1. 企業情報
企業名: ディーエムエス株式会社 (DMS Inc.)
概要: DMS株式会社は、日本のダイレクトメールサービス業界で最大手として知られています。同社はダイレクトマーケティングサービス、ウェブマーケティングサービス、物流サービス、バックオフィスサポートサービス、セールスプロモーション、イベント事業、賃貸サービスなど多岐にわたるサービスを提供しています。1961年に設立され、東京に本社を置いています。
事業内容:
- ダイレクトメール: 74%
- 物流: 10%
- セールスプロモーション: 8%
- イベント: 8%
- 賃貸: 0%
市場区分: スタンダード（内国株式）
17業種区分: 情報通信・サービスその他
33業種区分: サービス業
Industry: Advertising Agencies
Sector: Communication Services
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内でのポジション: ダイレクトメール業界の首位であり、企業のCRM支援、セールスプロモーション、イベント事業にも進出しています。
競争優位性: 豊富な経験と幅広いサービス提供により、業界内での競争優位性を維持しています。
課題: デジタル化の進行に伴い、ダイレクトメールの需要が減少する傾向があるため、新たな収益源の確保が課題となっています。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣のビジョンと戦略: デジタル化に対応し、新たな事業分野への進出を推進しています。
中期経営計画: デジタルマーケティングサービスの拡大、新製品の開発、国際市場への進出を掲げています。
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデル: ダイレクトメール、物流、セールスプロモーション、イベント事業など多角化された収益モデル。
市場ニーズへの適応力: デジタル化への対応により、持続可能性を確保しています。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向: デジタルマーケティングサービスの開発に注力。
主力製品: ダイレクトメール、物流サービス、セールスプロモーションソリューション。
6. 株価の評価
株価: 2,800円
EPS（会社予想）: 143.07円
BPS（実績）: 2,952.97円
PER（会社予想）: 19.57倍
PBR（実績）: 0.95倍
現在の株価は、BPSと比較すると割安な水準にあると評価できます。
7. テクニカル分析
株価推移: 直近10日間の株価は、2,705円から2,800円の間で変動しています。50日移動平均線は2,212.38円、200日移動平均線は1,825.81円です。
高値圏か安値圏: 52週高値は3,205円、52週安値は1,766円。現在の株価は高値圏に近い。
8. 財務諸表分析
売上: 過去12か月で27.98B円、前年比3.00%増。
利益: 過去12か月で1.04B円、前年比-14.20%減。
キャッシュフロー: 過去12か月で1.18B円の営業キャッシュフロー。
ROE（過去12か月）: 7.44%
ROA（過去12か月）: 5.59%
過去数年分の比較では、売上は増加傾向にありますが、利益は減少しています。
9. 株主還元と配当方針
配当利回り（会社予想）: 8.43%
1株配当（会社予想）: 236円
配当性向: 40.14%
自社株買い: 自己株式保有割合22.25%
株主還元は積極的であり、配当利回りも高めに設定されています。
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の変動傾向: 直近10日間で上昇傾向にあり、特に4月4日には出来高が顕著に増加しました。
影響要因: 業績予想の修正、新製品の発表、市場環境など。
11. 総評
各分析結果のまとめ: DMS株式会社はダイレクトメール業界の首位であり、多角化された事業モデルにより持続可能性を確保しています。技術革新により新たな市場への進出を図っており、株主還元も積極的です。現在の株価はBPSと比較して割安であり、テクニカル分析では高値圏に近い位置にあります。財務面では売上が増加傾向にあり、ROEも健全です。
全体的な見解: DMS株式会社は業界内での競争優位性を維持し、新たな事業分野への進出により将来性を見込める企業です。株価の評価は割安であり、投資機会として注目できます。ただし、デジタル化への対応が進む中、市場ニーズの変化への適応力も考慮する必要があります。
企業情報
| 銘柄コード | 9782 |
| 企業名 | ディーエムエス |
| URL | http://www.dmsjp.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
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