2025年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名: カルビー株式会社
    • 主要事業分野: 食品製造販売事業
    • 代表者名: 代表取締役社長兼CEO 江原 信
  • 報告概要:
    • 提出日: 2025年5月12日
    • 対象会計期間: 2024年4月1日から2025年3月31日 (2025年3月期連結)
  • セグメント:
    • 各事業セグメントの名称と概要:
    • 報告セグメントは「食品製造販売事業」のみの単一セグメントであり、重要性が乏しいため、セグメント情報の記載は省略されています。
    • 決算短信本文中では、国内事業と海外事業、および国内事業内の詳細な製品分類について売上高の状況が記述されています。
    • 国内食品製造販売事業: 日本国内におけるスナック菓子、シリアル食品、その他の食品製造販売
    • 国内スナック菓子(ポテトチップス、じゃがりこ、その他スナック)
    • 国内シリアル食品
    • 国内その他(甘しょ事業、パーソナルフードプログラムなど)
    • 海外食品製造販売事業: 北米、英国、アジア、オセアニア、中華圏などにおける食品製造販売
  • 発行済株式:
    • 発行済株式数: 133,929,800株 (2025年3月31日現在、自己株式を含む)
    • (その他に何かあれば追加):
    • 期末自己株式数: 8,992,816株 (2025年3月31日現在)
    • 期中平均株式数: 124,918,029株 (2025年3月期)
  • 今後の予定:
    • 決算発表: 2025年5月12日に機関投資家・アナリスト向けの決算説明会を開催
    • 株主総会: 定時株主総会 2025年6月25日開催予定
    • IRイベント: 2025年5月12日に機関投資家・アナリスト向けの決算説明会開催

財務指標

  • 財務諸表:
    • 連結貸借対照表:
    • 総資産は319,169百万円(前連結会計年度末比27,010百万円増加)。主な要因は有形固定資産(せとうち広島工場の建設)の増加です。
    • 純資産は215,067百万円(前連結会計年度末比13,981百万円増加)。主な要因は親会社株主に帰属する当期純利益の計上による利益剰余金の増加です。
    • 負債は104,101百万円(前連結会計年度末比13,028百万円増加)。主な要因は長期借入金の増加です。
    • 連結損益計算書:
    • 売上高は322,564百万円(前連結会計年度比6.4%増)
    • 営業利益は29,066百万円(前連結会計年度比6.5%増)
    • 経常利益は29,844百万円(前連結会計年度比4.2%減)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益は20,874百万円(前連結会計年度比5.0%増)
    • 連結キャッシュフロー計算書:
    • 営業活動によるキャッシュ・フローは39,100百万円の純収入(前連結会計年度比14,749百万円増加)。売上債権の増減額の増加が主な要因です。
    • 投資活動によるキャッシュ・フローは28,604百万円の純支出(前連結会計年度比6,702百万円減少)。定期預金の払戻による収入の増加が主な要因です。
    • 財務活動によるキャッシュ・フローは2,541百万円の純収入(前連結会計年度比14,308百万円減少)。長期借入れによる収入の減少が主な要因です。
    • 期末の現金及び現金同等物は51,019百万円(前連結会計年度末比13,300百万円増加)となりました。
  • 収益性:
    • 売上高:
    • 2024年3月期: 303,027百万円
    • 2025年3月期: 322,564百万円 (前年同期比 +6.4%)
    • 2026年3月期(予想): 345,000百万円 (前年同期比 +7.0%)
    • 営業利益:
    • 2024年3月期: 27,304百万円
    • 2025年3月期: 29,066百万円 (前年同期比 +6.5%)
    • 2026年3月期(予想): 29,800百万円 (前年同期比 +2.5%)
    • 経常利益:
    • 2024年3月期: 31,155百万円
    • 2025年3月期: 29,844百万円 (前年同期比 △4.2%)
    • 2026年3月期(予想): 30,400百万円 (前年同期比 +1.9%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:
    • 2024年3月期: 19,886百万円
    • 2025年3月期: 20,874百万円 (前年同期比 +5.0%)
    • 2026年3月期(予想): 20,500百万円 (前年同期比 △1.8%)
    • 1株当たり当期純利益:
    • 2024年3月期: 159.22円
    • 2025年3月期: 167.11円
    • 2026年3月期(予想): 164.08円
  • 財務安全性:
    • 自己資本比率:
    • 2024年3月期: 65.6%
    • 2025年3月期: 64.3% (前連結会計年度末より1.3ポイント低下)
    • 流動比率: (流動資産 133,837百万円、流動負債 55,705百万円)
  • 効率性:
    • 売上高営業利益率:
    • 2024年3月期: 9.0%
    • 2025年3月期: 9.0%
  • セグメント別:
    • 利益貢献度など: 各セグメントの売上高は記載されていますが、利益貢献に関する明確な情報はありません。
  • 財務の解説:
    • 売上高は、国内事業において価格・規格改定効果やマーケティングが寄与し、海外事業では中華圏の不調はあるものの、欧米やインドネシア等の地域で売上高が伸長し、全体として増収となりました。
    • 営業利益は売上高の増加により増益となりました。
    • 経常利益は、営業外費用に為替差損が計上されたため、減益となりました。
    • 親会社株主に帰属する当期純利益は、税制優遇の適用等により増益となりました。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2024年3月期: 年間配当 56.00円 (期末配当 56.00円)
    • 配当金総額: 7,009百万円
    • 配当性向(連結): 35.2%
    • 純資産配当率(連結): 3.8%
    • 2025年3月期: 年間配当 58.00円 (期末配当 58.00円)
    • 配当金総額: 7,259百万円
    • 配当性向(連結): 34.7%
    • 純資産配当率(連結): 3.7%
    • 2026年3月期(予想): 年間配当 60.00円 (期末配当 60.00円)
    • 配当性向(連結): 36.6%
  • 特別配当の有無:
    • 特別配当に関する記載はありません。
    • 株主還元については、総還元性向50%以上、DOE4%を目途に安定的な増配を目指す方針です。

セグメント別情報

  • セグメント別状況:
    • 国内食品製造販売事業: 売上高 243,202百万円 (前年同期比 +5.8%)
    • 国内スナック菓子: 225,398百万円 (前年同期比 +5.0%)
    • ポテトチップス: 102,818百万円 (前年同期比 +4.6%)。定番品や「堅あげポテト」を中心に販売増となりました。
    • じゃがりこ: 48,282百万円 (前年同期比 +6.5%)。需要が継続し、生産能力増強後も高い稼働率を維持しました。
    • その他スナック: 74,297百万円 (前年同期比 +4.6%)。「クリスプ」の伸長、土産用製品の販売増が見られました。
    • 国内シリアル食品: 29,417百万円 (前年同期比 +12.3%)。コラボ企画やマーケティング活動による市場拡大の動きが見られました。
    • 国内その他: 16,869百万円 (前年同期比 +8.4%)。「Body Granola」等が伸長しました。
    • 海外食品製造販売事業: 売上高 79,362百万円 (前年同期比 +8.5%)
    • 欧米: 42,639百万円 (前年同期比 +16.9%)。北米では「Harvest Snaps」等の配荷拡大、英国では小売チェーンでの販売拡大が見られました。
    • アジア・オセアニア: 47,576百万円 (前年同期比 +3.5%)。中華圏の不調は継続しましたが、インドネシアを中心に増収となりました。
    • (中華圏の売上高は17,075百万円、前年同期比 △8.0%と減収)
  • セグメント戦略:
    • 国内コア事業では、消費者のニーズに合わせた製品展開やファンマーケティングの強化、DXを活用したデータドリブンでの収益改善活動を推進。新工場「せとうち広島工場」の操業を開始しました。
    • 海外事業では、地域ごとのポートフォリオ構造を強化し、持続的な成長基盤の構築につながりました。
    • 新規領域の食と健康事業では、「Body Granola」の認知拡大に努め、冷食事業への本格参入に取り組むことを決定しました。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:
    • 「2030ビジョン・成長戦略」に基づき、次なる成長に向けた事業構造改革を推進しています。
    • 中期経営計画「Change 2025」(2024年3月期~2026年3月期)を「構造改革期」と位置付けています。
    • 3ヵ年計画(2024年3月期~2026年3月期)における資金支出の進捗状況は以下の通りです(実績は2024年3月期~2025年3月期の2ヵ年累計)。
    • 成長投資: 計画800億円に対し実績182億円(進捗率22.8%)
    • 効率化投資: 計画600億円に対し実績444.68億円(進捗率74.1%)
    • 株主還元: 計画250億円に対し実績135.09億円(進捗率54.0%)

競合状況や市場動向

  • 市場動向:
    • 世界経済は地政学リスクや金融政策の変更により不透明感が継続する一方、欧米のインフレ鎮静化や中国の景気低迷にも歯止めがかかったため、後半にかけて徐々に回復が見られました。
    • 日本経済は、物価上昇が続く中、企業の設備投資増加や個人消費の回復、インバウンド需要の増加により回復基調で推移しました。
    • 原材料価格の上昇は継続しましたが、価格・規格改定により影響を相殺し、販売数量が増加しました。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 2026年3月期の連結業績予想は以下の通りです。
    • 売上高: 345,000百万円(前年同期比 +7.0%)
    • 営業利益: 29,800百万円(前年同期比 +2.5%)
    • 経常利益: 30,400百万円(前年同期比 +1.9%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益: 20,500百万円(前年同期比 △1.8%)
    • 1株当たり当期純利益: 164.08円
  • リスク要因:
    • 国内においては、賃上げの継続やインフレによる原材料コストの上昇、消費者の節約志向継続の可能性が挙げられています。
    • 海外においては、国家間の対立や紛争による地政学リスク、米国の関税政策を巡る世界的な影響などが想定されています。
    • 為替レートは、1米ドル=152円、1中国元=21.1円を前提とした予想です。

重要な注記

  • 会計方針:
    • 「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」等が当第1四半期連結会計期間の期首から適用されています。連結財務諸表への影響はないとされています。
    • 「グローバル・ミニマム課税制度に係る法人税等の会計処理及び開示に関する取扱い」が当連結会計年度の期首から適用されています。
  • その他:
    • 決算短信は公認会計士または監査法人の監査対象外です。
    • 本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、現時点の情報および判断に基づいており、実際の業績等は経済情勢など様々な不確定要因により異なる可能性があります。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 2229
企業名 カルビー
URL http://www.calbee.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 食品 – 食料品

このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.0)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By ジニー

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