2025年3月期決算短信[日本基準](連結)

以下はご提供の「株式会社カナデン 2025年3月期 決算短信(連結)」をもとに、個人投資家向けに整理した要約です。投資助言は行いません。記載不明事項は「–」としています。

1. 基本情報

  • 企業名:株式会社カナデン
  • 上場取引所:東証(東)
  • 証券コード:8081
  • URL:https://www.kanaden.co.jp
  • 代表者:代表取締役社長 本橋 伸幸
  • 問合せ先:執行役員 管理本部長 黒田 暢彦(TEL 03-6747-8805)
  • 報告概要:
    • 決算短信提出日:2025年5月16日
    • 対象会計期間:2024年4月1日~2025年3月31日
    • 決算説明会:有(機関投資家・アナリスト向け、2025/5/21実施予定、資料は後日掲載)
    • 有価証券報告書提出予定日:2025年6月24日
  • 今後の予定:
    • 定時株主総会開催予定日:2025年6月27日
    • 配当支払開始予定日:2025年6月9日
    • 決算説明会(機関投資家向け):2025/5/21
  • 発行済株式等:
    • 期末発行済株式数(自己株式含む):22,500,000株(期中に自己株式1,100,000株を消却)
    • 期末自己株式数:218,700株
    • 期中平均株式数:23,283,878株
    • 時価総額:–(株価情報が未提示のため省略)

2. セグメント(報告セグメント)

  • セグメント区分(4セグメント)
    • FAシステム事業:コントローラシステム、駆動制御機器、レーザ加工機、放電加工機等(製造ライン向け)
    • ビル設備事業:無停電電源装置、空調機器、エネルギーマネジメント等
    • インフラ事業:変電・受変電設備、通信機器、交通安全システム、太陽光、地域防災等
    • 情通・デバイス事業:情報通信機器、半導体・電子デバイス、映像/医療機器、セキュリティ等
  • セグメント別 売上高/経常利益(単位:百万円)
    • FAシステム:売上 48,247(前期46,890)、経常利益 2,281(前期2,813) → 増収・減益
    • ビル設備:売上 17,523(前期14,933)、経常利益 318(前期223) → 増収・増益
    • インフラ:売上 28,881(前期23,878)、経常利益 186(前期111) → 大幅増収・増益
    • 情通・デバイス:売上 31,012(前期30,568)、経常利益 1,897(前期1,625) → 増収・増益
  • セグメント解説(短信より要旨)
    • FA:主力のFA分野が在庫調整や中国需要鈍化で低調→売上は増も高収益分野の落ち込みで利益減
    • ビル設備:電源設備好調、リニューアル増で堅調
    • インフラ:鉄道向け設備投資回復・官公庁案件増で大幅増収
    • 情通・デバイス:電子医療装置案件増や家電向けデバイス堅調で増収・増益

3. 財務指標(連結・要点)

(単位:百万円、%は対前期増減率 unless noted)
– 売上高:125,665(+8.1%)
– 営業利益:4,500(△1.0%)
– 経常利益:4,730(△5.3%)
– 親会社株主に帰属する当期純利益:3,942(+13.4%)←退職給付制度移行益等の特別利益が寄与
– 1株当たり当期純利益(EPS):169.31円
– 1株当たり純資産(BPS):2,153.80円
– 総資産:89,081(前期85,596)
– 純資産:47,989(前期48,204)→ 自己資本比率:53.9%(前期56.1%)
– キャッシュ・フロー(当期)
– 営業CF:+5,114(前期+3,809)
– 投資CF:△1,905(前期△731)
– 財務CF:△3,992(前期△977)
– 現金及び現金同等物期末残高:16,423(前期16,947)
– 収益性・効率性(算出)
– 売上高営業利益率:4,500 / 125,665 ≒ 3.6%(短信記載値)
– 売上総利益率:18,002 / 125,665 ≒ 14.3%
– 総資産回転率(売上高/総資産):125,665 / 89,081 ≒ 1.41回
– 経常利益率(経常利益/総資産):4,730 / 89,081 ≒ 5.3%(短信表記 5.4%)
– 財務安全性
– 自己資本比率:53.9%
– 流動比率(流動資産 / 流動負債):72,011 / 40,434 ≒ 1.78
– 有利子負債:長期借入金は期中返済で減少(具体の有利子負債合計は短信に明示なし)。支払利息は16百万円(当期)。
– 注目点(財務の背景)
– 当期純利益は退職給付制度の移行に伴う特別利益(952百万円)を計上したこと等で増加し過去最高水準。
– 売掛金が増加(+6,587)により流動資産は増加。棚卸資産は減少(▲2,871)している。
– 投資活動では子会社株式取得等で支出が増加(連結範囲変更に伴う取得 1,711百万円)。
– 財務活動では自己株式取得(1,739百万円)や配当支払(1,408百万円)、借入金返済(702百万円)で資金流出が拡大。

4. 配当

  • 2025年3月期(実績)
    • 中間配当:31円/株(既払)
    • 期末配当:39円/株(普通配当)
    • 年間合計:70円/株(配当総額:1,596百万円、連結配当性向:41.3%)
  • 2026年3月期(会社予想)
    • 中間:36円、期末:36円、年間合計:72円、配当性向予想:41.1%
  • 配当方針:
    • 連結配当性向を40%を基準指標とし、安定配当を維持。
    • 次期(以降)より「累進配当」を導入:原則として年間配当金の減配はしない方針(維持もしくは増配を目指す)。
  • 特別配当:当期は無し。将来の可能性は会社方針に依存(現時点で明示なし)。

5. 中長期計画との整合性(ES・C2025)

  • 中期経営計画:Electronics Solutions・Company 2025(5年間、2021~2025年度、当期は4年目)
  • 目標(2025年度目標、短信より)
    • 営業利益:57億円(5700百万円)
    • 営業利益率:4.5%以上
    • ROE:8.0%以上
    • 戦略的投資等により売上高100億円の創出
  • 進捗(2025年3月期実績 vs 目標)
    • 営業利益:4500百万円(目標5700百万円)→ 未達
    • 営業利益率:約3.6%(目標4.5%)
    • ROE(短信記載値):約8.2%(短信欄の「自己資本当期純利益率」参照)
  • 会社の方針:ソリューション提案力強化、事業間連携、DX推進、人材投資、M&A等で収益構造の強化を図る。中期で90億円の投資計画(投資配分の詳細は短信参照)。

6. 主要トピック・企業結合等(重要な注記)

  • 連結範囲の変更(期中)
    • 新規連結:髙島電機株式会社、株式会社タカシマエンジニアリング(取得日:2024/12/2、みなし取得日:2024/12/31。取得対価 現金 2,247百万円、のれん暫定318百万円)
    • 除外(売却):株式会社カナデンテレシス(事業分離・株式譲渡 2024/9/25、関係会社株式売却益 51百万円を特別利益計上)
  • 制度変更:退職給付制度を確定給付企業年金から確定拠出企業年金へ移行(2024/12/1)。これに伴い退職給付制度移行益 952百万円を特別利益計上。
  • 自己株式の処理:期中に自己株式取得(取得額1,739百万円)および自己株式1,100,000株を消却(発行済株式数を23,600,000→22,500,000株に減少)。
  • 会計方針の変更:無し(短信注記)

7. 競合状況・市場動向(短信に基づく記載)

  • 市場環境(短信抜粋)
    • 中国経済の成長鈍化、欧米金融政策、為替変動、中東情勢、資源・エネルギー価格高騰などにより不透明感が継続。
    • 在庫調整の長期化や関税リスク等を懸念。
    • 一方で自動化、脱炭素、DX、5G/IoT/AI関連などは投資意欲が高い分野として想定。
  • 競合他社との比較:短信内に特定競合との比較データは無し → (記載なし:–)
  • 会社の競争優位:エレクトロニクス技術商社としての技術・提案力、グループ/パートナー連携を強みとしてソリューション志向へシフト。

8. 今後の見通し(会社予想・リスク要因)

  • 2026年3月期(通期会社予想、連結)
    • 売上高:135,000百万円(+7.4%)
    • 営業利益:5,700百万円(+26.7%)
    • 経常利益:5,700百万円(+20.5%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:3,900百万円(△1.1%)
    • 1株当たり当期純利益(予想):175.03円
  • リスク要因(短信記載項目)
    • マクロ要因:中国景気、為替、資源価格、米国の関税政策
    • 需給面:サプライチェーン、在庫調整
    • その他:公共投資・企業の設備投資動向、M&Aや連結範囲の変化に伴う影響
  • 会社の対応:環境・エネルギー分野、社会インフラ、DXなど成長分野へ注力、M&Aや人材投資で成長基盤を強化

9. その他の重要な注記(会計・注記)

  • 会計方針の変更:無し
  • 監査:決算短信は公認会計士または監査法人の監査の対象外(短信注記)
  • 重要な後発事象:無し(短信記載)
  • 追加注記:企業結合の会計処理の一部が暫定処理であり、のれん等の配分が一部暫定である旨の開示あり。

10. 要点の整理(短く)

  • 売上高は増収(125,665百万円、+8.1%)だが営業利益は微減(4,500百万円、△1.0%)。当期純利益は退職給付制度移行益等により増加(3,942百万円、+13.4%)。
  • FA事業の利益が在庫調整・中国需要鈍化で圧迫された一方、インフラやビル設備、情通・デバイスは概ね堅調。連結でのセグメント再編(買収・売却)あり。
  • 財務は自己資本比率53.9%で流動比率約1.78、営業CFは改善し現金残高は約1,642億円(16,423百万円)。有利子負債は大きくない(利払い小額)。
  • 配当方針は連結配当性向40%を基準、当期は年間70円(中間31円+期末39円)。次期も配当性向40%基準で「累進配当」方針を導入予定。
  • 中期目標(ES・C2025)の営業利益目標(57億円)達成に向け、2026年3月期は営業利益5,700百万円を目標に設定。

※不明な項目・計算に必要な外部データ(例:期末株価による時価総額、配当利回り等)は「–」としています。必要であれば補足の株価データや比較対象企業名(競合)を提示いただければ追記します。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 8081
企業名 カナデン
URL http://www.kanaden.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 商社・卸売 – 卸売業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.2)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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