2025年3月期 第3四半期決算短信日本基準
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: 三洋化成工業株式会社
- 主要事業分野: 各種化学品の製造、販売
- 代表者名: 代表取締役社長 樋口章憲
- 報告概要:
- 提出日: 2025年2月5日
- 対象会計期間: 2024年4月1日~2024年12月31日 (2025年3月期 第3四半期連結累計期間)
- セグメント:
- 生活・健康産業分野: ポリエチレングリコール、高吸水性樹脂等
- 石油・輸送機産業分野: 潤滑油添加剤、ポリウレタンフォーム、自動車内装表皮材等
- プラスチック・繊維産業分野: 永久帯電防止剤、塗料コーティング用薬剤・添加剤、合成皮革用薬剤、タイヤコード糸、炭素繊維用薬剤等
- 情報・電気電子産業分野: トナーバインダー、重合トナー用材料、アルミ電解コンデンサ用電解液、先端半導体向け関連材料等
- 環境・住設産業分野他: 高分子凝集剤用カチオンモノマー、セメント用薬剤、ポリウレタンフォーム用原料等
- 発行済株式:
- 発行済株式数: 23,534,752株 (自己株式を含む)
- (その他に何かあれば追加): 期末自己株式数 1,412,502株、期中平均株式数 22,105,143株
- 今後の予定:
- (その他に何かあれば追加): 2025年3月期通期連結業績予想は2024年11月12日公表の予想を据え置き。
財務指標
- 財務諸表:
- 貸借対照表:
- 総資産:184,295百万円(前連結会計年度比21,523百万円減)
- 純資産:139,256百万円(前連結会計年度比2,321百万円減)
- 自己資本比率:74.1%(前連結会計年度比6.5ポイント増)
- 損益計算書:
- 売上高:111,108百万円(前年同四半期比9.0%減)
- 営業利益:6,872百万円(前年同四半期比62.9%増)
- 経常利益:8,588百万円(前年同四半期比24.8%増)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:3,640百万円(前年同四半期比22.1%増)
- キャッシュフロー計算書:
- 営業活動によるキャッシュ・フロー:9,441百万円(前年同四半期比4,925百万円減)
- 投資活動によるキャッシュ・フロー:△8,458百万円(前年同四半期比△4,042百万円減)
- 財務活動によるキャッシュ・フロー:△11,475百万円(前年同四半期比△7,378百万円減)
- 現金及び現金同等物の期末残高:16,837百万円(前連結会計年度末比10,351百万円減)
- 収益性:
- 売上高:111,108百万円
- 営業利益:6,872百万円
- 経常利益:8,588百万円
- 純利益(親会社株主に帰属する四半期純利益):3,640百万円
- 1株当たり利益(1株当たり四半期純利益):164.70円
- 財務安全性:
- 自己資本比率:74.1%
- 効率性:
- ROA(総資産経常利益率):5.9% (前年同四半期比1.4ポイント増)
- ROE(自己資本当期純利益率):3.5% (前年同四半期比0.8ポイント増)
- ROIC(投下資本利益率):4.4% (前年同四半期比2.7ポイント増)
- 売上高営業利益率の推移:
- 2024年3月期 第3四半期:3.45% (4,217百万円/122,132百万円)
- 2025年3月期 第3四半期:6.18% (6,872百万円/111,108百万円)
- セグメント別:
- 利益貢献度:
- 石油・輸送機産業分野が全セグメント利益の約40.2%を占める(3,092百万円/7,685百万円)。
- プラスチック・繊維産業分野が約29.3%(2,256百万円/7,685百万円)と続く。
- 生活・健康産業分野は営業損失から黒字転換しており、貢献度が上昇。
- 財務の解説:
- 売上高は高吸水性樹脂事業からの撤退の影響により減少したが、利益面では、先端半導体分野の好調に加え、事業撤退に伴う収益性改善により、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益は大幅に増加した。
- 総資産は減少したが、純資産の減少幅が小さかったため、自己資本比率は向上した。
- キャッシュ・フローは、営業活動による資金増加があったものの、投資活動および財務活動による資金減少が大きかったため、現金及び現金同等物の期末残高は減少した。
配当
- 配当実績と予想:
- 2024年3月期実績: 中間配当 85.00円、期末配当 85.00円、年間配当 170.00円
- 2025年3月期予想: 中間配当 85.00円、期末配当 85.00円、年間配当 170.00円
- 特別配当の有無: 無
セグメント別情報
- セグメント別状況:
- 生活・健康産業分野:
- 売上高: 25,940百万円(前年同期比26.6%減)
- 営業利益: 209百万円(前年同期は1,111百万円の営業損失)
- ポリエチレングリコールの市況回復により売上高は堅調に推移したが、高吸水性樹脂事業の撤退により大幅減。
- 石油・輸送機産業分野:
- 売上高: 37,536百万円(前年同期比3.1%減)
- 営業利益: 3,092百万円(前年同期比44.4%増)
- 潤滑油添加剤の需要回復により売上高は好調。自動車関連は、安価品の流入やポリウレタンフォーム原料の低調さにより売上高は低調に推移した。
- プラスチック・繊維産業分野:
- 売上高: 20,432百万円(前年同期比6.5%増)
- 営業利益: 2,256百万円(前年同期比19.0%増)
- 永久帯電防止剤、塗料・添加剤、タイヤコード糸等で売上高が好調に推移。
- 情報・電気電子産業分野:
- 売上高: 15,888百万円(前年同期比7.2%減)
- 営業利益: 2,086百万円(前年同期比26.3%増)
- トナーバインダーの需要は回復傾向も、重合トナー用材料の中国生産事業撤退で売上高は減少した。先端半導体向け関連材料は堅調。
- 環境・住設産業分野他:
- 売上高: 11,311百万円(前年同期比3.9%減)
- 営業利益: 40百万円(前年同期比92.8%減)
- 高分子凝集剤用カチオンモノマーは市況低迷。セメント用薬剤は低調。家具・断熱剤用ポリウレタンフォーム原料は復調。
- セグメント戦略:
- 各セグメントでの具体的な戦略は記載されていないが、高吸水性樹脂事業からの撤退による事業構造改革が進行中。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:
- 中期経営計画2025における構造改革の一環として、高吸水性樹脂事業及び中国江蘇省南通市における界面活性剤やウレタン樹脂製品等の生産事業からの撤退が決定されており、これに伴う費用を事業構造改革費用として計上している。
- 事業構造改革引当金の見積もり変更により、当期の事業構造改革費用および引当金が減少した。
競合状況や市場動向
- 市場動向:
- わが国経済は雇用・所得環境の改善を背景に緩やかな持ち直しが見られる。
- 世界経済は米国が底堅く推移する一方、中国は不動産市況悪化の影響等により回復が遅れている。
- ロシア・ウクライナ情勢の長期化や中東地域を巡る地政学リスクにより、資源エネルギー価格の高止まり・物価上昇が継続し、先行き不透明な状況が続いている。
- 化学業界では、為替相場は日米金利差の縮小が限定的であることや米新政権の政策によるインフレ再燃リスク等により、円安方向に推移している。
- 原油価格は中東地域の地政学リスクがあるものの、中国の景気に対する先行き不安などにより下落。
今後の見通し
- 業績予想:
- 2025年3月期通期連結業績予想は、売上高145,000百万円、営業利益9,000百万円、経常利益10,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益4,000百万円を据え置き。
- 第3四半期連結累計期間の業績は、売上高で76.6%、営業利益で76.4%、経常利益で85.9%、親会社株主に帰属する当期純利益で91.0%の進捗率であり、通期予想に沿って推移している。
- リスク要因:
- 為替変動、原材料価格の変動、地政学リスク、市場競争などが業績に影響を与える可能性がある。
重要な注記
- 会計方針:
- 「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」等を2024年4月1日より適用。
- 会計上の見積りの変更として、事業構造改革引当金に関する見積もりを変更。これにより、事業構造改革費用および引当金が減少した。
- その他:
- 特定子会社である三大雅精細化学品(南通)有限公司の持分を南通江天化学股份有限公司へ譲渡したことにより、連結範囲から除外。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 4471 |
企業名 | 三洋化成工業 |
URL | http://www.sanyo-chemical.co.jp/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 素材・化学 – 化学 |
このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.0)」によって自動生成されました。
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