企業の一言説明

サックスバー ホールディングスは、バッグ、ファッション雑貨、関連アクセサリーの小売事業を全国約600店舗で展開する国内有数の専門チェーンです。

投資判断のための3つのキーポイント

  • 高水準の配当利回りと強固な財務基盤: 予想配当利回り4.23%と、自己資本比率73.3%、流動比率2.87倍に代表される極めて高い財務健全性を両立しており、安定志向の投資家にとって魅力的な水準です。
  • バリュエーションの割安性: PER13.04倍、PBR0.80倍と、業界平均と比較して大幅に割安な水準にあり、企業価値が見直される余地があると考えられます。特にPBR1倍割れは、現状の純資産価値以下で株価が評価されている状態を示唆しています。
  • 直近の業績悪化と成長戦略の不透明感: 2026年3月期は減収減益予想であり、四半期収益成長率もマイナスを記録しています。小売業界の厳しい環境下で、今後の成長ドライバーや収益性改善に向けた具体的な戦略の進捗が注目されます。

企業スコア早見表

項目 スコア 判定
成長性 D 成長鈍化
収益性 B 普通
財務健全性 S 優良
バリュエーション S 優良

注目指標サマリー

指標 業界平均比
株価 830.0円
PER 13.04倍 業界平均21.3倍
PBR 0.80倍 業界平均1.8倍
配当利回り 4.23%
ROE 8.87%

1. 企業概要

サックスバー ホールディングス(旧称:東京デリカ)は、1974年設立のバッグ、財布、ファッション雑貨を専門とする小売チェーンです。主にショッピングセンターを中心に「SAC'S BAR」「GRAN SAC'S」「LAPAX」「DOUX SAC'S」「NAUGHTIAM」などの多様なブランドを展開し、国内に約600店舗を運営しています。主力は女性用バッグや財布で、企画・製造・販売まで手掛けることで、商品調達から販売までの一貫した事業モデルを構築しています。特定の技術的独自性よりも、多店舗展開による販売ネットワークとブランドポートフォリオの豊富さが強みです。

2. 業界ポジション

同社は国内のバッグ・ファッション雑貨小売業界において、約600店舗という広範な店舗網を持つ大手の一角を占めています。豪華品(Luxury Goods)及び循環的消費財(Consumer Cyclical)セクターに属し、個人消費の動向に業績が左右されやすい特性があります。競合他社と比較して、百貨店テナントや駅ビル、ショッピングセンターなど多様なチャネルへの出店戦略と複数のブランド展開により、幅広い顧客層を獲得している点が強みと言えます。財務指標面では、PERが13.04倍と業界平均の21.3倍を大きく下回り、PBRも0.80倍と業界平均の1.8倍を大きく下回っており、市場からは割安に評価されている状況です。

3. 経営戦略

2026年3月期は、通期で売上高506.49億円、営業利益29.06億円、純利益18.43億円を見込んでいます。これは残念ながら前年同期比で減収減益の予想となっており、小売り事業を取り巻く厳しい環境が示唆されます。直近の第3四半期累計では、売上高が前年同期比△3.6%減、営業利益が△25.7%減となり、通期目標に対する売上高73.4%、営業利益73.7%、純利益73.3%の進捗率となっています。この進捗は概ね順調と言えるものの、前年からの減収減益傾向は改善が必要な課題です。配当については、前年の実績30円から35円への増配を計画しており、株主還元への意欲は高いと言えます。今後のイベントとしては、2026年3月30日が配当権利落ち日となっています。

【財務品質チェックリスト】Piotroski F-Score

項目 スコア 判定
総合スコア 5/9 A: 良好
収益性 2/3 純利益とROAは良好だが、営業キャッシュフローのデータが一部不足。
財務健全性 3/3 流動比率、負債比率、株式希薄化のすべての項目で優良と評価。
効率性 0/3 営業利益率、ROE、四半期売上成長率がいずれも基準値を下回る。

財務品質を評価するPiotroski F-Scoreは5点/9点で「A: 良好」の評価です。特に「財務健全性」においては満点を獲得しており、流動比率、負債比率、株式希薄化の観点から非常に安定した財務体質を誇ります。「収益性」も純利益がプラスであり、ROAもベンチマークをクリアしていますが、提供データが過去1年および通期予想に限られるため、詳細な営業キャッシュフローの項目は判断できませんでしたが、別途確認した2025年3月期の営業CFはプラスでした。「効率性」は0点であり、営業利益率、ROE、四半期売上成長率のいずれも改善が必要な状況がうかがえます。

【収益性】

同社の収益性指標は、全体として改善の余地がある状態です。

  • 営業利益率: 過去12か月では6.15%、2025年3月期実績では7.73%を記録しています。直近の2026年3月期第3四半期累計では5.77%と、通期予想の下方修正を反映し、ベンチマークである10%には届いていません。これは小売業特有の競争環境や経費構造を反映していると考えられます。
  • ROE(自己資本利益率): 株主資本をどれだけ効率良く使って利益を上げているかを示す指標です。過去12か月では7.12%、2025年3月期実績では8.87%です。一般的な目安とされる10%を下回っており、資本の効率的な活用という点では改善が望まれます。ただし、直近第3四半期累計でのROEは約4.51%とさらに低い水準であり、これは通期の純利益予想の減少に起因するものと考えられます。
  • ROA(総資産利益率): 企業が総資産をどれだけ効率良く使って利益を上げているかを示す指標です。過去12か月では4.99%と、一般的な目安とされる5%に肉薄しており、資産活用効率は比較的良好な状態にあるといえます。

【財務健全性】

同社の財務健全性は極めて高い水準にあります。

  • 自己資本比率: 実績で73.3%、直近第3四半期でも71.5%と非常に高く、財務の安定性を示す強力な指標です。借入金への依存度が低く、外部環境や景気変動に対する抵抗力が強いと言えます。
  • 流動比率: 直近四半期で2.87倍(287%)と、一般的な目安とされる200%を大きく上回っています。これは短期的な債務返済能力が非常に高いことを示し、手元資金や売掛金などで十分に短期負債をカバーできることを意味します。
  • 総負債資本比率 (Total Debt/Equity): 直近四半期でわずか5.70%と極めて低く、負債が非常に少ないことが分かります。

【キャッシュフロー】

キャッシュフローは安定してプラスを維持しており、健全な事業運営が行われています。

  • 営業キャッシュフロー (営業CF): 2023年3月期34.61億円、2024年3月期49.49億円、2025年3月期31.25億円と、過去3期にわたり安定してプラスを維持しています。本業でしっかりと現金を稼ぎ出している証拠です。
  • フリーキャッシュフロー (FCF): 2023年3月期29.77億円、2024年3月期44.60億円、2025年3月期26.88億円と、投資活動に必要な支出を賄った後にも潤沢な現金が残っています。これにより、借入金の返済や株主還元、将来の成長投資に充てるための資金余力が高いことを示唆しています。
  • 現金等残高: 2023年3月期24.06億円から2025年3月期には57.33億円へと着実に増加しており、今後の経営の安定化に寄与します。

【利益の質】

営業CF/純利益比率は、企業の利益が実際の現金の流入を伴っているか、すなわち利益の質を見るための指標です。2025年3月期の場合、営業CF31.25億円に対し、純利益は25.45億円であり、この比率は約1.23倍となります。この値が1.0倍以上であることは非常に健全であり、会計上の利益が実態を伴う現金によって裏付けられていることを意味します。

【四半期進捗】

2026年3月期第3四半期累計(12月末時点)の業績は、売上高371.43億円、営業利益21.43億円、純利益13.52億円でした。
通期予想(売上高506.49億円、営業利益29.06億円、純利益18.43億円)に対する進捗率は以下の通りです。

  • 売上高: 73.4%
  • 営業利益: 73.7%
  • 純利益: 73.3%

これらの進捗率は、通期計画達成に向けておおむね妥当な水準にあります。しかし、前年同期比では売上高△3.6%、営業利益△25.7%、親会社株主に帰属する四半期純利益△25.2%と、減収減益で推移しています。これは、小売市場における競争激化や消費者需要の変化、費用増などが影響している可能性が考えられます。

【バリュエーション】

同社の株価バリュエーションは、業界平均と比較して明確に割安な水準にあります。

  • PER(株価収益率): 会社予想ベースで13.04倍であり、業界平均の21.3倍を大幅に下回っています。PERは「株価が1株当たり利益の何年分か」を示し、低いほど割安とされます。
  • PBR(株価純資産倍率): 実績ベースで0.80倍であり、業界平均の1.8倍と比較しても非常に低い水準です。PBRは「株価が1株当たり純資産の何倍か」を示し、1倍未満であることは「企業の解散価値を下回る」と解釈されることが多く、割安感が高いと評価できます。

業種平均PER基準で計算した目標株価は1,593円、業種平均PBR基準では1,857円となり、現在の株価830円と比較して理論上は大幅な上昇余地があることを示唆しています。

【テクニカルシグナル】

指標 状態 数値 解釈
MACD 中立 MACD値:事実上3.0/シグナル値:4.3 短期トレンドに明確な方向性なし
RSI 中立 53.7% 買われすぎでも売られすぎでもない中立域
5日線乖離率 +0.17% 直近のモメンタムはほぼ横ばい
25日線乖離率 +0.10% 短期トレンドからの乖離はわずか
75日線乖離率 +3.79% 株価は中期移動平均線をやや上回る
200日線乖離率 +3.74% 株価は長期移動平均線をやや上回る

MACDとRSIはいずれも中立状態を示しており、現状明確な買いまたは売りのシグナルは出ていません。移動平均乖離率も小さく、株価は短期・中期・長期の移動平均線をわずかに上回っているものの、トレンドの方向性は定まっていません。

【テクニカル】

現在の株価830.0円は、この1年間で最も高かった938.0円(52週高値)と最も低かった740.0円(52週安値)のレンジ内において、44.9%の位置にあります。これはレンジの中央よりやや安値圏に位置することを示しています。
移動平均線を見ると、現在株価は5日移動平均線(827.60円)、25日移動平均線(828.20円)、75日移動平均線(798.73円)、200日移動平均線(798.17円)をすべて上回って推移しています。これは短期から長期にかけて、株価が移動平均線をサポートラインとして機能させている状態と考えられます。特に75日線、200日線を上回っていることは、中期から長期のトレンドが底堅いことを示唆しています。ただし、各移動平均線との乖離率は小さく、強い上昇トレンドが明確に表れているわけではありません。直近1ヶ月の株価レンジは815.00円~852.00円、3ヶ月レンジは740.00円~852.00円であり、現在の株価はその中間帯にあります。

【市場比較】

日経平均株価やTOPIXといった市場全体の指標との相対パフォーマンスを見ると、短期的な動向と中長期的な動向で異なる傾向が見られます。

  • 1ヶ月リターン: 株式+1.22%に対し、日経平均-2.76%、TOPIX-1.85%と、市場全体をそれぞれ3.98%ポイント3.07%ポイント上回るパフォーマンスです。
  • 3ヶ月リターン: 株式+10.83%に対し、日経平均+10.15%、TOPIX+10.73%と、市場全体をそれぞれ0.68%ポイント0.10%ポイント上回るパフォーマンスです。

しかし、中長期で見ると、市場の大きなトレンドからは取り残されています。

  • 6ヶ月リターン: 株式+0.12%に対し、日経平均+26.57%、TOPIX+28.06%と、市場全体をそれぞれ26.45%ポイント27.94%ポイント大きく下回っています。
  • 1年リターン: 株式-10.86%に対し、日経平均+46.50%、TOPIX+42.71%と、市場全体をそれぞれ57.36%ポイント53.57%ポイント大きく下回る結果となっています。

このデータからは、同社株価は直近では市場をアウトパフォームしているものの、過去1年間では市場全体の盛り上がりに乗り切れず、相対的に低調なパフォーマンスに留まっていることが分かります。

【注意事項】

⚠️ 信用倍率0.32倍と低く、信用売残が信用買残を大幅に上回っています。これは将来的に信用売り方の買い戻しが入ることで株価が上昇する可能性(踏み上げ)がある一方で、低い信用倍率が示すネガティブなセンチメントには注意が必要です。また、PBRが0.80倍と1倍を割っている状況は、企業が保有する純資産価値に対して市場評価が低いことを示しており、バリュートラップの可能性も考慮する必要があります。バリュートラップとは、株価が割安に見えるものの、業績悪化や成長性の欠如によって、その割安な状態が長期的に続くことです。

【定量リスク】

同社の株価は、市場全体の動きと比較して比較的安定しているものの、変動リスクは存在します。

  • 年間ボラティリティ: 20.20%。これは、仮に100万円投資した場合、年間で±20.2万円程度の変動が想定されることを意味します。
  • 最大ドローダウン: 過去の株価データにおいて、ピークからボトムまでの最大下落率は-26.83%です。これは、投資元本が最大で約26.83%減少する可能性があったことを示しており、今後も同様の下落が起こりうるリスクを考慮する必要があります。
  • シャープレシオ: 0.06。これはリスク(ボラティリティ)に見合うリターンが得られているかを示す指標で、一般的に1.0以上が良好とされます。同社のシャープレシオが低いのは、リターンがリスクに見合っていない状態、あるいはリスクがリターンに対して高すぎる状況を示唆しています。

【事業リスク】

  • 消費者マインドへの依存: ファッション雑貨の小売業は、個人の消費支出や景気動向に大きく左右されます。景気後退や消費者の節約志向が高まると、売上高が減少するリスクがあります。
  • 競争激化とEC化の進展: 小売業界は競合が激しく、特にEC(電子商取引)市場の拡大により、実店舗中心のビジネスモデルは変革を迫られています。ECチャネルの強化や差別化要因の創出が十分でない場合、市場シェアを失う可能性があります。
  • 原材料価格の変動と為替リスク: バッグや雑貨の製造には各種原材料を使用するため、これらの価格変動は原価に影響を与えます。また、海外からの仕入れがある場合は、為替レートの変動が仕入れコストや収益に影響を及ぼす可能性があります。

7. 市場センチメント

信用取引状況を見ると、信用買残が195,700株であるのに対し、信用売残が606,100株と、信用売残が信用買残を大幅に上回っています。この結果、信用倍率は0.32倍と低く、市場のセンチメントはやや弱気傾向にある可能性がありますが、一方で将来的な信用売り方の買い戻しによる株価上昇圧力(踏み上げ)につながる可能性も秘めています。
主要株主構成を見ると、筆頭株主はディーアンドケーで19.2%、次いで日本マスタートラスト信託銀行が10.77%、日本カストディ銀行が7.91%と続きます。創業家や資産管理会社、信託銀行などが上位を占めており、比較的安定した株主構成と言えます。インサイダー(内部関係者)による保有割合も37.83%と高く、経営陣によるオーナーシップが強く、株主と経営陣の利害が一致しやすい構造であると推察されます。

8. 株主還元

同社は株主還元に積極的な姿勢を示しています。

  • 配当利回り: 会社予想ベースで4.23%と、非常に高水準です。これは、安定したインカムゲインを求める投資家にとって魅力的な指標と言えます。
  • 1株配当: 会社予想35.00円であり、前年度の30.00円から5円の増配を計画しています。
  • 配当性向: 会社予想に基づく配当性向は55.2%です。経常的な利益の半分以上を配当に回していることから、利益還元に対する意識が高いことが伺えます。一般的な目安とされる30-50%と比較しても遜色ない水準です。

過去の「配当性向・EPS履歴」を見ると、コロナ禍で一時的に配当性向がマイナスになった年もありましたが、近年は30-55%程度の水準で推移しており、安定した配当方針が見て取れます。自社株買いに関する具体的な発表は、提供された情報からは確認できませんでした。

SWOT分析

強み

  • 高い自己資本比率73.3%と流動比率2.87倍に裏打ちされた強固な財務体質、および安定したキャッシュフロー。
  • 業界平均と比較して大幅に割安なPER13.04倍、PBR0.80倍に加え、高水準の配当利回り4.23%を維持する株主還元策。
  • 全国約600店舗の強固な販売ネットワークと、多様なブランドによる幅広い顧客層へのリーチ。

弱み

  • ROE8.87%、営業利益率7.73%(2025年3月期実績)と、収益性指標が業界平均やベンチマークを下回っており、資本効率の改善が課題。
  • 2026年3月期の減収減益予想や四半期収益成長率のマイナスなど、成長性が鈍化している。
  • PBR1倍割れという市場評価が示す通り、投資家からの評価が低く、企業価値向上が求められる。

機会

  • インバウンド需要の回復による、店舗での売上増加の可能性。
  • バッグ・ファッション雑貨のEC市場拡大に対応したデジタルトランスフォーメーション(DX)とEC事業の強化。
  • M&Aなどを通じた事業領域の拡大や新たなブランド・チャネル戦略の展開。

脅威

  • 個人消費の低迷や景気変動による売上の影響を受けやすい消費サイクル依存型事業。
  • ファッション小売業界における競争激化と大手ECプラットフォームの台頭。
  • 原材料価格の高騰や円安による輸入コストの増加が収益を圧迫する可能性。

この銘柄が向いている投資家

  • 安定配当を重視する長期投資家: 高い配当利回りと強固な財務基盤は魅力的なポイントです。
  • バリュー投資家: 業界平均を大きく下回るPERやPBR1倍割れの株価水準は、企業価値が見過ごされていると考える投資家にとって魅力的です。PBR1倍台回復に向けた改善策に期待する投資家にも適しています。

この銘柄を検討する際の注意点

  • 業績回復の兆し: 直近の減収減益傾向が一時的なものか、構造的なものかを見極める必要があります。今後の決算発表で、売上高や利益の改善が見られるかが重要です。
  • 成長戦略の具体性: 激化する小売業界において、EC事業の強化、店舗効率の改善、ヒット商品の創出など、具体的な成長ドライバーとその進捗を注意深くウォッチする必要があります。
  • PBR1倍割れ脱却に向けた施策: 企業価値向上のための具体的な経営戦略(例:積極的な自社株買い、事業ポートフォリオの見直し、情報開示の強化など)が今後発表されるかどうかに注目しましょう。

今後ウォッチすべき指標

  • 営業利益率およびROE: 収益性改善の進捗を示す最重要指標です。具体的な目標値として、営業利益率10%以上、ROE10%以上への回復を目指せるか。
  • 四半期売上高成長率: 売上高のトレンドが再びプラスに転じるか、特にECチャネルの寄与に注目。
  • キャッシュフローの安定性: 引き続き営業CF、FCFがプラスを維持し、成長投資や株主還元に充当されるか。
  • 信用倍率の推移: 信用売残の動向、特に高水準の売残が解消に向かうかどうかに注目。

成長性: D (成長鈍化)

根拠: 2026年3月期の売上高は前年比△3.14%、営業利益は△28.14%の減収減益が予想されており、直近の四半期売上高成長率も△3.0%とマイナスであるため、成長性には懸念があります。

収益性: B (普通)

根拠: 2025年3月期実績のROEは8.87%、営業利益率は7.73%と、改善は見られるものの、一般的な目安とされる10%には届いていません。資本効率および本業の稼ぐ力にはまだ改善の余地があると言えます。

財務健全性: S (優良)

根拠: 自己資本比率73.3%、流動比率2.87倍と極めて高く、総負債資本比率も5.70%と低水準です。Piotroski F-Scoreの財務健全性項目でも満点を獲得しており、非常に安定した財務体質を誇ります。

バリュエーション: S (優良)

根拠: PER13.04倍は業界平均21.3倍を大幅に下回り、PBR0.80倍も業界平均1.8倍を下回る水準であり、割安感は非常に高いと判断されます。理論目標株価と比較しても、現在の株価は大きく乖離しています。


企業情報

銘柄コード 9990
企業名 サックスバー ホールディングス
URL http://www.sacs-bar.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 小売 – 小売業

バリュー投資分析(5年予測・3シナリオ参考情報)

将来のEPS成長と配当を3つのシナリオ(楽観・標準・悲観)で予測し、現在の株価が割安かどうかを試算した参考情報です。

現在の指標

株価 830円
EPS(1株利益) 63.43円
年間配当 4.23円

シナリオ別5年後予測

各シナリオの成長率・PER前提と、それに基づく5年後の予測株価・期待リターンです。

シナリオ 成長率 将来PER 5年後株価 期待CAGR
楽観 13.3% 15.0倍 1,775円 16.8%
標準 10.2% 13.0倍 1,345円 10.6%
悲観 6.1% 11.1倍 947円 3.2%

目標年率別の理論株価(標準シナリオ)

標準シナリオに基づく参考値です。「理論株価」は、この価格以下で購入すれば目標年率リターンを達成できる可能性がある株価上限です。

現在株価: 830円

目標年率 理論株価 判定
15% 683円 △ 21%割高
10% 853円 ○ 3%割安
5% 1,077円 ○ 23%割安

【判定基準】○X%割安:現在株価が理論株価よりX%低い / △X%割高:現在株価が理論株価よりX%高い

競合他社

企業名 コード 現在値(円) 時価総額(億円) PER(倍) PBR(倍) ROE(%) 配当利回り(%)
エービーシー・マート 2670 2,517 6,233 13.60 1.62 12.4 2.78
スタジオアタオ 3550 31 26.70 1.24 4.7 2.20
ハピネス・アンド・ディ 3174 15 13.67 -32.3 0.00

関連情報

証券会社


このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.32)」によって自動生成されました。

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企業スコアは、AIによる財務・業績データの分析をもとに試験的に算出した指標です。評価方法は現在も検討・改善を重ねており、確立した標準的な指標ではありません。投資判断の唯一の基準ではなく、あくまで参考情報としてご利用ください。

By ジニー

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