企業情報
デジタルアーツ株式会社は、インターネットセキュリティソフトウェアとアプライアンスを開発・販売している会社です。主な製品には、Webセキュリティとメールセキュリティをクラウドで提供する「DigitalArts@Cloud」や、企業向けのWebフィルタリングソフト「i-FILTER」などがあります。同社は1995年設立で、東京都千代田区に本社を置き、代表取締役社長は道具登志夫です。
業界のポジションと市場シェア
デジタルアーツは、有害情報遮断フィルタリングソフトで国内首位を誇り、公共・教育機関や企業向けに強化されたセキュリティ製品を提供しています。安全なWebサイトやメールのみ接続できるフィルター技術が強みです。セキュリティ製品の拡充を進めています。
経営戦略と重点分野
同社の経営戦略は、セキュリティ事業の成長、公共市場シェアの拡大、新施策の実行のための人材投資に重点を置いています。中期経営計画に基づき、これらの戦略を推進しています。
事業モデルの持続可能性
デジタルアーツの収益モデルは、主にソフトウェアの販売とサポートサービスによるものです。市場ニーズの変化に対しては、ランサムウェア攻撃や生成AIを悪用したサイバー攻撃に対する対策製品の需要の拡大に応じて、製品とサービスを適宜調整しています。
技術革新と主力製品
同社は、セキュリティ技術の開発に注力しています。主力製品の「i-FILTER」は、Webフィルタリングの分野で高い評価を受けています。技術開発の動向は、セキュリティの需要に応じた製品の拡充に重点が置かれています。
株価の評価
現在の株価は5990.0円です。業界平均PERは23.2で、デジタルアーツのPER（会社予想）は23.12倍とほぼ業界平均水準です。PBR（実績）は4.98倍で、業界平均PBRの2.3倍を上回っています。
テクニカル分析
直近10日分の株価履歴を見ると、株価は5990.0円で推移しています。50日移動平均は6003.80、200日移動平均は4811.83と、株価は上昇趨勢にあります。
財務諸表分析
売上高は過去12か月で10,512,000千円、営業利益は4,428,000千円、純利益は4,377,000千円です。自己資本比率は71.0%と高い水準を維持しています。ROEは29.06%と高い収益性を示しています。
株主還元と配当方針
配当利回り（会社予想）は1.42%、1株配当（会社予想）は85.00円です。自社株買いなどの株主還元策も行っています。
株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向は、上昇の勢いを示しています。ランサムウェア攻撃や生成AIを悪用したサイバー攻撃の増加により、セキュリティ製品への需要が高まり、株価への影響を与える要因となっています。
総評
デジタルアーツは、セキュリティ製品で国内首位を維持し、成長を続けています。中期経営計画に基づく戦略的投資や、技術開発への注力が評価され、株価も上昇趨勢にあります。ただし、世界経済の変動や競合状況の変化など、リスク要因にも注視が必要です。
企業情報
| 銘柄コード | 2326 |
| 企業名 | デジタルアーツ |
| URL | http://www.daj.jp |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
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