2026年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社が公表している通期予想からの修正は無し。ただし第3四半期累計(9か月)での経常損失(△1,747百万円)および四半期純損失(△1,751百万円)は既に通期予想(経常損失△1,709百万円、当期純損失△1,448百万円)を上回っており(下振れの状況)、通期達成の懸念が生じている。市場予想は提供情報に無し(–)。
- 業績の方向性:減収減益。売上高は453百万円(前年同期480百万円、△5.6%)で減収、営業損失・経常損失・当期純損失ともに拡大。
- 注目すべき変化:固定資産(投資その他の資産)に暗号資産を計上(4,092,887千円 ≒ 4,093百万円)した一方、暗号資産の評価損907,112千円(907百万円)を計上し、これが経常/当期損失を大きく押し上げた点。また、第3四半期における新株予約権の行使などによる資本増加(資本金・資本準備金の増加 ≒ 2,169,492千円)が発生。
- 今後の見通し:会社は業績予想の修正を行っていないが、9か月累計の経常・当期損失が通期予想を既に上回っているため(特に当期損失は通期見通しを約303百万円超過)、通期予想の達成可能性には不透明感あり。暗号資産の価格変動や社債・新株予約権関連の費用等、一時要因の動向が通期業績に影響。
- 投資家への示唆:今回の大幅赤字は主に暗号資産評価損や社債償還損、新株予約権発行費等の非営業項目によるもので、事業本業(ニッケル事業等)の売上は限定的な減少に留まる。通期見通しは修正なしだが、評価損等の変動による業績変化リスクを注視すべき。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社エス・サイエンス
- 主要事業分野:ニッケル事業(LMEニッケルの販売等)、不動産事業(賃貸等)、教育事業、スマートDXソリューション事業、クリプトアセット事業(2025年7月開始)、その他(スーパーマーケット関連等)
- 代表者名:代表取締役社長 久永 賢剛
- 報告概要:
- 提出日:2026年2月13日
- 対象会計期間:2026年3月期 第3四半期累計(2025年4月1日~2025年12月31日)、日本基準、非連結
- セグメント:
- ニッケル事業:LMEニッケルの販売(売上高主力セグメント)
- クリプトアセット事業:暗号資産の運用・評価(2025年7月に新設)
- 不動産事業:賃貸収入等
- 教育事業:教育関連(現時点売上なし)
- スマートDXソリューション事業:ソリューション提供
- その他:スーパーマーケット関連等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数:175,145,749株(2026年3月期3Q)/141,593,749株(前期)
- 期中平均株式数(四半期累計):152,711,514株(当期3Q累計)
- 時価総額:–(資料未記載)
- 今後の予定:
- 決算説明会:無(補足資料作成も無)
- 株主総会:–(資料に記載なし)
- IRイベント:–(資料に記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想との比較、通期予想は2026年1月20日公表分/単位:百万円)
- 売上高:累計実績 453/通期予想 998 → 進捗率 45.4%(通期比)。会社は通期予想修正なし。
- 営業利益:累計実績 △369/通期予想 △370 → 進捗率(営業損失の観点で)約99.7%(ほぼ会社想定に一致)。第3四半期まででほぼ通期想定の営業損失を計上。
- 経常利益:累計実績 △1,747/通期予想 △1,709 → 通期予想を既に上回る(下振れ)。
- 純利益:累計実績 △1,751/通期予想 △1,448 → 通期予想を既に下回る(下振れ)。
- サプライズの要因:
- 主因:暗号資産の評価損(907,112千円)を営業外費用に計上したこと。加えて社債利息(24,337千円)、社債償還損(253,069千円)、新株予約権発行費(191,246千円)等の非営業費用が発生。
- 副次的要因:固定資産(暗号資産)計上の増加に伴う価格変動リスク顕在化。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を据え置き。ただし9か月累計で経常損失・当期損失が通期見込を既に上回っているため、Q4で相応の黒字回復(非現実的な回復を含む)や評価損の戻りがなければ通期予想の達成は難しい状況。暗号資産評価の変動次第で通期結果は大きく変動する。
財務指標(主要数値、単位:百万円)
- 財務諸表(要点)
- 貸借対照表(2025/12/31)
- 総資産:6,385(前期3,006、+3,379)
- 純資産:5,480(前期2,871、+2,609)
- 自己資本比率:85.5%(前期95.5%)(安定水準)
- 現金及び預金:1,097(前期1,762、△664)
- 暗号資産(投資その他の資産):4,093(前期0、増加要因)
- 1年内償還予定の社債:741(新規計上)
- 損益計算書(第3四半期累計)
- 売上高:453(前年480、△5.6%)
- 売上総利益:51(前年60、△16.1%)
- 販管費等:420(前年287、+46.2%)
- 営業損失:△369(前年△226)
- 営業外費用合計:1,378(前年4.8)
- 経常損失:△1,747(前年△230)
- 四半期純損失:△1,752(前年△29)
- 収益性
- 売上高:453百万円(前年480百万円、△5.6%、△27百万円)
- 営業利益:△369百万円(前年△227百万円、悪化)
- 経常利益:△1,747百万円(前年△230百万円、悪化)
- 純利益:△1,751百万円(前年△29百万円、悪化)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):△11.47円(前年△0.20円)
- 収益性指標(目安)
- ROE(参考):△32.1%(=△1,751 / 5,458、マイナス:赤字)
- ROA(参考):△27.4%(=△1,751 / 6,385、マイナス:赤字)
- 営業利益率:△81.5%(=△369 / 453、非常に低い/赤字)
- 進捗率分析(対通期予想、四半期累計=第3四半期)
- 売上高進捗率:45.4%(通常ペースか:中間での50%前後が多いが、業種や季節性に依存)
- 営業利益進捗率(損失の観点):約99.7%(通期想定の営業損失にほぼ到達)
- 純利益進捗率:累計で通期想定を既に超過(悪化)
- キャッシュフロー
- キャッシュ・フロー計算書は作成されていない(注記あり)。
- ただし貸借対照表上で現金及び預金は1,761,709千円→1,097,101千円に減少(約664百万円減)。
- 営業CF/純利益比率:算出不可(CF不備)
- 四半期推移(QoQ)
- QoQの詳細数値は記載なし。季節性についての明示記載なし。
- 財務安全性
- 自己資本比率85.5%(安定水準)。流動負債は873,559千円へ増加(1年内償還社債の計上等による)、負債合計904,992千円。
- 流動比率:流動資産2,209,510千円 / 流動負債873,559千円 ≒ 253%(流動性は十分)
- 効率性
- 総資産回転率や売上高営業利益率は低下(赤字により悪化)。
- セグメント別(第3四半期累計)
- ニッケル事業:売上 446(前年474、△6.0%)、セグメント利益 14(前年28、減少)
- クリプトアセット事業:売上 -、セグメント損失 △3.53
- 不動産事業:売上 6(前年6、ほぼ横ばい)、損失 △11
- 教育事業:売上 -、損失 △9.8
- スマートDX事業:売上 0.6、損失 △24.5
- 報告セグメント合計損失 △34.927、全社費用△334.270 → 営業損失△369.197
- 財務の解説
- 固定資産の増加は暗号資産の計上によるものであり、暗号資産の時価変動が損益(主に営業外損益)に大きく影響している。資本増加により純資産は大幅増加した一方、現金は減少。流動比率は高く短期支払余力は確保されているが、1年内償還の社債計上で短期の負担増。
特別損益・一時的要因
- 特別利益:当該期間は無し(前期は子会社株式売却益206,000千円)。
- 特別損失:減損損失 892千円(小額)。
- 一時的要因の影響:暗号資産評価損907,112千円(営業外費用)および社債償還損・新株予約権関連費用等が業績悪化の主要因。これらは一時的要因ではあるが、暗号資産評価損は価格変動により継続的に発生し得る。
- 継続性の判断:暗号資産関連の評価損益は継続的に発生する可能性が高く、当面の収益変動要因。
配当
- 配当実績と予想:
- 中間配当:0.00円(2026年3月期予想も0.00円)
- 期末配当:0.00円(予想0.00円)
- 年間配当予想:0.00円
- 配当利回り:–(株価情報なし)
- 配当性向:–(赤字のため該当性低)
- 特別配当の有無:無し
- 株主還元方針:自社株買い等記載なし(ただし第3四半期に新株予約権の行使で資本増加)。
設備投資・研究開発
- 設備投資額:明示的記載無し(投資その他の資産増加は暗号資産取得が主)。
- 減価償却費:第3四半期累計の減価償却費 70千円(前年同期間1,046千円)。
- 研究開発費:記載無し(–)。
受注・在庫状況(該当する業種の場合)
- 受注状況:記載無し(–)
- 在庫状況:
- 商品(棚卸資産):89,349千円(前期210,231千円、減少)
- 在庫回転日数等:記載無し(–)
セグメント別情報(要点)
- 各セグメントの売上・損益(第3四半期累計)
- ニッケル事業:売上 446,101千円、セグメント利益 14,063千円(前年より減益)
- クリプトアセット事業:売上計上無し、セグメント損失 △3,530千円(事業立ち上げ段階)
- 不動産事業:売上 6,546千円、損失 △11,135千円
- 教育事業:売上無し、損失 △9,818千円
- スマートDX:売上 692千円、損失 △24,504千円
- セグメント戦略:クリプトアセット事業は2025年7月開始で運用体制構築途上と記載。暗号資産関連の評価損益は今後は営業外に計上する方針へ変更。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料に明確な中期計画の進捗数値は記載無し(–)。
- KPI達成状況:特定KPIの記載無し(–)。
競合状況や市場動向
- 競合他社との比較:記載無し(–)。
- 市場動向:LMEニッケル価格下落でニッケル事業の販売価格が低下。暗号資産市場の価格変動リスクが業績に直結。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(会社公表):売上高 998百万円、営業利益 △370百万円、経常利益 △1,709百万円、当期純利益 △1,448百万円、1株当たり当期純利益 △9.48円(修正無し)
- 次期予想:記載無し(–)
- 会社予想の前提条件:詳細記載は添付資料参照(為替等の前提は明記無し)。
- 予想の信頼性:第3四半期累計で経常・当期損失が通期見込みを既に超過しているため、予想の達成性には注意を要する。暗号資産評価の変動が大きな不確実性要因。
- リスク要因:暗号資産価格変動、社債償還・金利負担、新規事業の収益化遅延、国際情勢・資源価格動向等。
重要な注記
- 会計方針:会計方針の変更は無し。ただし暗号資産に関する営業外計上方針を明記(今後暗号資産に係る評価損益等はすべて営業外損益で計上する方針へ変更)。
- 継続企業の前提:営業損失が続く重要事象はあるが、第三者割当等による資金調達や新株予約権の行使価額確定等で資金繰りの不確実性は一定程度緩和されており、継続企業注記は不要と判断。
- その他重要事項:第3四半期に新株予約権の行使により資本金・資本準備金が増加(各+2,169,492千円)しており、期末発行済株式数が増加。
(注記)
- 不明な項目や資料に記載のない数値は「–」としてあります。
- 本文は提供資料に基づく情報整理であり、投資助言を目的としたものではありません。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 5721 |
| 企業名 | エス・サイエンス |
| URL | http://www.s-science.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 鉄鋼・非鉄 – 非鉄金属 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.8)」によって自動生成されました。
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