2025年6月第2四半期 決算説明資料

基本情報

  • 企業概要
    • 企業名: 株式会社ジェイテックコーポレーション (証券コード 3446)
    • 主要事業分野:
      • オプティカル事業: X線ナノ集光ミラー、X線高精度形状ミラー、形状可変ミラー/チャネルカット結晶、各種光学部品の開発・製造・販売。
      • 機器開発・ライフサイエンス事業: 次世代加工・研磨装置(プラズマCVM、PAP、ECMP、CARE)、自動細胞培養装置、バイオ関連研究支援、レーザー核融合関連製品の開発・製造・販売。
      • 電子科学事業: 昇温脱離分析装置(TDS1200Ⅱ)、昇温脱離水素分析装置(Cryo TDS-100H2)等の開発・製造・販売。
    • 代表者名: 津村 尚史(代表取締役社長)
  • 説明会情報
    • 開催日時: 2025年2月12日
    • 参加対象: 個人投資家向け
  • 報告期間:
    • 対象会計期間: 2025年6月期 第2四半期(2024年7月1日~2024年12月31日)
  • セグメント
    • オプティカル事業: X線などの光を操作・測定する高精度な光学部品やミラーの設計、製作、販売。現在の主要収益源。
    • 機器開発・ライフサイエンス事業: 次世代加工技術を用いた研磨装置や、再生医療等に応用される自動細胞培養装置の開発・販売。将来の成長ドライバーと位置付け。
    • 電子科学事業: 半導体分野で強みを持つ、材料表面の吸着ガスや不純物を高感度で分析する装置(昇温脱離分析装置など)の提供。

業績サマリー

  • 主要指標(2025年6月期 第2四半期累計実績)
    • 売上高: 564百万円 (前年同期比 +5.0%)
    • 売上総利益: 326百万円 (前年同期比 +12.1%)
    • 売上総利益率: 57.8% (前年同期比 +3.7pt)
    • 営業利益: -214百万円 (前年同期比 -5百万円、赤字幅拡大)
    • 経常利益: -228百万円 (前年同期比 -17百万円、赤字幅拡大)
    • 純利益: -168百万円 (前年同期比 -9百万円、赤字幅拡大)
  • 進捗状況(2025年6月期 通期計画に対する進捗率)
    • 売上高: 21.4% (計画 2,640百万円に対し564百万円)
    • 売上総利益: 20.5% (計画 1,593百万円に対し326百万円)
    • 営業利益: — (計画 365百万円に対し-214百万円)
    • 経常利益: — (計画 363百万円に対し-228百万円)
    • 当期純利益: — (計画 231百万円に対し-168百万円)
  • セグメント別状況(2025年6月期 第2四半期累計実績)
    • オプティカル事業:
      • 売上高: 346百万円 (全体の61.3%を占める)
      • セグメント利益: 55百万円 (セグメント利益率 16.1%)
    • 機器開発事業:
      • 売上高: 2百万円 (全体の0.4%を占める)
      • セグメント利益: -57百万円 (セグメント利益率 -%)
    • ライフサイエンス事業:
      • 売上高: 28百万円 (全体の5.0%を占める)
      • セグメント利益: -18百万円 (セグメント利益率 -65.8%)
    • 電子科学事業:
      • 売上高: 187百万円 (全体の33.1%を占める)
      • セグメント利益: 1百万円 (セグメント利益率 0.7%)

業績の背景分析

  • 業績概要:
    • 売上高は前年同期比で微増。
    • 売上総利益率は改善。
    • 第2四半期単独で見ると、前年同期比で増収増益。
  • 増減要因:
    • 売上総利益率の改善があったものの、生産性向上や研究開発促進を目的とした人員増に伴う人件費の増加により、営業利益、当期純利益などの利益は前年同期比で低下した。
    • 第2四半期においては、製造難易度の高いミラーの出荷が増加したことで工数が増加し、売上総利益率が低下した。
  • 競争環境:
    • X線ミラー市場において、2018年度以降4年間の実績では、当社の技術を適用したミラーの売上本数が市場全体の57.3%を占め、特に高精度ミラーにおいては100%の市場シェアを持つとしている。
  • リスク要因:
    • 本資料に含まれる将来の見通しに関する記述等は、現時点の情報に基づき判断されたものであり、内部・外部要因等により変動する可能性がある。

戦略と施策

  • 現在の戦略:
    • 長期成長戦略「Innovation2030」を推進。これまでのニッチトップ戦略で培った独自技術を、半導体分野のような大規模市場や成長が見込まれる再生医療分野に適用・展開することを目指す。
    • 事業領域の拡大と既存事業の深耕を2つの主要施策とする。
    • 積極的なM&A(連結売上1,500億円目標のうちM&Aで40億円)とパートナー企業との共同開発を含むオープンイノベーションを推進する。
  • 進行中の施策:
    • オプティカル事業: 中国を含むアジア市場の旺盛な受注を背景に受注残を積み上げ、収益貢献を目指す。国内・欧米でも先端放射光施設のアップグレード、半導体・宇宙分野向け高精度光学部品の受注増加に注力。
    • 機器開発・ライフサイエンス事業: 下期偏重の売上を見込んでいる。次世代加工・研磨装置(プラズマCVM、PAP、ECMP、CARE)の実用化開発、自動細胞培養装置の市場展開を進める。
    • 電子科学事業: 主力装置の売上が順調に推移。国内半導体業界からの主力製品「TDS1200Ⅱ」の受注が増加しており、来期以降も期待される。中国市場での装置販売実績を伸ばし、市場拡大を目指す。
  • セグメント別施策:
    • オプティカル事業:
      • フェーズ1「成長のための土台作り」: 放射光用ミラーの新製品展開(回転体ミラー、形状可変ミラー、X線用結晶部品など)。
      • フェーズ2「成長の推進」: 半導体関連光学部品の開発・展開。
      • フェーズ3「目指す姿の実現」: 半導体関連光学部品の拡販(高精度ミラー)。
    • 機器開発事業:
      • フェーズ1「成長のための土台作り」: プラズマCVM、PAP、ECMP装置の早期売上形成。
      • フェーズ2「成長の推進」: 半導体市場へのタイムリーな参入、パワー半導体基板向け各種研磨装置の販売。
      • フェーズ3「目指す姿の実現」: 次世代半導体や化合物半導体ウェハ向け加工・研磨装置の本格導入、売上貢献。
      • (株)東邦鋼機製作所との共同開発(CARE加工技術)、(株)EX-Fusionとの技術連携(レーザー核融合施設向け製品)を推進。
    • ライフサイエンス事業:
      • フェーズ1「成長のための土台作り」: 自動細胞培養装置「MakCell」の販売拡大。
      • フェーズ2「成長の推進」: 認知症・脳梗塞等治療に用いる骨髄液分離装置の開発・試験販売。
      • フェーズ3「目指す姿の実現」: 再生医療等製品製造のための独自細胞培養装置や、医療機器としての骨髄液分離装置の市場展開。
      • 当社の培養技術CELLFLOAT®を治療展開(間葉系幹細胞を用いた細胞事業、培養軟骨を用いた再生医療)。
    • その他事業(子会社とのシナジー、M&A):
      • 電子科学株式会社の営業網を活用した製品拡販、新製品共同開発。
      • M&Aによりシナジー(オプティカル、加工・分析・検査、ライフサイエンス分野)を創出し既存サービスの成長を加速。

将来予測と見通し

  • 業績予想(2025年6月期 通期連結計画)
    • 売上高: 2,640百万円 (前年同期比 +3割増を見込む)
    • 売上総利益: 1,593百万円
    • 営業利益: 365百万円
    • 経常利益: 363百万円
    • 純利益: 231百万円
    • 根拠: アジア市場の旺盛な受注を背景としたオプティカルの受注残増加、来期以降の収益貢献見込み。主要セグメントの売上動向(オプティカル、電子科学が順調、ライフサイエンス・機器開発は下期偏重)を基に。
    • 課題: 原価上昇と開発投資の影響により、利益率は若干低下を見込む。
  • 中長期計画(Innovation2030)
    • 目標: 2030年連結売上高150億円、経常利益率25%を目標とする。
    • 成長戦略: 年平均成長率(CAGR)30%以上を目標とし、事業領域の拡大、新規事業の立ち上げに注力。経常利益率25%以上の高い収益性を確保し、持続的な利益成長を実現する。

製品やサービス

  • 製品:
    • オプティカル事業: X線ナノ集光ミラー、X線高精度形状ミラー、形状可変ミラー、チャネルカット結晶、各種光学部品。
    • 機器開発・ライフサイエンス事業: 次世代加工・研磨装置(プラズマCVM、PAP、ECMP、CARE)、自動細胞培養装置、バイオ関連研究支援装置、レーザー核融合関連製品(形状可変ミラー、マニピュレーター等)。
    • 電子科学事業: 昇温脱離分析装置(TDS1200Ⅱ)、昇温脱離水素分析装置(Cryo TDS-100H2)。
  • サービス:
    • ライフサイエンス事業において、自動細胞培養装置の製造販売に留まらず、細胞を必要とする事業や再生医療に関するコンサルティングを含め、自動細胞培養に関するトータルソリューションを提供する。
    • 電子科学事業における受託分析業務(水素検出、シリコン試料高性能温度測定)の拡大。
  • 協業・提携:
    • 大学や公的研究機関との共同研究を積極的に実施。
    • 機器開発事業において、(株)東邦鋼機製作所(CARE加工技術)および(株)EX-Fusion(レーザー核融合施設向け製品)との共同開発や技術連携を進めている。

重要な注記

  • リスク要因: 本資料に記載されている将来の見通しに関する表明は、現時点における情報に基づき判断されたものであるため、将来の出来事や状況を反映したものではない。既知または未だ知られていないリスクや不確実性により、結果が異なる可能性がある。
  • その他: 公的機関からの委託開発や助成金収入は累計で約9億円に達し、多くの省庁や研究機関から技術力が評価されている。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 3446
企業名 ジェイテックコーポレーション
URL http://www.j-tec.co.jp
市場区分 プライム市場
業種 建設・資材 – 金属製品

このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.0)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By ジニー

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