1. 企業情報
企業名: 応用技術株式会社
概要: Applied Technology Co., Ltd.は日本のエンジニアリングサービスを提供する企業です。主にソリューションサービス事業とエンジニアリングサービス事業を展開しています。製造業および建設業向けの業務効率化サービス、自動設計システムの開発、防災・環境解析、都市開発計画、システム開発、技術サポートなどを提供しています。トランスコスモスの子会社であり、業務効率化ソフトが主力です。
事業内容: ソリューションサービス73(17)、エンジニアリングサービス27(25)
設立年月日: 1984年6月14日
代表者名: 船橋 俊郎
住所: 〒530-0015 大阪市北区中崎西2-4-12 梅田センタービル
従業員数: 不明
平均年齢: 44.0歳
平均年収: 7,060千円
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内での競争優位性: 構造解析、防災環境解析に定評があり、住宅・建設用業務改善ソフトと防災コンサルが2本柱。
市場シェア: 業界内での具体的なシェアは不明。トランスコスモス傘下でありながら独自の展開を行っています。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣が掲げるビジョンや戦略: ソリューションサービス事業ではtoDIMサービスの拡充、建設業向けtoBIMブランドの育成、設備設計向けBIMの受注拡大を掲げています。エンジニアリングサービス事業では水防災支援業務や下水道事業支援業務、まちづくり支援業務の伸長、toCIMブランドの販売拡大、新商材の発掘を重点的に行っています。
中期経営計画の具体的な施策や重点分野: デジタルトランスフォーメーションの推進、新製品の開発、市場拡大への取り組み。
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデルや市場ニーズの変化への適応力: デジタルトランスフォーメーションの需要増加に対応し、BIM/CIMの需要拡大に対応した事業モデルを維持しています。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向や独自性: デジタルツインへの投資、新商材の発掘に注力。
収益を牽引している製品やサービス: 業務効率化ソフト、防災コンサルティングサービス。
6. 株価の評価
EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較:
- EPS（会社予想）: 112.97
- BPS（実績）: 964.86
- 株価: 1,528円
- PER（会社予想）: 13.53倍
現在の株価はEPSを考慮すると割安な水準にあると評価できます。
7. テクニカル分析
株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か:
- 50日移動平均: 1,515.66円
- 200日移動平均: 1,488.52円
- 直近10日間の株価推移: 株価は1,526円から1,565円の間で推移しており、上昇傾向にあります。
8. 財務諸表分析
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価:
- 売上高（過去12か月）: 24億円
- 利益率: 2.75%
- ROE（過去12か月）: 6.50%
- ROA（過去12か月）: 3.41%
- キャッシュフロー（過去12か月）: 2億8305万円
過去数年分の比較では、売上高は増加傾向にあり、ROEとROAも健全な水準を維持しています。
9. 株主還元と配当方針
配当利回りや配当性向の分析:
- 配当利回り（会社予想）: 1.96%
- 1株配当（会社予想）: 30.00円
- 配当性向: 23.28%
自社株買いなどの株主還元策: 自社株買いの情報は提供されていません。
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向（上昇・下降の勢い）: 直近10日間で株価は上昇傾向にあり、特に3月14日以降上昇が顕著です。
株価への影響を与える要因: 業績の好調さ、市場動向、競合状況など。
11. 総評
各分析結果を簡潔にまとめ、全体的な見解を整理:
応用技術株式会社は、デジタルトランスフォーメーションの需要増加に対応した事業モデルを維持し、技術革新と主力製品に注力しています。財務面では健全なROEとROAを維持しており、株価も上昇傾向にあります。中期経営計画では新製品の開発と市場拡大に注力しており、将来性は高いと評価できます。ただし、物価上昇や地政学的リスクなどのリスク要因にも注意が必要です。
企業情報
| 銘柄コード | 4356 |
| 企業名 | 応用技術 |
| URL | http://www.apptec.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
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