2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(非連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社側は通期業績予想を提示していない(事業特性上予想困難)。市場予想との比較は記載なしのため「ほぼ予想通り/上振れ/下振れ」は判定不能。
- 業績の方向性:売上高21,619百万円(△23.3%)・営業利益5,607百万円(△53.5%)・当期純利益6,576百万円(△31.7%)と減収減益。
- 注目すべき変化:第3四半期を起点に「連結→非連結(個別)決算へ移行」および、JIAP/Icon関連のファンド出資持分に対する会計処理を総額法から純額法に変更。これにより売上・費用の計上区分(営業損益⇄営業外損益)や貸借対照表の内訳が大きく変化し、前年比較の可比性が低下。
- 今後の見通し:会社は業績予想を出しておらず(今後も予想を行わない方針)。配当は「DOE6%または配当性向50%のいずれか大きい額」を基準とする方針を継続(2026年3月期は1株当たり133円を予定)。
- 投資家への示唆:業績はIPO・EXITによるキャピタルゲインに依存するため変動が大きい点、決算の会計処理変更で営業利益等の比較が難しくなった点、配当方針(DOE優先)により配当は手厚い設定になっているが、持続性は業績波動に依存する――を重視して確認する必要あり。
基本情報
- 企業概要
- 企業名:ジャフコ グループ株式会社(JAFCO Group Co., Ltd.)
- 主要事業分野:ファンド運用(投資事業組合の管理運営/投資および保有証券の運用)。単一セグメント(ファンド運用事業)。
- 代表者名:取締役社長 三好 啓介
- 報告概要
- 決算発表日:2026年4月24日
- 対象会計期間:2026年3月期(2025年4月1日~2026年3月31日)、非連結(個別)決算へ移行(2026年3月期第3四半期より)
- 決算補足説明資料:作成・開催(機関投資家・アナリスト向け)
- セグメント
- 単一セグメント(ファンド運用事業):投資(エクイティ等)、ファンド管理収入(管理報酬・成功報酬)
- 発行済株式
- 期末発行済株式数(自己株式含む):54,250,000株
- 期末自己株式数:1,629,906株
- 期中平均株式数:53,185,707株
- 時価総額:–(決算短信に明記なし)
- 今後の予定
- 定時株主総会:2026年6月16日(予定)
- 有価証券報告書提出予定日:2026年6月17日
- 配当支払開始予定日:2026年5月26日
- 決算説明会:開催(機関投資家・アナリスト向け)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社は通期業績予想を開示せず)
- 売上高:21,619百万円(前期28,192百万円、△23.3%)
- 営業利益:5,607百万円(前期12,066百万円、△53.5%)
- 純利益:6,576百万円(前期9,632百万円、△31.7%)
- 会社予想との達成率:–(会社は業績予想を出していない)
- サプライズの要因(上振れ/下振れの主因)
- 主因はファンド投資のEXIT・IPOによるキャピタルゲイン減少(当期の新規IPOは2社)。加えて、JIAP及びIconの株式譲渡に伴う会計処理変更により、従来は営業収益として計上していた出資持分損益の扱いが変更され、営業損益(売上高・売上原価)への影響が減り営業外損益へシフトしているため、数値の見え方が変化。
- 特別利益として投資有価証券売却益2,143百万円、子会社株式売却益350百万円等が計上されている一方、売却損等も発生。
- 通期への影響
- 会社は今後も通期予想を開示しない方針。業績達成可能性については、IPO・EXITの順調さやファンド評価(時価)に左右されるため判断困難。
財務指標(要点)
- 主要数値(当期:2026年3月期、単位:百万円)
- 売上高:21,619(△23.3% YoY)
- 営業利益:5,607(△53.5% YoY)
- 経常利益:5,905(△55.1% YoY)
- 税引前当期純利益:8,234
- 当期純利益:6,576(△31.7% YoY)
- 1株当たり当期純利益(EPS):123.65円(前期176.61円、△30.0%程度)
- 総資産:157,856(前期163,832)
- 純資産(自己資本):134,113(前期137,540)
- 自己資本比率:85.0%(安定水準、目安:40%以上)
- 1株当たり純資産(BPS):2,548.70円(前期2,520.55円)
- 収益性指標
- ROE:約4.90%(6,576 / 134,113) ← 目安8%以上で良好のため、現状は低め
- ROA:約4.17%(6,576 / 157,856) ← 目安5%以上が良好に近い
- 営業利益率:25.9%(営業利益5,607 / 売上高21,619) (業種特性で比較要)
- 進捗率分析(通期予想なし)
- 通期予想の提示がないため売上・利益の進捗率は算出不可。
- キャッシュフロー(当期)
- 営業CF:5,587百万円(主因:営業投資有価証券の売却収入等)
- 投資CF:3,846百万円(投資有価証券売却等の収入等)
- 財務CF:△11,613百万円(配当支払6,567・自己株式取得5,012等)
- フリーCF(営業CF−投資CF):1,741百万円(5,587−3,846)
- 営業CF/純利益比率:5,587 / 6,576 ≒ 0.85(目安1.0以上が健全。現状はやや低い)
- 現金及び現金同等物期末残高:61,183百万円(うちファンド出資持分2,573百万円)
- 四半期推移(QoQ):四半期別詳細は補足資料参照。決算短信は非連結移行のため比較情報限定。
- 財務安全性
- 自己資本比率:85.0%(高い・安定水準)
- 有利子負債:長期転換社債型新株予約権付債(転換社債)15,000百万円が主な利付負債
- 流動比率(参考):流動資産120,472 / 流動負債1,679 ≒ 7,176%(非常に高い流動性)
- 効率性
- 総資産回転率等の詳細は記載なし。営業利益率は高めだがキャピタルゲイン依存のため変動性大。
- セグメント別
- 単一セグメント(ファンド運用)。投資事業組合管理収入:3,639百万円(前期4,791、対比76.2%)、管理報酬3,208百万円(対比93.8%)、成功報酬430百万円(対比32.4%)と成功報酬の低下が顕著。
特別損益・一時的要因
- 特別利益
- 投資有価証券売却益:2,143百万円
- 子会社株式売却益:350百万円
- 営業外収益の一部にJIAP/Iconからの配当(有価証券利息配当金)計上:2,601百万円(P/L項目)
- 特別損失
- 子会社株式売却損:163百万円
- 営業投資有価証券の減損(強制評価損):1,671百万円(当期)
- 一時的要因の影響
- JIAPおよびIconの譲渡に伴う会計処理変更(総額法→純額法)が大きく、当期の損益計上区分や貸借対照表構成に影響。これらを除いた純粋な「投資運用業績」は比較に注意が必要。
- 継続性の判断
- 減損や売却益は案件依存。一時的要因は発生し得るが、同社の事業特性上、年度ごとに変動が通常。
配当
- 配当実績と予想
- 2026年3月期(当期):中間66.5円・期末66.5円、年間133.0円(予定)
- 2027年3月期(予想・最低額):年間133円(最低額)
- 配当性向:当期は配当性向表記107.6%(個別ベースのため、DOE基準で配当設定)。注:配当性向が100%超でもDOE基準(前期末連結株主資本ベースで6%)を優先して配当を決定。
- 配当利回り:–(株価情報がないため算出不能)
- 特別配当の有無:なし
- 株主還元方針:年間配当金額を「DOE6%(前期末株主資本に対する割合)」と「配当性向50%」のいずれか大きい額とする方針。余剰資金は自己株式取得検討。方針継続。
設備投資・研究開発
- 設備投資:有形固定資産取得による支出2百万円、無形固定資産(ソフトウェア)取得21百万円(投資CF参照)。前年同期比の明確な増減表記はなし。
- 研究開発:該当記載なし(R&D費用は開示なし)。
受注・在庫状況
- 該当なし(ファンド運用会社のため、受注在庫の概念は限定的)。
セグメント別情報
- 単一セグメント(ファンド運用)
- 投資事業組合管理収入合計:3,639百万円(内訳:管理報酬3,208 / 成功報酬430)
- 管理報酬はほぼ横ばい(93.8%)だが、成功報酬が大幅減(32.4%)で収益減少に寄与。
- 地域別売上:開示なし(主に国内ファンド中心、海外関連は譲渡済)
中長期計画との整合性
- 中期経営計画・KPI:本文に具体的なKPI進捗や中計数値の記載なし。資本効率向上と成長戦略の推進を継続目標とする旨の記載のみ。
競合状況や市場動向
- 競合比較:個別の同業他社比較は記載なし。
- 市場動向:同社収益はIPO・EXITの件数・相場に左右されるため、ベンチャー投資市場および上場市場環境の動向が重要(IPO数が当期は2社へ減少)。
今後の見通し
- 業績予想:会社は業績予想を開示しておらず、今後も合理的な予想提示は行わない方針。
- 予想の信頼性:過去の決算でも変動が大きく、保守的な姿勢(予想非開示)を維持。
- リスク要因(主なもの)
- IPO・EXIT環境の悪化によるキャピタルゲイン減少
- 投資先の時価下落や減損リスク
- ファンドへの支払約束(コミットメント)13,603百万円の執行・資金需給
- 為替・金利変動(国際案件がある場合)
- 会計処理変更に伴う比較性の低下(投資家の評価混乱)
重要な注記
- 会計方針の変更:JIAP及びIconの譲渡に伴い、これらが運用するファンドへの出資持分の会計処理を総額法から純額法へ変更。以降、当該出資持分に係る損益は営業外損益へ計上することとした。
- 決算タイプの変更:2026年3月期第3四半期より連結決算から非連結(個別)決算へ移行。これにより前年との単純比較が難しい。
- ファンド決算取込期間の変更:当該ファンドの財務諸表(決算日12月31日)の取り込みに変更。2025年4月1日〜2025年12月31日の財務情報を取り込んでいる点に留意。
- その他重要事項:本短信は監査(公認会計士/監査法人)対象外の注記あり。
(備考)
- 数値は決算短信の記載に基づく。記載のない項目は「–」と表記。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 8595 |
| 企業名 | ジャフコ グループ |
| URL | https://www.jafco.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 金融(除く銀行) – 証券、商品先物取引業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.30)」によって自動生成されました。
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