1. 企業情報
企業名: レアジョブ株式会社
概要: レアジョブは、日本のオンライン英会話サービス最大手であり、個人、企業、教育機関向けに英語学習サービスを提供しています。主な事業はオンライン英会話レッスン、コーチングプログラム、スピーキングテスト、子供向けチュートリアルサービス、法律資格のためのオンライン学習サービスです。また、育児支援ビジネスにも関与しています。
設立年月日: 2007年10月18日
代表者名: 中村 岳
従業員数: 688人
平均年齢: 38.8歳
平均年収: 6,230千円
住所: 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-27-8 京セラ原宿ビル
市場区分: スタンダード（内国株式）
業種: 情報通信・サービスその他、サービス業
Sector: Consumer Defensive
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内でのポジション: オンライン英会話サービスの最大手であり、フィリピン人講師を中心としたサービスを提供しています。AI英会話力測定試験やALT派遣事業も展開しています。
市場シェア: オンライン英会話サービス市場における最大シェアを誇ります。
競争優位性: 豊富な講師ネットワークとAI技術の活用によるサービスの質の高さ。
課題: 市場の成熟化による成長の鈍化、競合他社の増加によるシェアの侵食。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣のビジョン: グローバルな英語学習市場の拡大と、AI技術の活用によるサービスの革新を目指しています。
中期経営計画: リスキリング事業の認知向上、AI活用したプロダクトやサービスの開発・提供、子ども・子育て支援事業の事業拡大のための基盤づくり、オフラインとオンラインを組み合わせたサービスの提供。
具体的な施策: リスキリング事業では認知向上施策とAI活用、子ども・子育て支援事業ではALT派遣の強化と事業拡大のための基盤づくり。
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデル: オンライン英会話レッスン、コーチングプログラム、スピーキングテスト、チュートリアルサービス、法律資格のためのオンライン学習サービスを通じたサブスクリプションモデル。
市場ニーズの変化への適応力: AI技術の活用によるサービスの革新と、グローバルな市場ニーズへの対応。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向: AI技術の活用による英会話力測定試験の開発。
主力製品: オンライン英会話レッスン、コーチングプログラム、スピーキングテスト、チュートリアルサービス、法律資格のためのオンライン学習サービス。
6. 株価の評価
EPS（会社予想）: 16.87
BPS（実績）: 209.73
PER（会社予想）: 24.90倍
PBR（実績）: 2.00倍
株価との比較: 現在の株価420円に対して、PERは業界平均15倍を上回る24.90倍と高め。PBRは業界平均1.2倍を上回る2.00倍と割高感がある。
7. テクニカル分析
株価推移: 直近10日間の株価は、424円の高値から417円の安値を記録し、420円で取引を終えた。
高値圏か安値圏か: 50日移動平均399.10円、200日移動平均391.30円を上回っており、高値圏にあり。
8. 財務諸表分析
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標:
- 売上（過去12か月）: 101.75億円
- 利益（過去12か月）: -526.52百万円
- キャッシュフロー（直近四半期）: 2.69億円
- ROE（過去12か月）: -22.70%
- ROA（過去12か月）: 4.77%
過去数年分の傾向: 売上は増加傾向だが、利益は減少。ROE、ROAは低水準。
9. 株主還元と配当方針
配当利回り（会社予想）: 1.19%
1株配当（会社予想）: 5.00円
配当性向: 20.21%
自社株買い: 3.35%の自己株を保有
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向: 直近10日間で株価は上昇傾向にあり、特に4月22日の76,000株の出来高で427円の高値を記録した。
株価への影響を与える要因: 業績予想の修正、減価償却費、のれんの償却額など。
11. 総評
レアジョブはオンライン英会話サービスの最大手として、豊富な講師ネットワークとAI技術の活用により高い競争力を維持しています。しかし、市場の成熟化による成長の鈍化と競合他社の増加は課題となっています。株価は高値圏にあり、PERは業界平均を上回る高値水準ですが、ROE、ROAは低水準です。中期経営計画では、リスキリング事業と子ども・子育て支援事業の強化を目指しており、これらの施策が業績にどのような影響を与えるか注目されます。
企業情報
| 銘柄コード | 6096 |
| 企業名 | レアジョブ |
| URL | http://www.rarejob.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
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