2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: 株式会社ナック
- 主要事業分野: クリクラ事業、レンタル事業、建築コンサルティング事業、住宅事業、美容・健康事業
- 代表者名: 代表取締役社長 吉村 寛
- その他: 東証プライム上場 (コード番号 9788)
- 報告概要:
- 提出日: 2025年5月15日
- 対象会計期間: 22期 2024年4月1日~2025年3月31日 (連結)
- セグメント:
- クリクラ事業: 宅配水「クリクラ」及び次亜塩素酸水溶液「ジアコ」の製造・販売
- レンタル事業: ダストコントロール商品、介護用品及び福祉用具のレンタル・販売、害虫駆除器等のレンタル・販売、定期清掃業務等及び現状回復工事等
- 建築コンサルティング事業: 地場工務店に対する建築関連ノウハウ商品及び建築部資材の販売と施工、コンサルティング業務並びに住宅フランチャイズ事業
- 住宅事業: 戸建注文住宅の建築請負、分譲住宅の販売及びそれに付随する金融業務
- 美容・健康事業: 化粧品、健康食品及び美容材料・医薬品等の製造・販売、ワインを中心とした洋酒の輸入販売
- 発行済株式:
- 発行済株式数: 46,613,500株 (2025年3月31日時点、自己株式を含む)
- その他: 自己株式数 4,860,063株 (2025年3月31日時点)
- 今後の予定:
- 株主総会: 2025年6月27日 (予定)
- IRイベント: 決算説明会開催の予定: 無
- その他: 配当支払開始予定日 2025年6月30日
財務指標
- 財務諸表:
- 貸借対照表要点:
- 総資産は38,191百万円となり、前期末と比べ576百万円増加しました。主な要因は、販売用不動産の減少(1,164百万円)に対し、現金及び預金(524百万円)、商品及び製品(336百万円)、有形固定資産(849百万円)の増加によるものです。
- 負債総額は15,796百万円となり、前期末と比べ897百万円増加しました。主な要因は、未成工事受入金(424百万円)と長期借入金(511百万円)の増加によるものです。
- 純資産は22,394百万円となり、前期末と比べ321百万円減少しました。これは、親会社株主に帰属する当期純利益1,365百万円の計上にもかかわらず、剰余金の配当909百万円と自己株式取得819百万円によるものです。
- 損益計算書要点:
- 売上高は59,791百万円となり、前期比9.8%増加しました。
- 営業利益は3,007百万円となり、前期比30.9%増加しました。
- 経常利益は3,019百万円となり、前期比26.3%増加しました。
- 親会社株主に帰属する当期純利益は1,365百万円となり、前期比4.9%減少しました。
- キャッシュフロー計算書要点:
- 営業活動によるキャッシュ・フローは4,136百万円の流入となり、前期の△10百万円から改善しました。
- 投資活動によるキャッシュ・フローは△557百万円の流出となりました。
- 財務活動によるキャッシュ・フローは△3,074百万円の流出となりました。
- 期末の現金及び現金同等物は8,560百万円となり、前期末と比べ503百万円増加しました。
- 収益性:
- 売上高: 59,791百万円 (前期比 +9.8%)
- 営業利益: 3,007百万円 (前期比 +30.9%)
- 経常利益: 3,019百万円 (前期比 +26.3%)
- 純利益: 1,365百万円 (前期比 -4.9%)
- 1株当たり利益: 31円82銭
- 財務安全性:
- 自己資本比率: 58.6% (前期末 60.4%)
- 効率性:
- 売上高営業利益率:
- 2025年3月期実績: 5.0%
- 2024年3月期実績: 4.2%
- セグメント別: (営業利益貢献度)
- 全体の営業利益3,007百万円に対し、クリクラ事業1,650百万円、レンタル事業1,552百万円、建築コンサルティング事業401百万円、住宅事業426百万円、美容・健康事業332百万円となりました。
- 財務の解説:
- 当連結会計年度は、売上高、営業利益、経常利益が増加となりました。特に住宅事業が大幅な増収増益となり、全体の業績を牽引しました。一方で、親会社株主に帰属する当期純利益は特別損失(投資有価証券評価損等)の計上により前期比で減少しました。
- 営業キャッシュフローは大幅なプラスに転じ、資金創出力は改善しました。
配当
- 配当実績と予想:
- 2024年3月期: 年間21円00銭 (中間5円00銭、期末16円00銭)
- 2025年3月期: 年間22円00銭 (中間5円00銭、期末17円00銭)
- 2026年3月期(予想): 年間22円00銭 (中間5円00銭、期末17円00銭)
- 特別配当の有無: 特別配当の記載はありません。
セグメント別情報
- セグメント別状況:
- クリクラ事業: 売上高15,668百万円(2.8%増)、営業利益1,650百万円(3.3%減)。浄水型ウォーターサーバーの新規顧客獲得が進展し増収。販売促進費の先行投資により減益。
- レンタル事業: 売上高17,850百万円(2.2%増)、営業利益1,552百万円(2.8%減)。ダスキン事業、ウィズ事業ともに増収。人件費やガソリン価格の高騰、DX投資費用等により減益。
- 建築コンサルティング事業: 売上高5,385百万円(4.9%減)、営業利益401百万円(前期比大幅増)。地場工務店の財務状況悪化により販売数が伸び悩み減収。拠点統合やデータ化による費用効率化で増益。
- 住宅事業: 売上高13,640百万円(44.4%増)、営業利益426百万円(前期比大幅増)。仕入物件の販売や建売住宅の売却が順調に進み、M&Aにより新規連結子会社の売上が加わり、大幅な増収増益。
- 美容・健康事業: 売上高7,420百万円(11.0%増)、営業利益332百万円(11.4%増)。主力製品の販売数増加により増収増益。
- セグメント戦略:
- 当社グループは「長期ビジョン2035」を軸に、顧客基盤を活かしLTVを最大化するため、サービス網の拡大に注力しています。
- クリクラ事業: 配送員のスキルアップ、営業ツールの刷新、ブランディング強化、システム導入推進による効率化。
- レンタル事業: 副商材領域拡大、クロスセル推進、DX戦略推進による人時生産性向上。
- 建築コンサルティング事業: 人的資源課題解決ソリューション開発、AI/DX活用、省エネ関連商材の受注強化。
- 住宅事業: 用地仕入れ強化、GX志向型住宅や平屋ラインアップ拡充、高気密・高断熱技術を活かしたプラン提案。
- 美容・健康事業: 各ブランド主要製品強化、新規顧客獲得のための製品開発、販路拡大、フルフィルメントサービスの確立。
- 2026年3月期より新設の「その他事業」では、韓国スーパー事業(Yesmart)の全国展開、ワインサブスク、中古買取フランチャイズ事業(買取大吉)を展開。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:
- 2025年1月6日に発表した「長期ビジョン2035」を軸に、グループ全体で企業価値向上に取り組んでおり、当期の業績はこれに向けた進捗と位置付けられています。
競合状況や市場動向
- 市場動向:
- 全体経済: 我が国経済は雇用・所得環境の改善で緩やかな回復基調にあるものの、物価上昇や海外の政策動向による下振れリスクがあり、先行きは不透明です。
- 各事業分野: 各事業に固有の市場環境変化(ウォーターサーバー市場の競争激化、少子高齢化による労働人口減少、住宅着工戸数・地場工務店の状況、化粧品市場の堅調推移など)の中で、事業拡大を進めています。
今後の見通し
- 業績予想:
- 2026年3月期 連結業績予想:
- 売上高: 62,000百万円 (対2025年3月期比 +3.7%)
- 営業利益: 2,900百万円 (対2025年3月期比 -3.6%)
- 経常利益: 2,900百万円 (対2025年3月期比 -4.0%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 1,900百万円 (対2025年3月期比 +39.1%)
- 1株当たり当期純利益: 44円27銭
- 2025年3月期実績と比較すると、売上高は増加を予想する一方、営業利益及び経常利益は減少を予想しています。親会社株主に帰属する当期純利益は、前期に計上された特別損失が減少し、大幅な増加を見込んでいます。
- リスク要因:
- 経済情勢の不確実性や物価高騰による消費マインドへの影響。
- 各事業をとりまく市場環境の変化や主要セグメントにおける競争。
- 業績予想は現時点の情報と合理的な判断に基づきますが、実際の業績は様々な要因により異なる可能性があります。
重要な注記
- 会計方針:
- 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更が適用されています。
- 日本基準を適用しており、国際会計基準への対応は今後の情勢を考慮し判断する方針です。
- その他:
- 期中に株式会社コンビボックス、株式会社秀和住研、株式会社秀和の3社を連結の範囲に新規含入しました。
- 2026年3月期より、既存事業セグメントに属さない事業を「その他事業」として新たな報告セグメントに区分変更します。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 9788 |
企業名 | ナック |
URL | http://www.nacoo.com/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.0)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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