万円、営業利益15,427百万円
- グループ事業:売上高18,205百万円、営業利益931百万円
- その他:6,912百万円
- 前年同期比較:建築が増収増益、土木は受注減だが完成工事高は増加で営業利益はほぼ横ばい
- セグメント戦略:建築の採算性改善が利益を牽引。海外展開(東南アジア)強化の一環でシンガポール企業を子会社化(QXY Resources等、取得日2026/1/5)。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画2025に基づき海外事業基盤強化を推進(シンガポールのリニューアル工事会社買収)。
- KPI達成状況:建築受注増・完成工事総利益率の改善(建築完成工事総利益率は13.0%→通期見込み12.9%)が計画と整合。
競合状況や市場動向
- 建設業界は政府・民間投資堅調。ただし資材・労務費動向に注意。
- 同業比較:個別の同業比較データは記載なし(–)。
今後の見通し
- 業績予想:
- 連結(修正後・通期):売上高435,000百万円(前期比+2.3%)、営業利益29,700百万円(前期比△15.7% vs 前期実績)、経常利益29,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益20,300百万円(EPS 129.45円)
- 個別(修正後・通期):売上高408,000百万円、営業利益28,600百万円、当期純利益20,100百万円
- 前提条件:個別の完成工事進捗・採算性改善を主因に修正。為替等の明示的前提は記載箇所参照。
- 予想の信頼性:会社は今回、個別業績の改善を根拠に連結も修正しているが、連結子会社売上が想定より下回る見込みがある点は注意。
- リスク要因:
- 茨城県東海村の発電所防潮堤に係る補修費等(2024年3月期末時点で約62億円の追加費用等を見込むと記載)について、今後の確定が業績に重要な影響を与える可能性。
- 資材価格・労務費の上昇、米国通商政策や金融市場の変動、子会社売上の進捗遅延等。
重要な注記
- 会計方針の変更:無
- 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用あり(税金費用の算定方法等、注記参照)
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(注記あり)
- 重要な後発事象:シンガポールのQXY Resources等3社を子会社化(株式取得日2026年1月5日)
- 開示すべきその他:茨城県東海村工事の事象に関する補修計画を継続検討中。今後重要と判断されれば適時開示予定。
(注)
- 本資料は提供された決算短信に基づく整理であり、投資助言を行うものではありません。
- 不明な項目は「–」と表記しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 1719 |
| 企業名 | 安藤・間 |
| URL | http://www.ad-hzm.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 建設・資材 – 建設業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.3)」によって自動生成されました。
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