1. 企業情報
- 企業名: アンジェス株式会社
- 設立年月日: 1999年12月17日
- 所在地: 東京都港区芝4-13-3 PMO田町2
- 事業内容: アンジェスは、遺伝子医薬品の研究開発を行うバイオ医薬品企業であり、主力製品は肝細胞増殖因子（HGF）プラスミドで、虚血性疾患の治療に用いられます。また、炎症を抑制する核酸医薬やアトピー性皮膚炎、喘息の治療薬、子宮頸がんの治療ワクチンなども開発しています。
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界内ポジション: アンジェスは医薬品業界の中で、特に遺伝子医薬品分野に特化しており、競争優位性を持っています。大阪大学との共同研究を通じて、先進的な治療法の開発を進めています。
- 市場シェア: 詳細な市場シェアのデータは不明ですが、特定のニッチ市場においては一定の存在感を示しています。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営戦略: 経営陣は、遺伝子医薬品の開発を中心に据え、革新的な治療法の実用化を目指しています。
- 重点分野: 中期経営計画では、特に虚血性疾患や炎症性疾患に対する治療薬の開発が強調されています。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: 主に医薬品の販売からの収益を見込んでいますが、現在は研究開発段階にあるため、収益化には時間がかかる可能性があります。
- 市場ニーズへの適応力: 医療ニーズの変化に応じた治療法の開発を進めており、特に難治性疾患に対するアプローチが注目されています。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向: 遺伝子治療技術において先進的な研究を行っており、特にHGFプラスミドは注目されています。
- 主力製品: HGFプラスミドをはじめとする核酸医薬が収益の牽引役とされています。
6. 株価の評価
- 現在の株価: 48.0円
- EPS: -39.04円（会社予想）
- BPS: 86.01円（実績）
- PBR: 0.56倍（実績）
- 株価評価: 現在の株価に対してPBRは低めで、資産価値に対して割安感があると考えられます。
7. テクニカル分析
- 株価推移: 直近の株価は48.0円で、過去10日間の高値は51円、安値は46円です。現在は安値圏に位置しています。
8. 財務諸表分析
- 売上: 449.3百万円（過去12か月）
- 営業損失: -11,124.2百万円
- 純損失: -6,108.0百万円
- ROE: -26.40%（実績）
- 自己資本比率: 90.0%（実績）
- キャッシュフロー: 現金は2.92B（直近四半期）で、流動性は高いと評価されます。
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り: 0.00%
- 配当性向: 0.00%
- 株主還元策: 現在のところ配当は行っておらず、資金調達や再投資に重点を置いています。
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 直近の株価変動: 株価は直近で上昇傾向にあり、出来高も増加しています。
- 影響要因: 新製品の発売や研究開発の進展が株価に影響を与えていると考えられます。
11. 総評
アンジェスは、遺伝子医薬品の開発に特化した企業であり、今後の成長が期待される分野に注力しています。財務状況は厳しいものの、自己資本比率が高く、流動性も良好です。株価は現在安値圏にあり、割安感がある一方で、収益化には時間がかかる可能性があります。投資を検討する際は、今後の研究開発の進捗や市場の反応に注目が必要です。
企業情報
| 銘柄コード | 4563 |
| 企業名 | アンジェス |
| URL | https://www.anges.co.jp/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 医薬品 – 医薬品 |
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