2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社の通期予想に変更はなし。四半期単体の実績は通期予想に対する進捗がほぼ半期で約50%に達しており、会社予想に対して「ほぼ予想通り(上振れの明確な市場サプライズはなし)」と判断されます。市場コンセンサスは資料に記載なし。
- 業績の方向性:増収増益(売上高+29.1%、営業利益+28.9%、親会社株主に帰属する中間純利益+48.3%)。
- 注目すべき変化:受注高が16,495百万円(前年同期比△13.4%)と減少している一方で、売上高は完工タイミング等で大きく増加(完成工事高の増加が主因)。セグメントでは建設事業の完成工事高が大幅増(+37.3%)で業績牽引、エンジニアリングと開発は減収。
- 今後の見通し:通期業績予想の修正は現時点でなし。中間実績の進捗(売上進捗約49.6%、営業利益進捗約48.8%、当期純利益進捗約50.1%)からは通期予想達成可能性は高いと見えるが、建設資機材・エネルギー価格などコスト上振れリスクを注視。
- 投資家への示唆:短期では受注減少が注意点。中長期は高い自己資本比率(74.2%)と高い営業利益率(約10.6%)が財務安全性・収益性の強み。特別な一時要因(貸倒引当金の戻入等)による非継続的な収益押上げも含まれるため、基礎的収益力(建設事業の継続的な獲得状況)を確認することが重要。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社ヤマウラ
- 主要事業分野:建設事業(設計・施工等)、エンジニアリング事業(水力発電関連等の製作・施工・メンテ・システム開発)、開発事業等(不動産開発・販売)
- 代表者名:代表取締役社長 山浦 正貴
- 上場:東証・名証(コード 1780)
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月13日
- 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間)連結(2025年4月1日~2025年9月30日)
- 決算説明資料:作成あり、決算説明会は開催なし
- セグメント:
- 建設事業:営業・設計・積算・施工、完成工事販売(主力)
- エンジニアリング事業:水力発電関連、合成床版、大型精密製缶、製品・システム販売(例:マイクロデータセンター、Smart Mill)
- 開発事業等:不動産仕入・開発・販売、賃貸収入等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株含む):21,103,514株
- 期末自己株式数:2,176,287株
- 中間期中平均株式数:18,927,227株
- 時価総額:–(資料記載なし)
- 今後の予定:
- 半期報告書提出予定日:2025年11月13日(提出予定)
- 配当支払開始予定日:2025年12月8日
- 決算説明会:無
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社の通期予想に対する中間実績の達成率)
- 売上高:19,159百万円/通期予想38,659百万円 → 進捗率 49.6%
- 営業利益:2,037百万円/通期予想4,177百万円 → 進捗率 48.8%
- 親会社株主に帰属する当期純利益:1,571百万円/通期予想3,137百万円 → 進捗率 50.1%
- サプライズの要因:
- 上振れ要因:完成工事高の増加(建設事業の完成工事高が前年同期比大幅増)に伴う売上・営業利益の増加。
- 一時要因:貸倒引当金戻入(148,506千円)や受取保険金(64,223千円)などの特別要素が営業外収益を押し上げている点に注意。
- 下振れ要因:受注高の減少(△13.4%)は中長期の売上源泉に対するリスク。
- 通期への影響:
- 現状、会社は通期予想に修正なし。中間の進捗は概ね想定範囲(約50%)であり、通期達成可能性は高いが、資材・エネルギーコスト上昇や受注動向の悪化が続けば業績に下押しリスクあり。
財務指標
- 財務諸表(要点・単位:百万円)
- 売上高(中間):19,159(前年中間 14,845、前年同期比+29.1%)
- 営業利益(中間):2,037(前年中間 1,580、前年同期比+28.9%)
- 経常利益(中間):2,317(前年中間 1,611、前年同期比+43.8%)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:1,571(前年中間 1,060、前年同期比+48.3%)
- 1株当たり中間純利益(EPS):83.03円(前年中間 55.99円、+48.3%)
- 総資産:33,343(前期末 30,835、増加)
- 純資産:24,733(前期末 23,269、増加)
- 自己資本比率:74.2%(安定水準、前期末 75.5%)
- 収益性指標
- 営業利益率(中間):2,037 / 19,159 = 10.63%(堅調)
- ROE(中間実績ベース):1,571 / 24,734 = 6.35%(半期実績)。年率換算(単純倍)で約12.7%(目安:10%以上は優良)
- ROA(中間実績ベース):1,571 / 33,343 = 4.71%(半期実績)。年率換算で約9.4%(目安:5%以上で良好)
- 進捗率分析(通期予想に対する中間進捗)
- 売上高進捗率:49.6%(通常の半期進捗は50%前後が目安)
- 営業利益進捗率:48.8%
- 純利益進捗率:50.1%
- 過去同期間との比較:前年の中間期は売上・利益とも低調だったため増益基調
- キャッシュフロー(中間、単位:千円 → 百万円換算)
- 営業CF:△2,761,545千円(△2,762百万円) ← 前年△2,212,193千円(△2,212百万円)
- 投資CF:△455,221千円(△455百万円) ← 主に有形固定資産取得(451,911千円)
- 財務CF:△311,296千円(△311百万円) ← 配当支払等
- フリーCF(概算):営業CF – 投資CF = △3,216,766千円(△3,217百万円)=マイナス
- 現金及び現金同等物残高:8,622,698千円(8,623百万円)(期首12,150,760千円、期末減少)
- 営業CF/純利益比率:営業CF(△2,762百万円)/純利益(1,571百万円)=△1.76(1.0以上が健全の目安を下回るが、建設業は債権・工事進捗による変動大)
- 四半期推移(QoQ):四半期ごとの詳細数値は本文に記載なし。中間期で完工集中により売上が増加。
- 財務安全性
- 自己資本比率:74.2%(安定水準、目安40%以上)
- 流動比率(概算):流動資産 26,224 / 流動負債 8,522 = 約308%(良好)
- 負債比率(負債/資産):8,609 / 33,343 = 約25.8%(低い)
- 効率性
- 総資産回転率(中間):売上高(19,159)/総資産(33,343)=0.575(年率換算で1.15回程度)
- セグメント別(中間:金額は百万円)
- 建設事業:売上高 17,203(前年 12,533、+37.3%)、営業利益 2,484(前年 1,837、+35.2%) → 主力であり牽引
- エンジニアリング事業:売上高 1,195(前年 1,467、△18.5%)、営業利益 66(前年 70、△6.2%)
- 開発事業等:売上高 760(前年 845、△9.8%)、営業損失△7(前年利益47)
- 財務の解説:受取手形・完成工事未収入金等・契約資産の増加(+5,599百万円)が資産増の主因。現金預金は減少(△3,528百万円)。工事未払金・未払法人税等増加で負債増。
特別損益・一時的要因
- 特別利益/損失の主要項目(中間):
- 貸倒引当金戻入額:148,506千円(営業外収益)→ 一時的に利益を押し上げる要因
- 受取保険金:64,223千円(営業外収益)→ 一時要因
- 工事損失引当金:9,703千円(計上)あり
- 一時的要因の影響:上記戻入や保険金で経常的でない収益が増加しているため、特別要因を除いた実質的な収益力はセグメント別の営業利益動向(特に建設事業の増益)を参照する必要あり。
- 継続性の判断:貸倒引当金戻入や保険金は非継続的な可能性が高く、今後継続するとは限らない。
配当
- 配当実績と予想:
- 中間配当(当中間期):13.00円(前中間 7.50円)
- 期末配当(予想):13.00円
- 年間配当予想(会社予想):26.00円(前期実績 24.00円)
- 配当性向(予想、簡易計算):年間配当26.00円 / 予想EPS165.79円 = 約15.7%(控えめ)
- 特別配当:なし
- 株主還元方針:株式報酬制度(BIP信託)導入により役員報酬と株式価値の連動を図る施策あり。自己株式の取扱いに関する注記あり(信託保有分を自己株として計上:67百万円、48,800株)。
設備投資・研究開発
- 設備投資(中間)
- 有形固定資産の取得による支出:451,911千円(451.9百万円)
- 減価償却費:163,470千円(163.5百万円)
- 研究開発
- R&D費用:明確な金額記載なし(文中で研究開発活動の実施を記載。例:マイクロデータセンター、Smart Millの独自開発・販売開始)
- 備考:今後も技術・製品の差別化に投資している旨の記載。
受注・在庫状況
- 受注状況(個別受注実績)
- 受注高:16,495百万円(前年同期 19,042百万円、△13.4%)
- 受注内訳:
- 建設事業合計(小計):14,875百万円(前年 16,130、△7.8%)うち民間比率高(78.7%)
- エンジニアリング事業:1,490百万円(前年 2,791、△46.6%)→ 大幅減(官公庁案件の減少が影響)
- 開発事業等:130百万円(前年 120、+8.1%)
- 傾向:受注は全体で減少。特にエンジニアリングの受注減が顕著。
- 在庫状況:
- 販売用不動産は1,982.7百万円(若干減少)
- 棚卸資産等の変動はあるが、在庫回転日数等の詳細は記載なし。
セグメント別情報
- 建設事業(主力)
- 売上高(中間):17,203百万円(前年 12,533、+37.3%)
- セグメント利益:2,483.8百万円(前年 1,837.1、+35.2%)
- コメント:営業・設計・積算・施工の連携強化や北穂高産業団地の企業誘致などで大型案件獲得に注力。完成工事高が増加し高収益。
- エンジニアリング事業
- 売上高:1,195百万円(前年 1,466、△18.5%)
- セグメント利益:66.0百万円(前年 70.4、△6.2%)
- コメント:製品・サービス(マイクロデータセンター等)販売開始も受注減の影響で減収。
- 開発事業等
- 売上高:760百万円(前年 845、△9.8%)
- セグメント損益:△7百万円(前年 営業利益47)
- コメント:首都圏の仕入れ・建設費高騰で新規仕入を抑制、販売戦略の見直し中。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料中に中期計画の記載あり(研究開発や製品開発等の継続)が進捗中との記載
- KPI達成状況:明確なKPI数値の記載なし。ただし通期業績予想は据え置きで計画の前提に沿った進捗と会社は説明。
競合状況や市場動向
- 市場動向:国内建設業は公共投資・民間投資とも底堅いが、資機材・エネルギー価格高止まり、労務費高騰がコスト上昇要因として継続。国際情勢や為替リスクも不透明要素として認められている。
- 競合比較:同業他社との具体比較データは資料に記載なし。建設事業における完成工事高増加と高い営業利益率が同社の相対的な強みと考えられるが、受注減が続くと競争力の評価が必要。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期業績予想(変更なし):
- 売上高:38,659百万円(前期比+8.6%)
- 営業利益:4,177百万円(前期比+7.3%)
- 経常利益:4,721百万円(前期比+19.0%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:3,137百万円(前期比+4.5%)
- 1株当たり当期純利益:165.79円
- 会社は通期で建築資機材・エネルギーコスト増を想定に織り込んでいると明記
- 予想の信頼性:中間の進捗は概ね50%で計画に整合。過去の予想達成傾向については資料に限定的な記載のみ(保守的か楽観的かの傾向は明示なし)。
- リスク要因:原材料・エネルギー価格、労務費の上昇、受注低迷(特にエンジニアリング事業)、国際情勢や関税リスクなど。
重要な注記
- 会計方針の変更:なし
- 中間連結財務諸表は公認会計士・監査法人のレビュー対象外(注記あり)。
- 株式報酬制度(役員報酬BIP信託)を2025年6月より導入。信託保有の自社株は自己株式として計上(帳簿価額67百万円、48,800株)。
- その他:税効果会計のため中間期の税金計算は見積実効税率を用いている旨の注記。
(注)
- 数値は原資料に基づく。単位は特記ない限り百万円(または資料の単位に準拠)。
- 不明項目や資料に記載がない項目は「–」として記載しました(例:時価総額、詳細なR&D費比率、株価ベースの配当利回り等)。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 1780 |
| 企業名 | ヤマウラ |
| URL | http://www.yamaura.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 建設・資材 – 建設業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.5)」によって自動生成されました。
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