決算短信：ハイパー（3054）

2025年12月期 第３四半期決算短信〔日本基準〕（連結）

エグゼクティブサマリー

• 業績の方向性：増収増益（売上高＋16.6％、営業利益＋85.0％、親会社株主に帰属する四半期純利益＋226.7％、前年同期比）。
• 注目すべき変化：ITサービス事業がWindows10サポート終了による入替需要等で出荷台数・金額とも大幅増加（セグメント売上＋18.1％、営業利益＋303.2％）。「その他」（就労移行支援）は売上は増加するも新オフィス費用などで損益悪化。
• 今後の見通し：通期予想（売上16,000百万円、営業利益400百万円、親会社株主に帰属当期純利益315百万円）に変更なし。現時点で営業利益・純利益の進捗が高く、現状の業績動向で通期達成の確度は高いと判断されるが、外部環境変化次第で変動の可能性あり。
• 投資家への示唆：利益率の改善（営業利益率の向上）は営業レバレッジの効いた成長によるもの。短期はITハード供給・Windows移行需要が牽引要因のため、その反動リスクと中小企業向けの回復度合いを注視すべき。

基本情報

• 企業概要:
  • 企業名: 株式会社ハイパー
  • 主要事業分野: ITサービス（PC/サーバ調達・設置・運用支援、セキュリティ等）、アスクルエージェント事業（日用品等の法人向け販売・支援）、就労移行支援等（その他）
  • 代表者名: 代表取締役社長 CEO 望月 真貴子
  • URL: https://www.hyperpc.co.jp
• 報告概要:
  • 提出日: 2025年11月14日
  • 対象会計期間: 2025年1月1日〜2025年9月30日（2025年12月期 第3四半期累計、連結）
• セグメント:
  • ITサービス事業: 法人向けPC/サーバ等ハード販売、設置・設定・運用管理、セキュリティサービス等（「ビジネスコアネクスト」ブランド）
  • アスクルエージェント事業: 中小企業向け日用品等の流通・販売支援
  • その他: 就労移行支援事業等
• 発行済株式:
  • 期末発行済株式数（自己株含む）：9,878,100株（2025年12月期3Q末）
  • 期中平均株式数（四半期累計）：9,647,621株（2025年3Q累計）
  • 時価総額：–（開示なし）
• 今後の予定:
  • 決算説明会: 今回は開催無し（決算補足説明資料作成の有無：無）
  • 株主総会・IRイベント: –（開示なし）

決算サプライズ分析

• 予想vs実績（通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗）
  • 売上高: 10,754,010千円 → 通期16,000,000千円に対する進捗 67.2%
  • 営業利益: 340,175千円 → 通期400,000千円に対する進捗 85.0%
  • 親会社株主に帰属する当期純利益: 281,741千円 → 通期315,000千円に対する進捗 89.5%
  • （注）会社の通期予想に対する累計達成率は上記。会社は予想修正なし。
• サプライズの要因:
  • 上振れ要因: ITサービスのハード販売増（Windows11搭載機への入替需要）により売上・粗利が拡大。販管費の増加が限定的であったため営業レバレッジが効いた。
  • 下振れ要因: 特になし（ただし「その他」セグメントは新拠点費用で損益悪化）。
• 通期への影響:
  • 現状の進捗は利益面で通期目標達成に有利。会社は通期予想を据え置き。外部環境（IT需要の鈍化、原価変動、顧客の中小企業需要回復遅延）には注意。

財務指標

• 要点（主要数値は千円）
  • 売上高（第3Q累計）: 10,754,010 千円（前年同期比 +16.6%）
  • 売上総利益: 2,734,184 千円（前年同期比 +8.5%）※粗利率は 25.42%（前年27.30%；やや低下）
  • 営業利益: 340,175 千円（前年同期比 +85.0%） 営業利益率 ≒ 3.16%（前年 1.99%；改善）
  • 経常利益: 345,122 千円（前年同期比 +121.7%）
  • 親会社株主に帰属する四半期純利益: 281,741 千円（前年同期比 +226.7%）
  • 1株当たり四半期純利益（希薄化後）: 29.07円（前年 8.89円）
• 進捗率分析（通期予想に対する第3Q累計）
  • 売上高進捗率: 67.2%（通常ペースよりやや上回る。季節性考慮要）
  • 営業利益進捗率: 85.0%（高い進捗）
  • 純利益進捗率: 89.5%（高い進捗）
  • 過去同期間との比較: 収益性（営業利益率）は前年同期比で改善。売上高成長は堅調。
• 財政状態（貸借対照表要点、千円）
  • 総資産: 7,665,601（前期末 7,463,366）+202,235
  • 流動資産: 7,082,975（前期末 6,768,434）↑（現金減、売掛金・商品増）
  • 現金及び預金: 2,210,488（前期末 2,358,821）↓
  • 総負債: 4,552,986（前期末 4,542,898）ほぼ横ばい
  • 純資産: 3,112,615（前期末 2,920,467）↑（利益剰余金増加）
  • 自己資本比率: 40.2%（前期末 38.5%）（自己資本比率40%以上：安定水準）
  • 流動比率（目安）: 流動資産7,082,975 / 流動負債4,187,632 ≒ 169%（流動性は良好）
  • 長短借入金: 短期借入金280,000、長期借入金135,800（いずれも減少傾向）
• 効率性:
  • 売上高営業利益率は改善（1.99%→3.16%）で営業効率は向上。
  • 総資産回転率（簡易）: 売上高10,754,010 / 総資産7,665,601 ≒ 1.40回
• セグメント別（第3Q累計、千円・前年同期比）
  • ITサービス事業: 売上 9,634,953 (+18.1%)、営業利益 188,936 (+303.2%)
  • アスクルエージェント事業: 売上 1,068,408 (+4.1%)、営業利益 151,732 (+17.0%)
  • その他（就労移行支援等）: 売上 50,649 (+17.9%)、営業損失 △493（前年同期は営業利益7,329）
• キャッシュフロー関連:
  • 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は添付されていない（作成していない旨）。
  • 減価償却費: 78,336 千円（前年 70,247 千円）
  • のれん償却: 14,602 千円（前年 11,676 千円）

配当

• 配当実績と予想:
  • 中間配当（第2四半期末）: 3.50 円（2025年12月期も支払済）
  • 期末配当（予想）: 3.50 円（変更無し）
  • 年間配当予想: 7.00 円（2025年予想、前期同額）
  • 配当利回り: –（株価情報なしのため算出不可）
  • 配当性向: 通期予想ベースでの配当性向 ≒ 21.4%（当期純利益315,000千円ベースでの単純計算：年間配当総額 ≒ 9,878,100株×7円 ≒ 69,146.7千円 → 69,147/315,000 ≒ 21.96%）
• 特別配当: 無
• 株主還元方針: 自社株買い等の公表なし

セグメント別情報

• ITサービス事業:
  • 売上・利益とも牽引。法人向けPC出荷台数・出荷金額が大幅増加。ブランド「ビジネスコアネクスト」を推進し、調達～運用のストック化、ソリューション営業を強化。
  • 今後の注意点: Windows入替需要の剥落リスク、競合の価格動向。
• アスクルエージェント事業:
  • 日用品は堅調だが中小企業需要回復は限定的。広告・営業強化により顧客拡大中。
• その他（就労移行支援）:
  • 利用者数確保に努めるが、新拠点開設等でコスト増。短期では利益化が課題。

中長期計画との整合性

• 中期経営計画: 開示資料内に明確な中期数値目標の記載は無し（–）
• KPI達成状況: –（公表KPIが資料内に明示されていないため省略）

競合状況や市場動向

• 市場動向:
  • 国内ではIT投資は金融・製造業を中心に堅調。Windows10サポート終了に伴う端末更新需要が追い風。
  • 一方で物価上昇や中小企業の投資回復遅れが一部負荷。
• 競合比較: 同業他社の具体比較データは資料に無し（–）。ただし、ITハード流通・導入支援分野は競争激化の可能性あり。

今後の見通し

• 業績予想:
  • 通期予想（2025年1月1日–12月31日）は変更無し：売上16,000百万円、営業利益400百万円、経常利益400百万円、親会社株主に帰属する当期純利益315百万円、1株当たり当期純利益32.68円。
  • 会社側注記：予想は現時点の入手情報に基づくもので、将来の不確実性により乖離する可能性あり。必要時は速やかに修正公表。
• 予想の信頼性: 第3Q累計の利益進捗が高く、現状のペースであれば通期予想達成の可能性は高い。ただしIT需要の反動や中小企業需要の停滞、原材料・調達コストの変動等がリスク。
• 主なリスク要因:
  • IT投資環境の変化（需要の反動）
  • 競合との価格競争
  • 原価・物流コストの上昇
  • 中小企業向け需要の遅い回復

重要な注記

• 会計方針: 「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」（企業会計基準27号）を適用（期首より適用）。当該変更による財務諸表への影響は無し。
• セグメント注記: 第1四半期より共通費の配賦方法を変更。比較のため前期も変更後の方法で再表示している。
• その他: 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない旨の注記あり。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。

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このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

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