2026年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社の前回想定(2025年10月30日公表予想)に対して上振れ。第3四半期累計の業績好調を受け、2026年3月期通期予想を上方修正(営業利益70,000→100,000百万円、親会社帰属当期利益95,000→120,000百万円)。市場予想との差異は提示資料に無し(市場予想:–)。
- 業績の方向性:増収増益(売上高+2.0%、営業利益+475.3%、親会社帰属四半期利益+434.3%:前年同期比)。
- 注目すべき変化:前年同期に計上した半導体部品有機材料事業の減損損失約40,148百万円が前期にあり、これとの比較で利益が大幅改善。半導体関連部品の販売増により「コアコンポーネント」セグメントが好調。
- 今後の見通し:通期進捗は高水準(売上進捗率 約75.3%、営業利益進捗率 約70.6%、親会社当期利益進捗率 約81.6%)で、会社は通期見通し(売上2,020,000百万円/営業利益100,000百万円/当期利益120,000百万円)を据え置き修正済み。1月22日のKyocera Industrial Toolsの譲渡益約15億円を織り込んでいる。
- 投資家への示唆(中立的):半導体関連の需要拡大と構造改革(KAVXグループなど)の効果が利益改善の主因。前年の一時損失の反動も寄与しているため、継続的な収益強化が確認できるかは今後の四半期のトレンド(半導体需要、為替、M&A/事業譲渡動向)を注視する必要がある。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:京セラ株式会社
- 主要事業分野:ファインセラミック部品、自動車・産業部品、半導体関連部品、電子部品(Kyocera AVX含む)、機械工具、ドキュメントソリューション、通信/情報サービス、スマートエナジー等(セグメント参照)
- 代表者名:代表取締役社長 谷本 秀夫
- IR問合せ責任者:取締役 執行役員常務 コーポレート担当(CFO) 千田 浩章 TEL 075-604-3500
- 報告概要:
- 提出日:2026年2月2日
- 対象会計期間:2026年3月期 第3四半期累計(2025年4月1日~2025年12月31日)
- 決算説明資料の有無:有(2026年2月3日掲載予定)
- セグメント:
- コアコンポーネント:ファインセラミック部品、産業・車載用部品、半導体関連部品、ディスプレイ、光学部品、有機材料 等
- 電子部品:電子部品、Kyocera AVX Components Corporation等(コンデンサ等)
- ソリューション:機械工具、ドキュメントソリューション、通信機器・サービス、スマートエナジー、プリンティングデバイス、宝飾・応用商品 等
- その他の事業:GaNデバイス等及び研究開発関連等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):1,510,474,320株(2026年3月期3Q)
- 期末自己株式数:161,016,956株(2026年3月期3Q)
- 期中平均株式数(累計):1,387,804,387株(2026年3月期3Q)
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 決算説明会:有(機関投資家・アナリスト向け)
- 株主総会:期日等は別途(資料に記載なし)
- IRイベント:決算補足説明資料掲載予定(2026年2月3日)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想は通期、ここは第3Q累計実績と通期予想進捗を比較)
- 売上高:1,521,996百万円(前年同期比+2.0%)→通期予想2,020,000百万円に対する進捗率 約75.3%
- 営業利益:70,621百万円(前年同期比+475.3%)→通期予想100,000百万円に対する進捗率 約70.6%
- 親会社帰属四半期利益:97,951百万円(前年同期比+434.3%)→通期予想120,000百万円に対する進捗率 約81.6%
- サプライズ要因:
- 半導体関連部品の販売増(情報通信・データセンター向けパッケージ等)によるコアコンポーネントの増収
- KAVXグループの構造改革効果と各事業での原価低減
- 前年同期に計上した半導体部品有機材料事業の減損(約430億円)が無かったことによる反動増益
- 税金費用の減少(税額控除の増加等)も純利益押し上げ
- 第4四半期に発生したKyocera Industrial Toolsの株式譲渡による約150億円のプラス影響(通期予想に反映)
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を上方修正(営業利益100,000百万円、親会社当期利益120,000百万円)。第3四半期の進捗から見て現時点では達成可能性は高いと示唆。ただし地政学リスクや為替、需要変動等の不確実性あり。
財務指標(主要数値:百万円)
- 損益計算(当第3四半期累計:2025/4/1–2025/12/31)
- 売上高:1,521,996(+29,941 / +2.0%)
- 売上総利益:448,594(売上総利率 29.5%)
- 営業利益:70,621(+58,346 / +475.3%)営業利益率 4.6%
- 税引前利益:122,030(+71,571 / +141.8%)
- 親会社の所有者に帰属する四半期利益:97,951(+79,620 / +434.3%)
- 1株当たり四半期利益(基本):70.58円(前年同期 13.01円)
- 収益性指標(注:以下は当第3Q累計利益を期末残高等で算出した参考値)
- 単純ROE(親会社当期利益/親会社帰属持分):97,951 / 3,353,788 ≒ 2.92%(累計ベース・年換算ではない点に注意。目安8%以上が良好)
- 単純ROA(親会社当期利益/総資産):97,951 / 4,630,983 ≒ 2.12%(同上。目安5%以上が良好)
- 営業利益率:4.6%(業種により差異あり)
- 連結財政状態(2025/12/31)
- 資産合計:4,630,983(+119,676)
- 負債合計:1,250,037(△18,036)
- 資本合計:3,380,946(+137,712)
- 親会社の所有者に帰属する持分比率:72.4%(安定水準)
- キャッシュ・フロー(累計)
- 営業CF:158,925(△25,261 vs 前期)←減少の主因はKDDI株式売却に伴う源泉所得税支払の増加
- 投資CF:+22,772(前期 △134,558 → 増加157,330)←KDDI株式売却収入増加などが主因。一方で日本航空電子(JAE)株式取得に伴う支出あり(持分法投資の取得 81,232百万円)
- 財務CF:△222,636(△130,769増加)←主因は自己株式取得(△120,002百万円)
- フリーCF(営業CF−投資CF):158,925 − 22,772 = 136,153百万円
- 現金及び現金同等物期末残高:421,510(+30,040)
- 営業CF/純利益比率:158,925 / 97,951 ≒ 1.62(1.0以上で健全)
- 進捗率分析(通期予想に対する累計進捗)
- 売上高進捗率:約75.3%
- 営業利益進捗率:約70.6%
- 純利益進捗率:約81.6%
- 過去同期間の進捗との比較:前年は利益が低位だったため進捗比較は参考値。進捗は高水準。
- 財務安全性・効率性
- 自己資本比率:約72.4%(安定水準)
- 流動負債合計:477,261、流動資産合計:1,471,230 → 流動比率 ≒ 308%(流動性は良好)
- 総資産回転率:売上高1,521,996 / 総資産4,630,983 ≒ 0.33回(参考値)
特別損益・一時的要因
- 前年同期の特別損失:半導体部品有機材料事業における有形固定資産の減損損失 40,148百万円(販管費に計上)
- 当期の一時的要因:
- Kyocera Industrial Tools, Inc. の全株式譲渡(2026年1月22日完了)により約15,000百万円の利益プラス影響(通期予想へ反映)
- ケミカル事業(封止材等)を新設会社へ承継後、住友ベークライトへ譲渡する契約締結(2026年1月22日)
- 一時的要因の影響:前年の減損が大きく、当期の増益はその反動が大きい。Kyocera Industrial Tools譲渡は一時益(継続収益への影響は限定的)。継続性は限定的と判断。
配当
- 実績・予想:
- 中間配当:25.00円(支払済)
- 期末配当(予想):25.00円
- 年間配当予想:50.00円(前期通期 50.00円から変更なし)
- 配当利回り:–(株価情報が資料にないため算出不可)
- 配当性向:通期予想ベース 親会社当期利益120,000百万円を基に算出すると配当性向は約 –%(注:配当性向=(配当総額)/(親会社当期利益)で、配当総額は資料に明示されていないため詳細は–)
- 株主還元方針:自己株式取得を実施(累計で自己株式取得支出120,002百万円を計上)。特別配当は無し。
設備投資・研究開発
- 設備投資(有形固定資産、累計):122,653百万円(+20,905 / +20.5%)
- 主な投資内容:セグメント別の内訳ではコアコンポーネントが69,301百万円、電子部品20,242百万円、ソリューション18,048百万円等
- 通期予想(修正後):160,000百万円(前年141,932百万円)
- 減価償却費(累計):82,867百万円(前年同期比△2,981百万円)
- 研究開発費(累計):86,371百万円(△826 / △0.9%)
- 通期予想(修正後):115,000百万円(前年116,087百万円)
受注・在庫状況
- 受注高/受注残高:–(資料に記載なし)
- 棚卸資産(在庫):560,747百万円(+38,934 / +7.5%)→在庫増(資料内の在庫回転日数は記載なし)
セグメント別情報(当第3四半期累計)
- コアコンポーネント:
- 売上高:477,170百万円(+34,931 / +7.9%)
- 事業利益:50,344百万円(前期は△13,747 → 大幅改善)利益率 10.6%
- ドライバー:半導体関連部品の販売増、構造改革効果、前年の減損反動
- 電子部品:
- 売上高:267,196百万円(+895 / +0.3%)
- 事業利益:1,937百万円(+3,348)利益率 0.7%
- ドライバー:KAVXグループで自動車・情報通信向けコンデンサ等が増加。為替の円高影響あり。
- ソリューション:
- 売上高:791,266百万円(△6,275 / △0.8%)
- 事業利益:57,997百万円(+6,374 / +12.3%)利益率 7.3%
- ドライバー:プリンティングデバイス等増収だが、ドキュメントソリューションやコミュニケーションの販売減で減収。原価低減で利益改善。
- セグメント戦略:一部事業の管理区分変更あり(宝飾・応用商品をソリューションへ、ディスプレイ事業をコアコンポーネントへ再分類)。化学事業の新設子会社承継→譲渡等のポートフォリオ再編を実施。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料内の中期計画進捗に関する詳細記載は無し(–)
- KPI達成状況:–(特定KPIの掲示なし)
競合状況や市場動向
- 市場動向:半導体関連や情報通信分野でAI需要拡大が継続、スマートフォンは緩やかな回復。地政学リスク・通商政策等の不透明性は継続。
- 競合比較:同業他社比較データは資料に記載無し(–)
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(修正後、2025/4/1–2026/3/31):売上高 2,020,000百万円(+0.3%)、営業利益 100,000百万円(+266.3%)、税引前利益150,000百万円(+135.7%)、親会社帰属当期利益120,000百万円(+398.0%)
- 前提為替:米ドル平均 150円(前回想定145円)、ユーロ170円
- 修正理由:第3四半期の好調な業績、及びKyocera Industrial Tools譲渡による約150億円の利益影響等
- 予想の信頼性:会社は需要動向が大きく変わらないと見ているが、リスク要因(為替、原材料価格、地政学等)を挙げており、外部環境次第で変動し得ると注記。
- リスク要因(主なもの):
- 世界経済・各国政策の変化、為替変動、激しい競争、原材料供給や価格、製造遅延・不良、研究開発/M&Aの成果不確実性、サイバーリスク、法規制・環境規制、自然災害等(資料のリスク一覧参照)
重要な注記
- 会計方針の変更:無し
- 連結範囲の変更:当期中に重要な変更無し(但し事業譲渡・株式譲渡による子会社異動は発生)
- 重要な後発事象:
- Kyocera Industrial Tools, Inc. 全株式譲渡完了(2026年1月22日)
- ケミカル事業の新設会社への承継および住友ベークライトへの株式譲渡契約締結(2026年1月22日)
- 監査レビュー:添付の要約四半期連結財務諸表に対する公認会計士等によるレビューは無し
注意事項:本まとめは提供された決算短信の内容に基づく要約であり、投資助言を行うものではありません。数値は原資料(百万円単位、四捨五入)に基づき記載しています。不明な項目は“–”としています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 6971 |
| 企業名 | 京セラ |
| URL | http://www.kyocera.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 電機・精密 – 電気機器 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.30)」によって自動生成されました。
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