1. 企業情報
企業名: ミタチ産業株式会社
概要: ミタチ産業は、半導体、液晶、電子部品などの販売を主要事業とする日本の電子機器商社です。OA機器、工作機械、車載用電子部品、液晶など幅広い電子部品を扱い、フィリピンで情報機器端末の生産も行っています。1976年に設立され、名古屋市に本社を置いています。
事業内容:
- 半導体、電子部品、ユニット・アセンブリの販売
- 電子デバイスおよびモジュールの製造・販売
- SMTラインの組立機器や検査システムの販売
市場区分: スタンダード（内国株式）
業種: 卸売業（33業種区分）、商社・卸売（17業種区分）
住所: 〒460-0026 名古屋市中区伊勢山2-11-28
代表者: 橘 和博
設立年月日: 1976年7月2日
従業員数: 490人
平均年齢: 41.9歳
平均年収: 5,680千円
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内での競争優位性:
- 幅広い電子部品の販売ネットワークと豊富な経験
- フィリピンでの情報機器端末生産によるコスト削減
課題:
- 世界経済の不透明さによる売上減少
- 競合他社との競争が激しい市場環境
3. 経営戦略と重点分野
経営陣のビジョンと戦略:
- 中期経営計画2026を策定し、重点施策を「基盤ビジネスの強化・拡大」、「新規分野での収益創出」、「健全な経営基盤の維持・強化」としている。
中期経営計画の具体的な施策:
- 売上高1,000億円、営業利益30億円、ROE10%以上を目指す。
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデル:
- 主に電子部品の販売による収益モデル。
市場ニーズの変化への適応力:
- デジタル技術の進化に対応した新規分野での収益創出を目指す。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向:
- フィリピンでの情報機器端末生産による技術革新。
収益を牽引する製品やサービス:
- 半導体、液晶、電子部品などの販売が主力。
6. 株価の評価
EPS（会社予想）: 200.83円
BPS（実績）: 1,954.27円
PER（会社予想）: 5.85倍
PBR（実績）: 0.60倍
現在の株価との比較:
- 株価は1,174円で、52週高値（1,292円）から下落している。
7. テクニカル分析
株価推移:
- 直近10日間の株価は1,142円から1,188円の間で変動しており、上昇傾向にある。
8. 財務諸表分析
売上、利益、キャッシュフローなどの指標:
- 売上高: 38,899百万円（前期比10.1%減）
- 営業利益: 1,591百万円（前期比36.1%減）
- ROE（実績）: 8.87%
- 自己資本比率（実績）: 71.9%
過去数年分の傾向:
- 売上高と利益は減少傾向にあるが、自己資本比率は高く安定している。
9. 株主還元と配当方針
配当利回り（会社予想）: 4.26%
1株配当（会社予想）: 50円
配当性向: 32.24%
自社株買いなどの株主還元策:
- 詳細な情報は提供されていない。
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向:
- 直近10日間で上昇傾向にある。
株価への影響を与える要因:
- 世界経済の不透明さ、ウクライナや中東情勢、各国の金融政策、半導体不足、デジタル技術の変化など。
11. 総評
各分析結果のまとめ:
- ミタチ産業は幅広い電子部品の販売を通じて収益を生み出しており、技術革新により事業モデルの持続可能性を高めている。しかし、世界経済の不透明さや競合他社との競争が課題となっている。株価は上昇傾向にあり、中期経営計画も明確に掲げている。財務面では自己資本比率が高いため、安定した経営基盤がある。
全体的な見解:
- ミタチ産業は事業の多様性と技術革新により将来性は高いが、世界経済の不確実性や競争環境に注意を払う必要がある。株価は上昇しており、中期経営計画の達成に向けて努力が続いている。
企業情報
| 銘柄コード | 3321 |
| 企業名 | ミタチ産業 |
| URL | http://www.mitachi.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 商社・卸売 – 卸売業 |
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