1. 企業情報
- 企業名: 株式会社イムラ
- 概要: IMURA & Co.,Ltd.は、日本の紙製品および関連製品の製造および販売を行っている企業です。主な事業はパッケージソリューション、メーリングサービス、その他です。主要製品は封筒や袋で、印刷・ダイレクトメール、封印、配送、情報処理サービスも提供しています。かつては「Imura Envelope Co., Inc.」として知られ、2023年2月に現在の社名に変更しました。
- 設立年月日: 1950年2月14日
- 代表者名: 井村 優
- 本社所在地: 〒542-0076 大阪市中央区難波5-1-60 なんばスカイオ
- 従業員数: 773人
- 平均年齢: 42.4歳
- 平均年収: 5,800千円
2. 業界のポジションと市場シェア
- 市場シェア: 封筒事業で業界首位、国内シェアは約2割強。特に窓封筒・請求書封筒に強みを持ち、DM向けの窓封筒にも強みがあります。
- 競争優位性: 豊富な経験と技術、幅広い製品ラインナップ、高い顧客満足度が競争優位性となっています。
- 課題: 郵便及びメール便の取扱数量減少、郵便料金の値上げによる影響、物価上昇、人手不足、地政学的リスクなど。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営陣のビジョン: 中期経営計画「IMURA VISION 2030 Stage II」を今年度よりスタート。
- 重点分野:
- パッケージソリューション事業: 軽量ECパッケージ商品の投入、包装分野での新たな需要獲得。
- メーリング&デジタルソリューション事業: 既存サービス案件の規模縮小や新サービスの立ち上げ。
- その他: 海外子会社の業容拡大。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: 主に製品販売とサービス提供による収益モデル。
- 市場ニーズの変化への適応力: 軽量ECパッケージ商品の市場投入や海外子会社の業容拡大により、市場ニーズの変化に対応する力を持っています。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向: 軽量ECパッケージ商品の開発、包装分野での新たな技術の導入。
- 主力製品: 封筒、袋、印刷・ダイレクトメールサービス。
6. 株価の評価
- EPS（会社予想）: 99.97
- BPS（実績）: 1,642.87
- PER（会社予想）: 9.34倍
- PBR（実績）: 0.57倍
- 現在の株価との比較: 現在の株価934円は、PER 9.34倍に基づく評価株価とほぼ一致しています。
7. テクニカル分析
- 株価推移: 直近10日間の株価は920円から946円の間で推移しており、安値圏から中値圏に位置しています。
- 移動平均線: 50日移動平均線は989.70円、200日移動平均線は1039.90円。
8. 財務諸表分析
- 売上高: 過去12か月で20.68B円、前年比2.60%増。
- 利益率: 営業利益率3.78%、ROE5.56%。
- キャッシュフロー: 総資産23,944百万円、純資産16,473百万円、自己資本比率68.3%。
- 過去数年比較: 売上高、利益率、ROEは安定しており、成長傾向を示しています。
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り（会社予想）: 3.21%
- 年間配当予想: 30.00円
- 配当性向: 36.10%
- 自社株買い: 自己株式93,200株の取得を実施。
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価の変動傾向: 直近10日間で安定した上昇傾向を示しています。
- 影響要因: 業績予想の変更なし、物価上昇、人手不足、地政学的リスクなど。
11. 総評
- 全体的な見解: 株式会社イムラは、封筒事業で国内トップシェアを誇る企業であり、持続可能な事業モデルと技術革新により市場ニーズに適応しています。財務面でも健全な状態を維持しており、株価も適正水準に位置しています。しかし、市場動向やリスク要因に注意を払いながら投資判断を行う必要があります。
企業情報
| 銘柄コード | 3955 |
| 企業名 | イムラ |
| URL | https://www.imura.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 素材・化学 – パルプ・紙 |
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