1. 企業情報
企業名: さくらケーシーエス
概要:
さくらケーシーエスは日本の情報サービス会社で、金融、公共、産業の各セクター向けにアプリケーションソフトウェア、パッケージソフトウェア、クラウド、アウトソーシングサービス、データセンターサービスを提供しています。1969年に設立され、兵庫県神戸市に本社を置いています。三井住友銀行系の総合情報サービス会社として、特に金融、公共、富士通向けのサービスが強みです。
事業内容:
- 金融関連: 30事業
- 公共関連: 28事業
- 産業関連: 42事業
市場区分: スタンダード（内国株式）
住所: 〒650-0036 神戸市中央区播磨町21-1
代表者名: 加藤 貴紀
設立年月日: 1969年3月29日
従業員数: 1,051人
平均年齢: 44.8歳
平均年収: 6,790千円
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内での競争優位性や課題:
- 競争優位性: 主要顧客である三井住友銀行、富士通、自治体向けのサービスが強み。特に金融、公共分野でのシステム構築が得意。
- 課題: 市場のデジタル化ニーズへの対応や、人手不足、人件費上昇によるコスト増加が課題。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣が掲げるビジョンや戦略:
- 教育研修の拡充、将来を見据えた社内インフラへの投資を推進。
- 収益性の高い案件獲得と不採算案件の抑制。
中期経営計画の具体的な施策や重点分野:
- 中期経営計画の詳細は開示情報に記載なし。
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデルや市場ニーズの変化への適応力:
- クラウド、アウトソーシング、データセンターサービスなど、デジタル化ニーズに対応した事業モデルを有し、持続可能性が高い。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向や独自性:
- 技術開発の詳細は開示情報に記載なし。
収益を牽引している製品やサービス:
- 金融、公共、産業向けのシステム構築サービスが主力。
6. 株価の評価
EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較:
- EPS（会社予想）: 95.54円
- BPS（実績）: 1,773.88円
- PER（会社予想）: 13.71倍
- PBR（実績）: 0.74倍
現在の株価: 1,310円
– PER: 13.71倍
– PBR: 0.74倍
株価の評価: 業界平均PER 17.6倍、PBR 1.6倍と比較して割安。
7. テクニカル分析
株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か:
- 50日移動平均線: 1,173.32円
- 200日移動平均線: 1,125.15円
現在の株価: 1,310円
– 高値圏: 50日移動平均線を上回り、200日移動平均線も上回っているため、高値圏に位置している。
8. 財務諸表分析
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価:
- 売上高: 22,537百万円 (△1.0%)
- 営業利益: 1,377百万円 (22.2%)
- 経常利益: 1,493百万円 (23.7%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 1,145百万円 (27.9%)
- ROE（実績）: 5.86%
- ROA（実績）: 3.46%
過去数年分の傾向がわかる場合、比較する:
- 売上高、利益は増加傾向。ROE、ROAも健全。
9. 株主還元と配当方針
配当利回りや配当性向の分析:
- 配当利回り（会社予想）: 2.60%
- 1株配当（会社予想）: 34.00円
- 配当性向: 34.92%
自社株買いなどの株主還元策:
- 自社株買いの情報は開示情報に記載なし。
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向（上昇・下降の勢い）:
- 直近10日間の株価は1,298円から1,316円の間で推移し、上昇傾向。
株価への影響を与える要因:
- デジタル化ニーズの継続、収益性の高い案件獲得、不採算案件の抑制。
11. 総評
各分析結果を簡潔にまとめ、全体的な見解を整理:
- 強み: 金融、公共分野でのシステム構築が得意。収益性の高い案件獲得と不採算案件の抑制により、健全な財務状況を維持。
- 課題: デジタル化ニーズへの対応、人手不足、人件費上昇によるコスト増加。
- 株価評価: 割安評価。
企業情報
| 銘柄コード | 4761 |
| 企業名 | さくらケーシーエス |
| URL | http://www.kcs.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
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