2026年3月期 第2四半期決算説明資料
株式会社ヌーラボ(証券コード:5033) — 2026年3月期 第2四半期決算説明資料(要約)
資料日:2025年11月14日
以下は、提示された「2026年3月期 第2四半期決算説明資料」(ヌーラボ)を、個人投資家向けに整理した要約です。出典は提示資料。判断・助言は含みません。不明な項目は「–」と表記しています。
基本情報
- 企業名:株式会社ヌーラボ
- 主要事業分野:チーム向け業務コラボレーションツールの開発・提供(主力:Backlog、Cacoo、Nulab Pass 等)
- 代表者名:代表取締役 橋本 正徳
- 本社所在地:福岡県福岡市中央区大名
- 設立:2004年3月
- 従業員数:180名(2025年3月31日時点、グループ全体)
- 主要株主(資料記載)
- 橋本 正徳:1,554,245株(23.9%)
- 田端 辰輔:1,497,900株(23.1%)
- 説明会情報
- 開催日時:2025年11月14日(資料の日付)
- 説明会形式:–(資料には明記なし)
- 参加対象:–(資料には明記なし)
- 説明者
- 発表者(役職):代表取締役 橋本 正徳(資料に代表メッセージ等掲載)
- 発言概要:会社のミッション・プロダクトの紹介、成長戦略(既存事業拡大、新プロダクト、M&A)、第2四半期業績ハイライトと今後の施策説明
- 報告期間
- 対象会計期間:2026年3月期(第2四半期)/対象四半期は2025年10-12月を含む上期(ただし資料は2025年9月末KPI等を参照)
- 決算説明資料作成年月日:2025年11月14日
- セグメント(資料上の事業区分)
- Backlog:プロジェクト / タスク管理を中心とした主力SaaS
- Cacoo:オンラインホワイトボード/図作成ツール
- Typetalk:チャット(※売上比は小さい/縮小傾向)
- Nulab Pass:ID管理/SSO等のセキュリティ基盤(SAML等)
- 備考:国外拠点(米国・オランダ 等)、シンガポール子会社は2024年9月清算結了の注記あり
業績サマリー(第2四半期・上期)
- 主要指標(第2四半期=2026/3期-2Q 単期・累計は上期)
- 売上高(2Q):1,087 百万円(前年同期比 +6.5%)
- 売上高(累計 上期):2,153 百万円(前年同期比 +6.7%)
- 営業利益(2Q):110 百万円(前年同期 195 百万円、△43.4%)
- 営業利益(累計):229 百万円(前年同期 374 百万円、△38.7%)
- 経常利益(2Q):112 百万円(前年同期比 △42.6%)
- 経常利益(累計):231 百万円(前年同期比 △38.3%)
- 当期純利益(2Q):76 百万円(前年同期比 △42.8%)
- 当期純利益(累計):160 百万円(前年同期比 △39.6%)
- 1株当たり利益(EPS):–(資料に明記なし)
- 参考:会社の2026/3期 通期計画(資料掲載)
- 売上高:4,603 百万円
- 営業利益:300 百万円
- 経常利益:300 百万円
- 当期純利益:223 百万円
- 進捗状況(通期計画に対する達成率:単純に累計 ÷ 通期計画で算出)
- 売上高:2,153 / 4,603 ≒ 46.8%
- 営業利益:229 / 300 ≒ 76.3%
- 備考:資料では「売上は計画を下回る進捗」「利益は上期時点で計画を上回る着地(サーバー費用の月ずれや費用計上の差等による)」と説明。3Qにカンファレンス等による広告宣伝費増が見込まれ、上期の月ずれ分は3Q以降で消化するため通期計画は据え置きとしている。
- セグメント別状況(第2四半期・累計)
- Backlog
- 2Q売上:1,001 百万円(前年同期比 +5.3%)
- 累計:1,987 百万円(前年同期比 +5.3%)
- コメント:主力プロダクト。新規有料契約の積み上げが継続する一方で高額プラン獲得が伸び悩むと記載。
- Cacoo
- 2Q売上:28 百万円(前年同期 30 百万円、△6.6%)
- 累計:56 百万円(前年同期 60 百万円、△6.0%)
- Typetalk
- 2Q売上:0 百万円(前年同期 4 百万円、大幅減)
- 累計:2 百万円(前年同期 8 百万円)
- Nulab Pass
- 2Q売上:56 百万円(前年同期 35 百万円、+60.8%)
- 累計:107 百万円(前年同期 62 百万円、+72.7%)
- 備考:全社売上の約98.2%が国内売上(2026/3期2Q時点)
業績の背景分析
- 業績概要(ハイライト)
- 売上は前年同期比でプラス(+6%台)だが、会社計画に対しては下振れ(主にBacklogの高額プラン獲得が伸び悩んでいるため)。
- 営業利益等は上期時点で計画を上回る。主因として「サーバー費用(通信費)の月ずれ」「ソフトウェア資産計上(資産化)」「リファラル採用による採用費抑制」などの一時的要因を挙げている。
- 3Qはカンファレンス等の広告宣伝費増見込みにより利益は減少する想定だが、上期の月ずれ分は以降で消化する見込みのため通期計画は維持。
- 増減要因(資料記載の主な要因)
- 売上(増):Backlogの新規有料契約の積み上げ、既存顧客のライセンス追加。
- 売上(抑制):高額プランの獲得が想定ほど伸びず。
- 費用面:通信費(AWS等)の支払タイミングズレ、ソフトウェアの資産化、採用コスト抑制(リファラル採用)で上期は利益が改善。
- 補足:3Q以降の大型イベントで販促費が増加する想定。
- 競争環境・強み(資料記載)
- 強み:Backlogの有料ユーザー数(資料では145万人、2025/3末時点)、有料契約件数(15,000件超、2025/9時点)、低解約率(売上ベース解約率0.42%/月、件数ベース1.00%/月等)、技術力評価や受賞実績(ITreview等でのLeader評価)など。
- 顧客ラインナップに大手企業や公共機関のロゴが多数掲載(例:トヨタ、富士通、KDDI 等)。
- 競合比較は資料で定量的には提示されていないが、価格競争力(コスパ)やPLG(プロダクト主導成長)モデル、SaaS+セキュリティ製品(Nulab Pass)で差別化を図っている。
- リスク要因(資料および客観的要素)
- 事業の国内依存度(売上の約98.2%が国内)による国内経済影響リスク。
- 主力製品(Backlog)への依存度(成長戦略では依存低減を目標)。
- サーバーコストや外部サービス(クラウド)支払いタイミング等のコスト変動。
- 新規大型プランの獲得が停滞すると収益拡大が鈍る点。
- 一般的な外部リスクとして為替変動、法規制の変化、サプライチェーンやパートナー依存の影響等(資料で直接列挙はないため参考として記載)。
戦略と施策
- 現在の戦略(中期的方向性)
- 基本方針:既存プロダクトの拡大を軸に、新プロダクト開発とM&Aを組み合わせてBacklog依存からの脱却と非連続成長を目指す。
- 3本柱
- 既存プロダクト(主にBacklog)の持続的成長:PLGに加えセールス強化、AI活用による機能拡充
- 新プロダクトによる成長:クロスセル可能な新サービス拡充、R&D強化
- M&A:シナジー見込める企業を対象に「3年で3社」ペースを想定
- 中長期数値目標(既存事業):CAGR 20% 想定、2028/3期までに既存事業のみで売上高 70億円(7,000 百万円)を目標に掲げる。
- 最終目標の一通過点として「売上高 100億円」を設定(資料上の戦略目標)。
- 進行中の施策(プロダクト/マーケティング)
- Backlogの機能開発(近時のリリース例)
- 新ガントチャート(β→正式)、簡易編集・コメント機能、Markdownエンジン(GitHub Flavored Markdown)の導入、ドキュメント機能の強化、CSV一括登録、AI運用支援「Backlog AI アシスタント(β)」モニター提供開始(6月)、折りたたみ表示 等。
- AI関連:Backlog AI アシスタント(運用支援AI)をベータ検証後、2026年初頭にプレミアム/プラチナ向け正式リリース予定。AI バックログスイーパー(会議音声等からタスク抽出)をABEJAと共同開発、2025年11月14日よりBacklogアドオンとして提供開始。
- Cacoo:テンプレート・メディア機能強化、操作性改善、プレミアムテンプレート導入等のリリースを継続。
- Nulab Pass:SAML認証/監査ログ/ユーザープロビジョニング機能の改善、管理機能強化、ライセンス数拡大(ライセンス数推移は増加傾向で、2025/9時点で約87,917ライセンス)。
- セールス・マーケ:リファラルやコミュニティ(JBUG)を活用した獲得に加え、セールス強化で高額プラン獲得を図る。
- セグメント別施策と期待効果
- Backlog:AI機能で運用フェーズの省力化・価値向上(進捗可視化、レポート自動生成、リスク察知など)、大口顧客向けの高付加価値プラン獲得を重視。
- Cacoo:コラボレーションの合意形成(ホワイトボード機能)強化で、Backlogとの連携によるクロスセルを推進。
- Nulab Pass:企業向けセキュリティ需要取り込みでエンタープライズ市場を拡大。
将来予測と見通し
- 業績予想(会社提示:2026/3期 通期計画)
- 売上高:4,603 百万円(通期)
- 営業利益:300 百万円
- 経常利益:300 百万円
- 当期純利益:223 百万円
- 会社見通しの根拠(資料上の説明):上期の費用の月ずれによる利益の前倒しや、3Qの広告宣伝費上振れ等を織り込みつつ、通期は据え置き。売上面はBacklogの新規/既存でのライセンス増加をベースに想定。
- 中長期計画と達成可能性
- 既述の通り既存事業のみでの売上70億円(2028/3期目標)等の数値目標を掲げる。成長ドライバーはPLG、セールス拡張、AI機能の実運用化、M&A等。
- 達成可能性は資料で定量的シナリオは一部(既存事業CV)示すが、M&Aや新プロダクトの寄与は保守的(蓋然性の低いものは加味しない)としている。
- マクロ経済の影響
- 市場規模(TAM)提示:世界のコラボレーションツール市場 638億ドル(2026E、IDC等参照)、日本市場 27億ドル(2029E)。国内労働力や対象ユーザーの大きさを示し成長余地を提示。
- リスク要因としては国内依存、景気・需要動向、為替(海外展開比率は現状小さい)、クラウドコスト変動等が考えられる(資料では国内依存率等を明記)。
配当と株主還元
- 配当方針:資料内に明確な配当方針の記載はなし(–)
- 配当実績(中間・期末):資料に記載なし(–)
- 特別配当の有無:資料に記載なし(–)
- 備考:主要株主の保有比率は資料に記載(上記参照)。
製品やサービス
- 主要製品(資料の整理)
- Backlog:プロジェクト管理(タスク管理、進捗管理、ファイル管理、ガントチャート、ソースコード管理、モバイル、API等)。料金はサブスクリプションで複数プラン(スターター~プラチナ、オンプレエンタープライズ)。
- Cacoo:オンラインホワイトボード/図作成ツール(共同編集、テンプレート、バージョン管理、埋め込み機能など)。世界で400万人以上の利用者を主張。
- Nulab Pass:SAMLによるSSO、監査ログ、ユーザープロビジョニング等を提供するID管理・セキュリティプラットフォーム。
- Typetalk:チャット製品(売上規模は縮小傾向)。
- 新製品・機能リリース(主要な最近の動き)
- 2024/10以降の主なBacklogリリース:新ガントチャート(β→正式)、GitHub Flavored Markdown採用、ドキュメント機能拡充、CSV一括登録、Backlog AI アシスタント(β、運用支援AI)等。
- 2025/11/14:AI バックログスイーパー(会議議事録等からタスクを自動抽出・登録するアドオン)を提供開始(ABEJAと共同開発)。
- Nulab Pass:プロビジョニングや監査ログ機能の強化を継続。
- 協業・提携
- ABEJA:AI バックログスイーパーの共同開発(提供開始済)。
- コミュニティ(JBUG)や各種教育/社会貢献プログラム(Good Project Award、教育機関向け研修など)にも言及。
重要な注記
- 会計方針・特記事項
- 資料内で言及:ソフトウェア資産化(ソフトウェアの資産計上)により費用処理タイミングが変動している旨の注記あり(第2四半期の利益改善要因の一つとして説明)。
- サーバー費用(通信費)の支払月のズレによる業績の前後(上期で費用の月ずれがあり、3Q以降で相殺される見込み)。
- 2017年に決算期変更が行われた旨の注記(沿革スライド)。
- 2024年9月にNulab Singapore Pte.Ltd.の清算結了に関する注記あり。
- リスク・注意点(資料で言及・補足)
- 売上の大部分が国内(98.2%)である点。
- 高額プランの獲得が計画を下回ると売上計画に影響が出る点。
- AI機能等の新機能はベータ段階であり、実運用での効果実証が必要。
- その他(今後のイベントや重要告知等)
- 製品ロードマップ上のリリース予定(AIアシスタントの正式リリース予定時期は2026年初頭、AI バックログスイーパーは2025年11月14日から提供開始等)が記載されている。
- 中長期のM&A方針(3年で3社の目安)や売上100億円を長期目標とする旨。
(参考KPI等・抜粋)
– BacklogのKPI(資料より)
– 有料契約件数:15,231件(2025/9末時点)
– 有料ユーザー数:143万人(2025/9末時点)
– 月次解約率(売上ベース):0.42%(2025/9時点)
– 月次解約率(件数ベース):1.00%(2025/9時点)
– ARR(2025/9時点):約4,368 百万円(資料の推移グラフより)
– LTV/CAC(過去):2025/3期で12.1x(資料の推移)
– Nulab Pass の有料ライセンス数は増加傾向(スライドに月次推移掲載、2025/9で約87,917ライセンス)
重要:本要約は提示資料に基づく整理であり、投資助言・推奨を行うものではありません。不明箇所は「–」としています。詳細な数値や注記、会計処理等は必ず原資料(会社提出の有価証券報告書、決算短信、EDINET等)でご確認ください。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 5033 |
| 企業名 | ヌーラボ |
| URL | https://nulab.com/ja/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.2)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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