2025年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)

中越パルプ工業株式会社(コード:3877) — 2025年3月期 決算短信(要約)

以下は、提供いただいた決算短信(2025年5月15日公表)をもとに、個人投資家向けに整理した要点です。出典は同短信。投資助言は含みません。不明な項目は「–」としています。

基本情報
  • 企業名:中越パルプ工業株式会社
  • 上場取引所:東(東証)
  • コード:3877
  • URL:https://www.chuetsu-pulp.co.jp/
  • 主要事業分野:紙・パルプ製造事業、発電事業(およびそれらを補助する「その他」事業:ナノフォレスト(CNF)事業、紙加工・運送・造林等)
  • 代表者:代表取締役社長 福本 亮治
  • IR問合せ先:経営管理本部副本部長 兼 管理部長 秋永 吉男(TEL 0766-26-2404)
  • 決算短信提出日:2025年5月15日

報告概要
– 対象会計期間:連結 2024年4月1日~2025年3月31日(2025年3月期)
– 決算補足説明資料:有
– 決算説明会:有
– 定時株主総会(予定):2025年6月25日
– 配当支払開始予定日:2025年6月26日
– 有価証券報告書提出予定日:2025年6月26日

セグメント
– 報告セグメント:
– 紙・パルプ製造事業:新聞用紙、印刷用紙、包装用紙、特殊紙・板紙・加工品、パルプ等の製造・販売
– 発電事業:自家発電による売電
– その他(報告セグメント外):ナノフォレスト(CNF)事業、紙加工品製造、造林・緑化、木材チップ売買、運送、設備設計施工・修理、建設、工業薬品、紙断裁選別包装、保険代理等

発行済株式
– 期末発行済株式数(自己株式を含む):13,354,688株(期末自己株式数 805,627株)
– 期末普通株式に係る純資産算定に用いた発行済株式数(自己株式控除後):12,549,061株(千株表示では12,549)
– 期中平均株式数(連結EPS算定基礎):12,887,802株
– 時価総額:–(期末株価情報が資料に含まれないため算出不可)

今後の予定(開示ベース)
– 定時株主総会:2025年6月25日(予定)
– 配当支払開始:2025年6月26日(予定)
– 有価証券報告書提出:2025年6月26日(予定)
– 決算説明会資料:作成・公表あり

財務指標(要点)

※単位:百万円(例外は注記)、比較は2024年3月期→2025年3月期(増減率は会社公表)
主要業績(連結)
– 売上高:107,826 → 111,009(+3.0%)
– 営業利益:6,172 → 4,843(△21.5%)
– 経常利益:6,820 → 5,114(△25.0%)
– 親会社株主に帰属する当期純利益:3,701 → 1,761(△52.4%)
– 1株当たり当期純利益(EPS):285.85円 → 136.66円
– 包括利益:4,745 → 1,787(△62.3%)

財政状態(連結:期末)
– 総資産:128,923 → 121,888
– 純資産(株主資本等合計):55,601 → 55,941
– 自己資本(注記ベース):55,601 → 56,886
– 自己資本比率:43.1% → 46.7%
– 1株当たり純資産(BPS):4,293.67円 → 4,533.15円

キャッシュ・フロー(連結)
– 営業活動によるCF:13,564 → 10,360
– 投資活動によるCF:△7,905 → △6,013
– 財務活動によるCF:△3,102 → △6,012
– 現金及び現金同等物(期末):10,670 → 9,005

主要補助指標(会社公表)
– 自己資本比率:46.7%(2025年3月期)
– 時価ベースの自己資本比率:14.6%(資料内算出値)
– キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年):3.5(2025年3月期)
– インタレスト・カバレッジ・レシオ(営業CF/利払い):35.5倍(2025年3月期)

効率性指標(当方簡易計算)
– 総資産回転率(売上高/総資産):111,009 / 121,888 ≒ 0.91回
– 営業利益率(営業利益/売上高):4,843 / 111,009 ≒ 4.4%
– 経常利益率:5,114 / 111,009 ≒ 4.6%
– 純利益率:1,761 / 111,009 ≒ 1.6%
– ROE(概算、親会社株主純資産ベース):1,761 / 56,886 ≒ 3.1%

セグメント別(連結・外部顧客売上高・営業利益)
– 紙・パルプ製造事業
– 売上高:101,407(外部) → 全社売上高に対し約91.3%
– セグメント営業利益:3,663(連結営業利益に対し約75.6%)
– 発電事業
– 売上高:5,622(約5.1%)
– セグメント営業利益:547(約11.3%)
– その他(ナノフォレスト等)
– 売上高:3,979(約3.6%)
– セグメント営業利益:544(約11.2%)

財務の解説(短信の説明より要旨)
– 増収の背景:国内スポット案件取り込み、輸出拡販、衛生用紙販売開始などにより売上増。
– 減益の背景:原燃料価格・物流費上昇、修繕費等固定費増によりコスト増、大型の特別損失(子会社の解散に伴う固定資産減損)計上等。
– 特別損失等:連結で減損損失2,726百万円を計上(中越エコプロダクツの解散決議に伴うもの)。当期の特別損失合計3,278百万円。
– 投資:有形固定資産取得支出6,356百万円(投資CF)

配当
  • 2025年3月期(当期)実績:
    • 中間配当:35円
    • 期末配当:35円
    • 通期:70円
    • 配当金総額(連結):892百万円
    • 配当性向(連結):51.2%
    • 純資産配当率(DPRベース):1.6%(資料掲載)
  • 2026年3月期(予想):
    • 中間:40円(予想)
    • 期末:40円(予想)
    • 通期:80円(予想)
    • 予想配当性向(会社公表):28.7%
  • 特別配当:当期に特別配当は無し(短信記載)。
セグメント別情報(詳細)
  • 紙・パルプ製造事業:
    • 新聞用紙:需要減(発行部数減等)で数量・金額ともに減少。
    • 印刷用紙:国内は需要減だが、スポット案件と輸出(アジア中心)で数量・金額は回復。
    • 包装用紙:内需(ファストフード、通販の段ボール代替)および輸出で数量・金額増。
    • 特殊紙・板紙・加工品:壁紙は住宅着工減で数量減、板紙・加工品は在庫積み増しや衛生用紙販売開始で金額増。
    • パルプ:数量は減少したが円安・市況回復で金額は増加。
    • セグメント合計:売上 101,407/営業利益 3,663(前年比では売上↑、営業利益↓)
  • 発電事業:
    • 売上 5,622(減少)、営業利益 547(増益。売電単価下落で一部停止も燃料価格上昇を固定費削減等でカバー)
  • その他:
    • 紙断裁選別包装・運送取り扱い増、建設受注減等で売上ほぼ横ばい。利益は増加。

セグメント戦略(短信の記載要旨)
– 家庭紙マシンのフル稼働・効率向上、既存機の安定操業・原価低減、CNF(nanoforest)事業の拡大、化石燃料削減・省エネ、造林事業によるCO2削減等に注力。

中長期計画との整合性
  • 「中期経営計画2025」は最終年度。計画目標(同短信記載):
    • 営業利益 40億円(4,000百万円)
    • ROE 5%以上
  • 当期実績:営業利益 4,843百万円(目標の4,000百万円は達成)、ROEは約3.1%(目標 5% を下回る)。
  • 会社は上記を踏まえ「現中期計画の収益目標を継続的にクリアできる事業基盤の確立」と「新中期経営計画の検討」を進める旨を表明。

(注)上記は短信記載の数値の整合表示。評価・推奨は行わない。

競合状況や市場動向(短信記載の要旨)
  • 市場動向:
    • 国内のグラフィック用紙需要は人口減少・デジタル化で縮小傾向。
    • 包装用紙はEコマース等の需要で堅調。
    • 為替(円安)や国際市況の回復はパルプ価格等に影響。
  • 競合状況:
    • 同短信では同業他社との直接比較データは示されていないため、相対的地位は–(資料には他社比較数値なし)。
  • 競争優位性の示唆:
    • より高付加価値分野(包装、衛生用紙、CNF等)への注力、設備効率化や輸出拡大を通じた収益確保の記述あり。
今後の見通し(会社予想・リスク)

業績予想(連結;2026年3月期)
– 第2四半期(累計)予想(対前年):売上 55,000(△1.0%)、営業利益 1,900(△39.2%)、経常利益 2,100(△29.9%)、当期純利益 1,400(△31.5%)、EPS 111.56円
– 通期予想:売上 112,000(+0.9%)、営業利益 4,900(+1.2%)、経常利益 5,200(+1.7%)、親会社株主に帰属する当期純利益 3,500(+98.7%)、EPS 278.91円

会社が挙げる主なリスク要因(短信記載)
– 為替変動(円安・円高)、原燃料価格・物流費の上昇
– 国内外の景気動向(中国・欧州の停滞等)
– 地政学的リスク(ロシア・ウクライナ・中東情勢)
– 米国の関税政策や貿易政策の動向
– 国内紙需要の継続的減少
– その他、不確実要因(将来的な特別損失や子会社整理の影響等)

重要な注記
  • 会計方針変更:2022年改正会計基準(法人税等に関する改正)を期首から適用(短信では「有」)。当該変更による連結財務諸表への影響はないと開示。
  • 継続企業の前提に関する注記:該当事項なし。
  • 重要な後発事象:
    • 連結子会社 中越エコプロダクツ株式会社(資本金100百万円、出資比率 中越パルプ51% 他49%)について、相手方の破産等に伴い2025年4月25日の取締役会で2025年6月末を目途に解散することを決議。
    • 解散に伴い当連結会計年度に減損損失2,726百万円(連結)を特別損失として計上(個別で2,508百万円)。該当子会社資産総額 972百万円、負債総額 3,752百万円(短信記載)。
    • 清算結了予定:2025年9月(予定)。翌期への影響は精査中。
  • 発行済株式等の注記:期末自己株式数増(405,003株 → 805,627株)等あり。自己株式取得支出604百万円を計上。

重要事項の補足
– 決算短信は公認会計士/監査法人の監査対象外である旨の注記あり。
– 表示数値は百万円未満切捨てである点に注意。

(ここまで。出典:中越パルプ工業株式会社「2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」2025年5月15日公表資料)


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 3877
企業名 中越パルプ工業
URL http://www.chuetsu-pulp.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 素材・化学 – パルプ・紙

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.0)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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